子どもを作らない夫婦生活。勝ち組とも称されるDINKsのメリット/デメリット

子どもを作らない夫婦。DINKsとは?

Double Income(夫婦2人の収入)、No Kids(子どもがいない)の頭文字を取った言葉「DINKs」。
子どもを作らない選択をした共働きの夫婦のことを指します。
 
これまでの家長制度が過去のものとなり、女性が社会で働くことが当たり前となった時代。
晩婚化により人生の選択肢の1つとして挙げられることも多くなりました。
夫婦2人で平等に生活していくという進歩的な家族の形は注目を浴びており、勝ち組と称されることもあります。
 
意識的に子どもを作らないという考え方や価値観を指すため、結婚してまだ日が浅く子どもがいない夫婦や、なんらかの事情により子どもを持つことができない夫婦などは通常、DINKsに含まれません。
 
ただし、最近では解釈の範囲も広がっているため、結婚して数年が経った子どものいない夫婦のことをDINKsと呼んでも問題ないようです。
 

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DINKsのメリット


まずは、DINKsのメリットを見ていきましょう。
夫婦2人だからこそ、大切な人と一緒にいるという意味を深く感じられるかもしれません。
ほかには具体的にどんな利点があるのでしょうか。
 

DINKsのメリット①生活が安定する

共働きのため、1人で生活費を稼ぐよりも収入は安定します。
お金に余裕があるので気持ちにも余裕が生まれ、十分な貯金も可能です。
子ども1人が大学卒業までに必要なお金が2000万円ほどと言われますので、その分を2人の生活に回すことができます。
 

DINKsのメリット②自分の時間や夫婦の時間を持てる

子どもがいるとどうしても家族の時間が大部分を占めることになります。
DINKsなら独身時代と変わらずに趣味の時間を持つことが可能です。
夫婦で休みを合わせて優雅に旅行をする、なんてことも容易いのです。
 

DINKsのメリット③夫婦双方がキャリアを形成しやすい

子どもを作る選択をした場合、特に女性は出産・育児のために退職あるいは休業する必要が出てきます。
そして、いざ復職という時にはキャリアダウンとなってしまうケースが多くあるのです。
 
子どもを作らない場合には、フルで勤務を継続することができ、社会的役割も増えるでしょう。
キャリアアップを目指す夫婦にとって、DINKsという生き方は追い風となります。
 

DINKsのメリット④別居婚や週末婚が実現しやすい

子どもがいる場合、別居婚や週末婚を続けることは難しくなります。
でもDINKs夫婦であれば、離れて暮らすことも容易いです。
 
それぞれの仕事の都合などを優先して、週末だけお互いの自宅に出向くという週末婚は、近年人気のあるスタイルです。
夫婦であってもプライベートを確保したいという方には、DINKsという生き方は向いているでしょう。
 

DINKsのメリット⑤福利厚生や遺族年金が受け取れる

子どもを作らないのであれば、籍を入れない同棲や事実婚でよいのでは?と思う方も多いと思います。
しかし、夫婦になると手当としてお金をもらう機会が増えるのです。
 
一般企業の多くは結婚している世帯主に家族手当を支給しています。
また、老後にどちらかが先立った場合も、遺族厚生年金を受け取ることができるのです。
 

DINKsのデメリット


DINKsという生き方の魅力をご紹介しました。
では一方、デメリットはどうでしょうか。見ていきましょう。
 

DINKsのデメリット①ハラスメントに遭う

まだまだ子どもがいるのが当たり前と思う人達もいるのが現実。
 
「子どもを作らないのに結婚した意味あるの?」
「子どもがいなくて楽そうだね」
「少子化なのに、なんで子どもを作らないの?」
 
などなど、いろんなことを言われるでしょう。
特に親御さんには「孫の顔を見せて」と言われる可能性も高いです。
理解を得るのには時間が掛かるかもしれません。
 

DINKsのデメリット②友人と話が合わなくなる

長い付き合いの友人はどんどんと子どもを作っていくでしょう。
会話は子どもの話中心となり、噛み合わなくなることも多そうです。
 
子ども連れで遊ぶ機会が増えると、だんだん疎遠になっていくかもしれません。
子どものいない友人を新たに作ることで、寂しさは回避できます。
 

DINKsのデメリット③離婚を考えやすい

子どもがいると、ちょっとやそっとのことでは家庭を守ろうという信念は変わりません。
育児や養育費などの問題もあり、すぐに離婚できる訳ではないのです。
 
しかし、夫婦2人の場合はそれぞれの事情により離婚を意識しやすくなります。
お互い金銭的にも自立しているので、離婚届を出すだけで離婚が成立します。
 

DINKsのデメリット④相手の不倫に気付きづらい

DINKs夫婦は子どもがいる夫婦と比べて、自由度が高く束縛が少ないです。
自分の時間を確立できるというのはメリットですが、相手がその時間に何をしているのか把握できなくなりがち。
お互いの信頼関係があってこそDINKsというスタイルが成立する訳ですね。
 

DINKsのデメリット⑤老後に子どもが欲しくなる可能性

若い頃は仕事が忙しく、プライベートが充実していて寂しくならなかったかもしれません。
夫婦2人の時間を大切にできることは大きなメリットだったでしょう。
 
しかし、老後になって周りにいる子持ちの友人夫婦などを見ていると、羨ましく感じられることも。
子どもが作れない年齢になってから、子どもが欲しくなる可能性もあります。
 

DINKsという生き方まとめ

DINKsのメリットとデメリットをご紹介しました。
子どもを作るか作らないかは人生において重要な選択となってきます。
 
金銭的な問題によりDINKsを選ばざるをえない夫婦や、子育てをする自信がない、子どもが苦手といった精神的な理由でDINKsの道を歩む夫婦もいます。
 
また、女性が高齢という理由でDINKsを選ぶパターンもあるでしょう。
後悔のない人生を送れるよう、DINKsというスタイルも選択肢に入れつつ、将来のことを考えてみてください。
 

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