建売住宅は売れない?売却するなら注文住宅と建売住宅どっちを買うべきか?

不動産/保険

家を購入する際に、将来売却することを考えながら物件を探す人は多いですよね。その際に一部で建売住宅は売れないという話があるようですが、オーナーにとって将来的に資産価値が上がるのは、建売住宅か注文住宅かどちらなのでしょうか。

今回は家を購入する際に知っておくと得するポイントについて、詳しくご説明しましょう。

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住宅市場で人気があるのはどっち?

建売住宅は売れないという反面、建築される住宅のデータによると、2019年は建売住宅が注文住宅の約2倍の割合で建築されています。ということはそれだけ需要も期待できるということ。

2億円の建売住宅が即日完売するニュースがあるように、こだわりを持った家を欲しがる人は近年増加しているようです。建売住宅と注文住宅の一番の違いはコスト。

建売はデベロッパーが広い敷地を購入して、区画ごとに区切り住宅を複数建築するため、費用が抑えられることがメリットでしょう。注文住宅はオーナーの要望に合った建築をするため、間取りなど設計をはじめカスタムメイドになるため費用が高くなります。

工事期間も注文住宅は時間がかかりますので、すぐに入居したいなら建売住宅のほうがいいでしょう。それぞれメリットとデメリットがありますが、現状では圧倒的に建売住宅の戸数のほうが全国的に多いのは確かです。

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売却が有利なのは建売?

戸建ては建売と注文の2種類。将来的に売却する際の資産価値を考える場合は、さまざまな判断基準を意識することが大切です。中古建売住宅が売れないということは決してなく、逆に売却しやすさでは注文住宅よりも建売住宅のほうが有利な点もいくつかあります。

一番の理由として、住宅会社は売却しやすい住宅を作っていることがポイントのひとつ。中古物件になっても売れる「商品」として設計や立地などを考えていますので、住み替えを計画して物件を購入する際は、建売住宅のほうがメリットになるかもしれません。

注文住宅のほうが質がよいというイメージはありますが、昔の建売住宅の安っぽい印象はなくなり、満足度の高い家が近年増えています。注文住宅は大きい家が多く、自由に家の広さや間取りを考えられる反面、違う家族には適さない可能性も。

大きすぎる家だと、価格が高すぎて売却しにくくなることも考慮しておきたいですね。注文住宅はオーナーのこだわりが詰まった家でとても素敵ですが、将来市場で人気を維持するためには、デベロッパーが設計する建売にはかなわないところはあるようです。

新築建売住宅で売れない物件について

これから建売住宅の購入を検討している人は、すでにさまざまな物件をチェックしているはずですが、気になるのは売れ残りの新築建売住宅。郊外にまとまって複数建築された住宅の中で、なぜか売れずに残っている物件がたまにありますよね。

長期間売れ残っている物件には何か理由があるのか…という不安や疑問は多くの人が抱くはず。購入する際にチェックしておきたいのは、売れ残った原因についてです。

たとえば分譲価格が高いことや、タイミング的に建売住宅がそのエリアで供給過剰になっている、また物件自体に売れない理由があるといった可能性もあるので、ホームインスペクションを依頼して調査することも方法です。

物件によっては、住宅ローンに積極的ではない物件や融資枠が低いケースもあるので、売れ残る理由についてはできるだけ明らかにしておきましょう。

 

長期的に売れない建売を買う場合のポイント

建売住宅は将来売れないという不安は注文住宅よりも少ないので、投資的に考えることも可能かもしれません。住宅市場で見かける長期的に売れない建売住宅は、交渉次第で値下げが可能なケースもありますので、予算内で上手な買い物ができる可能性も。

ただしこのような住宅を買う場合は、強気で値下げ交渉してしまうと取り合ってもらえない場合もあるので注意しましょう。売れない建売は売主が大幅値下げすることがよくありますので、気になる物件情報は随時チェックしておきたいですね。

また売れ残りの建売住宅は、必ずしも施工不具合があるとは限りませんので、売れ残る理由が許容範囲内かどうか最終的には自分の判断が必要です。

1年以上も売れ残っている建売住宅は劣化も進みますので、中古住宅扱いになってしまう場合も。あらゆる視点から考え、売れ残る建売住宅を買う場合は施工不具合をまずチェックして、不動産業者に相談してみることもオススメです。

 

建売住宅のライバルはマンション!

建売住宅は注文住宅よりも建築数は多く購入者も多くなっていますが、家を購入する際に建売住宅のライバルになるのは「マンション」です。

駅から近い利便性、管理の手間が戸建てよりも少ないこと、さらに分譲マンションやデザインや設備仕様が充分整っていますし、家族の人数に合わせて選びやすいこともメリット。

不動産投資の対象としても近年人気がありますので、将来的な価値を考える場合は建売かマンションかという比較をすることもいいかもしれません。

 

まとめ

建売住宅は将来売れないことはありませんが、購入する際に売却しやすい間取りやエリアなどを意識することは大切かもしれません。購入金額よりも高く売却したいのは、多くの人が狙うところだといえるでしょう。

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