クリスマスコフレとは、10月下旬から11月上旬にかけて多くの化粧品メーカーが販売する化粧品の詰め合わせです。
クリスマスコフレを見ると、化粧品に興味がなくても買いたくなった経験がある方も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、クリスマスコフレの経済効果について紹介します。化粧品に興味がない方がクリスマスコフレを買いたくなる理由に関しても紹介しているので、ぜひご覧ください。
クリスマスコフレの経済効果は？
クリスマスコフレに限らず、バレンタインデーやハロウィンなどと比較してクリスマスは経済効果が高いイベントです。
2015年の日刊ゲンダイの記事によると、2014年度のバレンタインデーが1080億円、ハロウィンが1100億円であるのに対し、クリスマスの経済効果は6740億円であると明らかになっています。（※1）
つまり、クリスマスはほかの季節イベントと比較して6倍以上も高い経済効果があるのです。
では、クリスマスがある12月の化粧品産業の販売額はほかの月と比較してどれぐらいなのでしょうか？
経済産業省によると、2021年12月の医薬品・化粧品の販売額は13兆860億円と1年で最も高く売り上げていると判明しています。（※2）
もちろんクリスマスコフレ以外の化粧品や医薬品などの売上も影響していますが、クリスマスコフレも12月の売上に大きく貢献しているといえるでしょう。
なぜなら、クリスマスコフレの売上は公表されていませんが、経済効果が低い商品は多くの利益が得られないため、毎年販売されないからです。
化粧品に興味がなくてもクリスマスコフレを購入したくなる心理
クリスマスコフレを購入したくなる理由として、以下の3つが挙げられます。
- 自分へのご褒美として
- お得だから
- 限定商品が欲しいから
自分へのご褒美として
クリスマスコフレを購入したくなる理由の一つとして、自分のご褒美にしたい心理が挙げられます。
NARSやSABONなど多くのクリスマスコフレを販売している化粧品メーカーは、価格が高い傾向にあります。
普段は価格が高くて中々購入できないものの、1年の終わりに頑張った自分へのご褒美として購入する女性が多いのです。
1年の始まりに売り出すわけではなく、1年の終わりに販売するからこそ多くの女性が常日頃のご褒美として購入したくなるのでしょう。
お得だから
クリスマスコフレを毎年購入している方からすると、1万円越えの商品もあるため、価格が高いイメージをもっているかもしれません。
しかし、クリスマスコフレでは単品だと5,000円近くする商品が5つほど入っていて1万円で購入できる場合が多いため、かなりお得な商品といえるでしょう。
例えば、2022年11月10日発売のSABONの「リップケアギフト」のクリスマスコフレは6,050円（税込）で購入可能です。（※3）
「リップケアギフト」のセット商品である「リップポリッシャー 5g」は3,080円（税込）（※4）、「リップビューティーオイルローズ・ペダル 10ml」は3,300円（税込）で販売しています。（※5）
つまり、「リップケアギフト」の場合は、それぞれ単品で購入するよりもクリスマスギフトを購入したほうが380円もお得なのです。
今回例に出した「リップケアギフト」の場合は、セットの中身が2種類であったため、そこまで価格の差がありませんでした。
しかし、クリスマスコフレセット商品が多ければ多いほどよりお得に購入できるかもしれません。
上記のようなお得感から女性たちはクリスマスコフレに惹かれ、購入する方が多いのでしょう。
限定商品が欲しいから
限定商品が欲しいからクリスマスコフレを購入している方も多いでしょう。クリスマスコフレは、季節限定色がセットに多く含まれています。
それに加えて、クリスマスコフレは毎年デザインや中身が異なっているので、その時期を逃してしまうと二度と商品を購入できなくなります。
そのため、この時期を逃すと二度と入手できないプレミアム感からついつい購入してしまう女性が多いのでしょう。
限定パッケージが可愛かったり。二度と入手できない商品がクリスマスコフレとして販売されていたりしたら、普段使用しない化粧品でもつい購入したくなってしまいますよね。
まとめ
クリスマス自体がほかの季節と比較して経済効果が6倍以上も高いイベントです。そのため、必然的にクリスマスコフレそのものの経済効果も高いといえるでしょう。
また、化粧品に興味がない方でもクリスマスコフレを買いたくなる心理として、お得さや限定商品が欲しいからなどの理由が挙げられます。
クリスマスコフレは、1万円以上の商品もあるため価格が高いように思えますが、それぞれの商品を単品で購入するよりもかなり安く価格設定がされていますよ。
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