株の売り時はいつなら安全?ビギナーが慌てず判断するポイントについて

はじめに

株の売り時はいつがよいのか、初心者にとって見極めがとても難しいところですよね。
リスクを減らすためにも、わずかな利益でもいいからすぐに売りたいと守りの体勢に入ってしまう人や、できる限り利益を出したいと頑張る人など色々。
 
どのような戦略があっても、株の売り時がいつかをきちんと理解しておかないと後悔することもあります。
そこで今回は、ビギナーが失敗しやすいポイントをおさえ、株の売り時をいつにするべきかを考えていきましょう。
 

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株の注文方法の種類について


株の売り時はいつかを判断する前に、まず選択しておくことは「注文方法」。
店頭やネット、アプリなど、どのルートで売る際にも注文方法(売り方)の選択が必要になります。
 
それぞれの注文方法を理解しておけば、最適なスタイルを選択でき、利益を出せる可能性も高くなるでしょう。
そこでまずは知っておきたい主な3つの注文方法についてご説明します。
 
ひとつめは「成行注文」と呼ばれる方法。
株を購入した時よりも値が上がり、今すぐに売って利益を確定させたい時にオススメです。
 
この場合は、買い手の注文数が売り注文より少ないと、意外と少ない金額での取引になる可能性があるのでご注意ください。
 
次は「指値注文」と呼ばれる方法で、事前に株価を指定して株価が上昇し、買い手が現れた時に自動的に売るスタイルです。
正確な目標利益を出すメリットがありますが、株価が下がると売買成立しないリスクもあります。
 
もうひとつは「逆指値注文」と呼ばれる方法で、事前に株価を指定して利益が確定できる値段で、自動的に売り注文がかけられる方法。
株価のチャートにずっと張りついていられない人には便利な方法になるでしょう。
 

注文した後はどうなるか

洋服や食べ物を買うように、消費者は同じ質のものをできれば低価格で買いたいと思うのが本音ですよね。
株の売買もいくらで買いたいか、もしくは売りたいかという値段がまちまちです。
 
証券取引所では、株を買いたいという「買い注文」に対しては一番値段が高いもの、「売り注文」は一番安い値段を優先する「価格優先の原則」があります。
 
たとえば特定の株。
売りたい人が大勢いたら、その中でも一番安い価格を提示している人と、一番高い値段で買いたい人を結びつけることが必要です。
 
もうひとつ証券取引所の原則として行われるのが、早く注文した人を優先して売買成立させる「時間優先の原則」。
 
このような原則に基づき、売り手と買い手の希望値段がマッチすると売買成立となりますので、需要と供給のバランスは市場動向にかなり影響があるといえますね。
 

投資先の業績で判断する


株の売り時はいつが安全なのか、判断要素はたくさんありますので、全て理解するのはビギナーには難しいかもしれません。
まずわかりやすい売り時のポイントとしては、投資先の業績が落ちた時。
 
株価は基本的に配当を期待する投資家から、株がたくさん買われて株価が上昇します。
このため業績が落ち込み、将来性があまりないと判断されると、継続的な売上高が続くので株の売り時のタイミングになるでしょう。
 
投資先の経営状況などは、会社四季報に記載されてあるので確認しておくと安心です。
また投資先内部で不祥事、コンプライアンス違反などのトラブルが生じた時にも株価が下がるリスクがありますので、損しないためにも売却を検討してください。
 

板情報をチェックする

ビギナーにとって、株の売買に関する情報収集はとても膨大で、何を知っておくべきかという判断が難しいですよね。
株の売り時がいつかわからない時は、「板情報」を参考にすることもオススメです。
 
板情報とは、どの値段で売買がされているかわかるもの。
真ん中の値段をはさみ、売りと買いのそれぞれの注文数が値段ごとに書かれてあります。
 
指値注文でどれくらいの数が出ているか知りたい時は、一目瞭然といえるでしょう。
板情報は真ん中の気配値をはさみ、売気配株数と買気配株数がそれぞれの値段で数が記載されてあるもの。
 
たとえば気配値1000の売気配株数欄に2,000という数があったら、1000円の指値で2,000株の売り注文が出ていると読むことができます。
 
板情報では、買い注文が売り注文を上回る時は株価上昇の予想も可能なので、板情報の基礎的な読み方を知っておくと、売るタイミングが見つけやすくなるかもしれません。
 

長期保有と短期保有について

株の売り時はいつか、買った値段よりも高い時期に売ることは間違いありませんが、株を保有する期間も事前に考えておくことも大切です。
 
長期保有は投資先の将来性を見込んだ投資。
一般的には1年以上株式を保有します。
株主配当や優待などがメリットですが、すぐに利益につながらないため注意が必要でしょう。
 
逆に話題性のある企業など、長くても2か月程度短期保有する場合は、利益がすぐ得られる可能性もあります。
しかし短期的な売買は株価が急落することもあるので、リスクについても理解しておきましょう。
 

まとめ

株の売り時がいつかを判断するには、時事ニュースや証券会社のセミナーなどに関心を持つこともよいでしょう。
いくらまで損できるか、そんな視点からも自分のルールを決めておくと安心かもしれません。

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