貯蓄ゼロの人は40%!?20代は45%が貯金ゼロ..残高を増やす3つのコツについて

はじめに


20代の頃は、まだ単身者で自由気ままな独身生活を送っていても、結婚や出産、子育て、マイホームなどライフイベントを考え出す30代、40代になると「お金が貯まらない」「いつまでたっても貯金ゼロ」と焦りを感じている人も多いのではないでしょうか。
一方で、しっかりと計画を立ててお金を貯めることに成功している人も確実に存在します。お金が貯まる人、そうでない人の間にはどのような違いがあるのでしょうか。そして貯金ゼロからでも復活は可能なのでしょうか。
この記事では、貯蓄ゼロの割合や毎月のお小遣い、さらに貯蓄ゼロから残高を増やすコツについて紹介します。今現在の残高がゼロの人も、この記事を参考にお金を貯める努力をしてみましょう。
 

コツコツと!貯金を2000万円貯めるコツはこちらをチェック。

https://research-online.jp/save/894/
 

貯金が苦手な人におすすめ!自動貯金アプリ「finbee」の仕組みはこちらをチェック。

https://research-online.jp/save/3582/
 

単身世帯の38%が貯蓄ゼロ

金融広報中央委員会が行った2019年の世論調査によると、「金融資産を保有していない=貯蓄ゼロ」と答えた人は、単身世帯では全体の38%を占めるという結果が出ています。実に5人に2人という高確率で貯蓄がないということになります。
この数字を見て「自分だけじゃなくてホッとした」という人も多いのではないでしょうか?
 
年代別に見ると、20代で45.2%、30代で36.5%、40代は40.5%、50代で37.2%となっており、各年代ともに全体の40~45%程度の単身者は貯蓄がないことがわかります。60代になってようやく29.8%まで下がっていますので、単身者では年齢とともに貯蓄が増えているということが言えるでしょう。
社会人経験が浅い20代は理解できますが、30代、40代、50代と何十年も働いている人であっても、資産を持たない世帯が4割近くいるというのが現状のようですね。
 

2人以上世帯でも24%が貯蓄ゼロ

では、2人以上いる世帯についても見てみましょう。2人以上世帯の場合、貯蓄ゼロという割合は、全体の23.6%となっています。単身者に比べると約14%も差があり、2人以上世帯の方が貯蓄があるという結果になっています。
年代別の割合は、20代で22.9%、30代は15.8%となっていますので、単身者よりも貯蓄できている世帯が多いことがわかります。続いて40代は18.7%、50代は21.8%となり、60代になると23.7%と増えています。
 
単身者の場合は年齢とともに貯蓄ゼロの割合が減っているのに対し、2人以上世帯の場合は年齢とともに貯蓄ゼロの世帯が増えているという結果です。つまり、年齢が上がれば貯蓄が必ずしも貯まるわけではなく、貯蓄ゼロから脱出するためには、正しい知識が必要ということが言えます。
 

老後必要な金額は2000万円以上必要。が4割

2019年に金融庁審議会の報告書において「年金だけでは老後資金が2000万円不足する」と公表されて大きな話題となったことを覚えていますか?
つまり、公的年金にプラス2000万円以上の貯蓄がなければ将来立ち行かなくなる、ということを意味するものです。
 
仕事を定年退職した後の生活資金について、20~40代の人がどう感じているかという調査報告書があります。それによると、貯蓄がいくらなら安心かという金額について、20代は「500万以上~1000万円以下」が22.4%と最も多く、30代は「1000万円以上~2000万円以下」が23.6%で、40代も同じ金額で25%となっています。
全体的に見ると、2000万円以上必要と答えた人が全世代で4割を占めており、人々が将来的に必要となる老後資金について大きな不安を抱いていることが伺える結果となっています。
 

お小遣いは20代が月3万円、30代も月3万円


毎月自由に使えるお小遣いについての調査によると、20代で33.7%、30代で37.6%、40代で38%とすべての年代で「1万円以下」が最多となっています。次に「1万円超~2万円以下」と「2万円超~3万円以下」が僅差となっており、「4万円超~5万円以下」と続きます。
なお、全年代の平均額を見てみると、20代は28,760円、30代でも26,684円という結果になっており、40代は増えたかと思いきや40代も27,085円で、全体的に平均額は月3万円程度です。
これらを前回行われた数値と比べてみると、20代では約3500円減少し、30代でも約4100円ほど少なくなっています。これは働き方改革により残業が減ったものの、収入も比例して減ってしまったためにお小遣いに影響したと考えられます。
 

貯蓄ゼロの方が残高を増やす3つの方法

20代から50代までの年代別、単身・2人以上別の貯蓄事情やお小遣い事情を見ると、年齢が上がるからと貯蓄が貯まるわけではないことがハッキリと理解できますね。貯蓄ゼロを打破するためには、残高を増やす努力はもちろん、ノウハウを知っておくことが重要です。
貯蓄ができる人とできない人の大きな差は、何だと思いますか?当然、収入の大きさもあるかもしれませんが、根本的な違いは、残高を増やす方法を知っているかどうかに尽きます。そしてその方法とは、「無駄遣いを防ぐこと」と「収入を増やすこと」です。
「そんなことで増やせるの?」と言われてしまいそうですが、意外にこれができていない人が多いのです。将来的に必要となる2000万円に到達するためにも、貯蓄を増やす方法を知った今日からでもできることから実行してみましょう。
 

貯蓄ゼロの方が残高を増やす方法1.毎月出ている金額を知る

貯蓄の残高を増やすためにまず行うことは、毎月自分がどれだけお金を使っているかを知ることです。常にお金が貯まらないと言っている人のほとんどが、自身の支出を把握できていないことが貯められない原因です。
お金があるだけ「まだ大丈夫」と思って使ってしまうために、給料日前には金欠になり、また給料が入れば豪快に使ってしまうのです。
 
毎月いくらお金が入り、どれだけ出ていくのか、キャッシュフローを知ることで、自分が毎月どれほどの額を必要としているのか、また無駄遣いについても知ることができます。
特に、キャッシュレス社会となった現代では、お金が手元になくても簡単に決済できてしまいますので要注意です。現金や電子マネー、クレジットカード、銀行の引き落としなど、総合的なお金の流れを把握しておきましょう。
 

貯蓄ゼロの方が残高を増やす方法2.キャッシングをしない

キャッシングを利用したことはありますか?給料日前に懐が寂しいときや、急な入用の際にとても便利です。
ですがキャッシングはあまりに簡単にお金を借りれてしまうため、計画的に利用しないと命取りになってしまうことを認識しておかなければいけません。
 
「どうせ給料日に返済できるのだから問題ないだろう」と安易にキャッシングを利用すると、自分がどれだけお金を使っているかどんどんわからなくなり、感覚が麻痺して金額も膨らんでしまう危険性があります。
そうなると後の祭り、他から借り入れて返済する自転車操業状態に陥ってしまいますので、危険を避ける意味でもキャッシングは利用しないようにしましょう。使えるお金がある分だけ使い、お金がなければ使わないという感覚が大切です。
 

貯蓄ゼロの方が残高を増やす方法3.給料とは違った収入の柱をつくる

今の給料だけではどう計算しても2000万円には到達しないという場合には、給料とは違う収入源を作り出す必要があります。いわゆる「副業」「副収入」と呼ばれるものですが、その方法はいくつもありますので、自分に合ったものを選択しましょう。
 
例えば、株式投資や不動産投資など、資金を運用する方法も人気です。投資なんて50代や60代など裕福な人がするものというイメージがありますが、近年ではサラリーマンが投資を行う話は珍しいことではありません。あるいは、今急激に人口が増えている在宅ワークを就業時間外にするという方法もあります。
業種も豊富でマッチングサービスを利用すれば簡単に見つけることができますし、自分の特技を活かして収入を得ることができます。
 

貯蓄ゼロの人は40%!残高を増やすコツについて まとめ

貯蓄ゼロの単身者は全体の4割、しかも20代の人は45%もの人が貯蓄がないという結果でしたが、あなたはどのように感じましたか?
将来的に必要となる老後資金は2000万円と回答する人も4割もいますので、今貯蓄がゼロの方も、貯蓄を増やす努力をしなければいけません。貯蓄を増やすには、まず自身のお金の使い方から見直してみましょう。できるだけキャッシングは利用せず、自分の身の丈にあった支出額に抑えることが大切です。
 
今の収入が不足という場合には、本職の収入源とは違う、新しい収入源を探してみてはいかがでしょうか?
現在は副業ブームの影響もあり探しやすくなっていますし、マッチングサービスの利用が便利でおすすめです。将来安心して暮らせるように、今から対策を立てて実行してみてください。

この記事が気に入ったら
フォローしよう

最新情報をお届けします

Xでフォローしよう

おすすめの記事