北陸製菓のビーバー再販!八村選手効果で大人気のスナック菓子とは

はじめに

北陸製菓のビーバーというスナック菓子を食べたことはありますか。
とても美味しい、珍しいという商品自体の魅力だけではなく、巷を騒がせているのは有名アスリートが関係しているからなのです。
 
少し気になる北陸製菓のビーバーは、今や生産が追いつかないほど人気のあるお菓子に。
では今回は、ある人のおかげで北陸製菓の売り上げがぐんとアップしたお話をご紹介します。
 

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北陸製菓のビーバーについて


金沢市にある北陸のソウルフードとも呼ばれている北陸製菓の「ビーバー」は、1970年の発売以来、根強いファンに愛されて当時のレシピをずっと守り続けている揚げあられです。
 
パッケージには可愛いビーバーのキャラがプリントされ、懐かしい駄菓子のようなイメージ。
ビーバーという商品名がついた由来は、1970年の大阪万博のカナダ館で展示されたビーバー人形の歯が、お菓子を2本並べた姿に似ていることで決まったという裏話があります。
 
この時期、スナック菓子の売り上げは好調。
ステイホームで最近食べすぎてしまったという人は多いはずです。北陸製菓のビーバーが注目され始めたのは、実はかなり前からのことです。
 
ちなみにキャラのビーバーのプロフィールは、年齢50ビーバー歳。人間でいうと5歳くらいだそうです。
特技は水泳、揚げあられのお手伝いで、趣味は揚げあられのつまみ食いなのです。
 

日本人初のNBAプレーヤードラフトで一気に有名に!

北陸製菓のビーバーは地元の人をはじめ、長年愛されているスナック菓子なのですが、世界的に一気に注目を集めるきっかけになったのが、日本人で初めてNBAドラフト1巡指名されワシントンのウィザーズの八村塁選手のおかげ。
 
体格のよい選手が多いアメリカのバスケで活躍するのが八村選手ですよね、日本人とアフリカ人のハーフで、本場バスケの国でも全く見劣りしないほどの活躍ぶりです。
 
その八村塁選手が、チームメートに北陸製菓の白エビビーバーを紹介したことで、このスナック菓子が一躍有名に。
一人のアスリートのおかげで、北陸製菓には嬉しい経済効果がもたらせられたのです。
 
白エビビーバーは、オリジナルのビーバーのシリーズで白エビ風味。
八村選手に勧めてもらった同じチームのメンバー、トロイ・ブラウンJr選手が、自分のインスタグラムでビーバーを紹介したことでグローバルデビューしました。
 
日本人がこよなく愛するエビ風味のお菓子が、なんとアメリカのトップアスリートにも認められたということなのです。
 
このインスタグラムで紹介されて以来、ビーバーが飛ぶように売れ、同社の他の製品製造も間に合わなくなり、一時製造を中断したほど。
食べたいけれど買えない状態が続き、さらに希少価値がついたともいえますね。
 

この時期に経済効果があったお菓子


北陸製菓のビーバーは、八村選手による効果で製造が追いつかないだけでなく、さらに2020年から多少の影響はあったようですが、製菓市場はステイホーム生活のおかげで経済効果がかなりあったといわれています。
 
たとえばグミやガムなどは、売れ行きががくんと減ったお菓子のひとつ。
その理由は、通勤や通学でいつも食べるスナック菓子が不要になった背景が考えられます。
 
逆にチョコレートやクッキー、スナック菓子は、在宅勤務が定着して購入数が急激に増加しました。
スナック菓子は小容量よりも、大きなファミリーパックサイズが好評で、主要商品を大袋で展開するメーカーも増えてきたのです。
 
このような時代でライフスタイルが変化したことは、スナック市場にもあらゆる経済的な影響があったことは間違いありません。
 

再販決定したビーバーが再びトレンドに!

なかなか買えないものほど欲しくなるのが人間の心理。
売り切れたものだと思うとより欲しくなるのは、心理学では「希少性の原理」と呼ばれ、売れ切れるほどの理由を知りたくなり、さらに欲しくなる仕組みがあります。
 
北陸製菓のビーバーも、八村選手の経済効果により手に入らない商品となってからは、とてもレアな存在に。本来は地元北陸だけで販売されたビーバーも、エリアを広げて販売されたほどです。
 
しばらくビーバーの話を聞かなかったと思っていた人もいるかもしれませんが、実は2021年5月末よりビーバーの「ノドグロ味」の復活が決定しました。
 
生産が追いつかなかったビーバー。ノドグロ味はスダチのさっぱりしたアクセントで、揚げ菓子がさらに美味しい仕上がりになっています。
 
北陸といえばノドグロというように、地元を活性化するための武器にもなるでしょう。
さらにカレー味も復刻し、これからは2か月に1度の頻度で新商品を発売するプランもある様子。
八村効果は歴史のあるスナック菓子にも、大きな経済効果を与えてくれました。
 

まとめ

増産体制が整ってきた北陸製菓は、ビーバーをもっと多くの人に楽しんでもらおうと、ユニクロとのタイアップ商品や父の日ギフトセットなど、さまざまな販売戦略を展開しています。
 
世界のアスリートが喜んだビーバーとはどのようなスナック菓子なのか気になる人は、メーカーのオンラインサイトでもオーダーができますので、ぜひ試してはいかがでしょうか。

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