恋愛マッチングアプリの市場規模は?いきなりデートの経済効果は3.1億円!

はじめに

恋愛マッチングアプリ、ご存知でしょうか?
ネットを使って出会いの場を提供するスマートフォンのアプリケーションで、“Tinder”の登場により有名になったかと思います。
 
パンデミックにより外出する機会が減った昨今、さらに注目を浴びていますよね。
今回はこの恋愛マッチングアプリによる経済への影響について、ご説明していきます。
 

LGBTQ+層の日本の市場規模を解説!こちらをチェック。

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子供を作らない夫婦生活。DINKsのメリットやデメリットはこちらをチェック。

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恋愛マッチングアプリの市場規模


出典:Cyber Agent
 
恋愛マッチングアプリの市場はここ数年、急速な成長を見せています。
市場規模は2020年には600億円を突破し、2021年には768億円となる見込みです。

さらに2023年には1000億円、2026年には2021年比約2.2倍の1657億円に拡大すると予測されています。
 
やはり、時代背景により「出会えない中でも出会える手段」を提供することとなってから、マッチングアプリ市場動向に一層の追い風をもたらしたことは間違いないでしょう。
 
パンデミック禍において、大手オンライン恋活・婚活マッチングサービス各社は新たにビデオチャットによるオンラインデート機能を実装させてもいるようです。

また、YouTubeやLINEの広告を活用したプロモーション活動が可能となったこともポイントといえます。
 

実際の若者の恋愛傾向

出典:PR Times
 
市場規模の拡大が予測されていることが判明しましたが、では、実際の恋愛マッチングアプリの利用状況はどんなものなのでしょうか。

マッチングアプリなびが発表した「若者の恋愛観調査2021」を見てみると、10代・20代の男女が出会いのきっかけが分かります。
 
大方の予想通り、「職場・学校」が81.6%と圧倒的支持を集めていますが、次点はネット経由の出会いとなっています。
 
職場・学校以外での出会い方では、恋愛マッチングアプリはSNSに次ぐ人気です。
また、恋愛をネットで行うメリットとしては、「出会いの数を増やせる」68.7%、「普段の生活圏では出会えない人に会える」59.3%が挙げられたようです。
 
幼少期からスマートフォンを目にし、手に取ってきた若者世代は、当然のごとくプライベートでもネットを駆使していますよね。
 
オフラインでの新しい出会いが増えにくい時代ということもあり、若者世代からの恋愛マッチングアプリへの信頼度はどんどんと高まっていくのではないでしょうか。
 

いきなりデートの経済効果は3.1億円

ここで、ひとつの恋愛マッチングアプリ“いきなりデート”に着目してみましょう。
“いきなりデート”はその名の通り、メッセージのやりとりなど面倒なことは一切なしで、いきなりデートが出来るというマッチングサービスです。
 
デートのお店まで手助けしてくれるのが魅力となっています。
また、完全審査制となっていて、ユーザーが最適な相手に巡り合うことを優先に考えられているのも特徴です。
 
スペックに注目している理由は、付き合う相手や相性のよい相手の条件は「会話のレベルや価値観が一致していること」が重要視されるからとのこと。
 
そんな“いきなりデート”はテレビ番組“マツコの知らない世界”でレストランへの経済効果3.1億円と紹介され、話題となりました。
 
これは経済効果をフェルミ推定したもので、まず前提として“いきなりデート”では月間4200組のデートが開催されていることを念頭に置いてください。
 
デートはランチデートとディナーデートのふたつに分かれており、ランチ・ディナー共に2000件ずつ行われているとします。
 
ランチでは平均予算1500円、ディナーでは平均予算5000円程度のお店が予約されることを踏まえて1ヶ月あたりのレストランへの経済効果を求めてみると、
 
2000(月間デート数)×2(人数)×(1500+5000)(値段)=2600万円
これに12ヶ月分をかけて年間の経済効果を算出すると、
 
2600(万円)×12(ヶ月)=3.12億円となります。
膨大な額に驚かれた方も多いのではないしょうか。
 

さらに人気が高まりそうな恋愛マッチングアプリ


出典:PR Times
 
“いきなりデート”の高い経済効果をご紹介しましたが、では、今後さらに躍進しそうな恋愛マッチングアプリはどれでしょうか。
 
マッチングアプリなびの「2021年確定版!出会いやすいマッチングアプリランキング」を見ていきましょう。
 
1位となったのは、会員数が圧倒的に多い“Pairs”です。
気軽な恋愛にも真面目な婚活にも向いており、幅広いニーズに対応可能な点が人気の理由として挙げられます。
 
2位の“Omiai”はその名の通り、より真剣な出会いを求める層に強い支持を得ていて、人気会員に「いいね」が偏らない仕組みや、迷惑会員への対策の徹底ぶりが特徴です。
 
“いきなりデート”と同様にスペック重視で、とりわけハイスペック層に焦点を当てている“東カレデート”も8位にランクインしました。
 
“Tinder”の登場により注目を浴びた恋愛マッチングアプリですが、さまざまな新興アプリが「出会いやすい」と評価されてきているのですね。
 

恋愛マッチングアプリ市場に要注目

今後もどんどんと拡大していくことが予想されている恋愛マッチングアプリ市場。
実際に10代・20代の男女にとって恋愛マッチングアプリでの出会いはごく当たり前のこととなっており、勢いがとどまることはないのでしょうか。
 
また、レストランへの3.1億円もの経済効果で注目された“いきなりデート”をはじめ、“Pairs”、“Omiai”といった多岐に渡る恋愛マッチングアプリが成長していきそうです。
 
パンデミック禍の波に上手く乗っているともいえる恋愛マッチングアプリ市場、動向を見守っていきましょう。

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