日本株市場動向:2024年3月12日取引概況- 日経平均の一時大幅下落からの回復、その背後にある要因

2024年3月12日の東京株式市場は、一日を通じて波乱含みの動きを見せました。市場は開始直後から半導体関連銘柄を中心に売り注文が集中し、日経平均株価は一時、500円以上の下落を記録。これは、直前にニューヨーク市場でハイテク株が下落した影響を受けたものです。しかし、その後の取引では、円安の進行や日本企業の業績改善への期待感から、売られ過ぎた銘柄への買い戻しが活発化し、市場は下げ幅を縮小させていきました。この日の市場動向は、投資家のリスク選好の変化や外部環境の影響に対する敏感さを如実に示しています。

本記事では、この波乱含みの市場環境の中で、東京エレクトロン(8035)、三菱重工業(7011)、三菱商事(8058)、商船三井(9104)、そしてトヨタ自動車(7203)の株式市場動向に焦点を当てていきます。

※関連記事:初心者の方、これから初めてみたい方は、この記事を読むとより理解ができると思います

株式市場で見る日本経済:主要企業のパフォーマンス
  • 東京エレクトロン:

    半導体製造装置市場における日本を代表する企業であり、グローバル市場での競争力を持つ。この業界は技術革新が急速であり、日本経済にとって重要な成長エンジンの一つです。

  • トヨタ自動車:

    トヨタは世界最大級の自動車メーカーであり、日本の製造業の中核をなす存在。自動車産業は日本の輸出に大きく寄与しており、その動向は経済全体に影響を及ぼす。

  • 三菱重工業:

    航空宇宙からエネルギー、輸送機器まで、幅広い事業を手掛ける総合重工業企業。日本の製造業の技術力を世界に示す象徴的な企業であり、高度な技術開発が求められる産業の代表です。

  • 三菱商事:

    日本を代表する総合商社であり、資源、食品、産業機械など多岐にわたる分野で事業を展開。グローバルな視点から日本経済の「窓口」としての役割を果たしています。

  • 商船三井:

    海運業は国際貿易における基盤産業であり、商船三井はその中でも日本を代表する企業の一つ。エネルギー輸送やコンテナ輸送を通じて、グローバルな物流の要として機能しています。

  • 出来高

    証券取引所での売買数量。例: 買い注文100株と売り注文100株が成立すると、出来高は100株となります。

  • 時価総額

    上場企業の株価と発行済み株式数の積。企業価値の一指標として用いられます。

  • PER(株価収益率)

    1株当たり利益に対する株価の比率。他社比較や株価の割安・割高判断に使用される指標です。

  • PBR(株価純資産倍率)

    1株当たり純資産に対する株価の比率。帳簿上の純資産に対する市場評価の高さを示します。

  • 配当利回り

    年間配当金額を株価で割った比率。インカムゲインを評価する際に参照される指標です。

  • 日経平均株価

    日本経済新聞社が算出する、東京証券取引所プライム市場の225銘柄を基にした株価指数。

  • TOPIX

    東京証券取引所プライム市場の株式を対象に、日本取引所グループが算出する株価指数。

東京エレクトロン(8035)の市場動向:2024年3月12日

株価の変動:

東京エレクトロンの株価は、3月12日にわずかに後退しました。日経平均株価とTOPIXの僅かな下落に影響され、電子機器メーカーのシェアは小幅ながら下降しました。一日の取引では、始値は36,450円、高値は36,770円、そして安値は35,960円という動きを見せ、最終的には1.7%の下落となる36,510円でクローズしました。この微妙な市場の動きの中で、東京エレクトロンの株式市場の詳細を検証します。

市場データ

株式取引量は5,013,600株に達し、時価総額は約17兆2193億円でした。総売買金額は1825億5200万円にのぼり、PER(株価収益率)は49.9倍、PBR(株価純資産倍率)は10.8倍と評価されています。株式の配当利回りは1.0%に留まり、投資家が注目する重要な指標となっています。

東京エレクトロンの週間動向

東京エレクトロンは、この日の市場で1.7%の価格下落を経験しました。出来高の割合は発行済株式の1.06%に相当し、この数字から市場の動向と投資家の反応を読み取ることができます。終値時点での配当利回り1.0%は、安定した収益性と投資家への還元を示唆しています。

東京エレクトロンの分析

東京エレクトロンの株式は、全体的な市場の動きに合わせて微妙な調整を見せました。技術革新が進む半導体産業において、同社は引き続き重要な役割を担っています。この日の取引動向や時価総額、そしてPERやPBRなどの指標は、投資家にとって重要な情報源となります。将来の市場の動きを予測する上で、こうしたデータは不可欠です。


三菱重工業(7011)の市場動向:2024年3月12日

株価の変動:

三菱重工業のシェアもまた、3月12日の市場で下落しました。日経平均とTOPIXの小幅な落ち込みの影響を受け、この機械セクターの大手企業の株価は1.4%下降し、11,980円で取引が終了しました。この節では、三菱重工業の株式市場でのパフォーマンスを深掘りします。

市場データ

三菱重工業の取引量は4,501,600株で、時価総額は約4兆4163億円に達しました。売買金額は約535億700万円、PER(予想)は21.2倍、PBR(実績)は2.1倍と評価されています。配当利回りは1.3%で、投資家にとって魅力的な指標の一つです。

三菱重工業の週間動向

この日、三菱重工業は前日比で1.4%の価格下落を見せました。出来高の割合は発行済株式の1.33%となり、市場の流動性や活動のレベルを示しています。終値時点での配当利回り1.3%は、企業の安定した収益性を反映しており、長期的な投資の観点からも関心が集まります。

三菱重工業の分析

三菱重工業の株式は、市場全体の動きに沿って調整されました。同社は航空宇宙からエネルギー、輸送機器まで幅広い分野で事業を展開しており、その技術力は世界的にも高く評価されています。この日の株価の動き、時価総額、またPERやPBRなどの指標は、投資家にとって貴重な洞察を提供します。市場がどのように変動するかを予測するには、こうしたデータが欠かせません。

三菱商事(8058)の市場動向:2024年3月12日

株価の変動:

三菱商事の株価は、3月12日の取引で1.2%減少しました。この日、日経平均とTOPIXの両方が落ち込んだ中で、卸売業界のリーダーである三菱商事も下落し、3,195円で取引を終えました。このセクションでは、三菱商事の市場パフォーマンスの詳細を探ります。

市場データ

取引量は17,909,800株に達し、時価総額は約13兆3519億円となりました。売買金額は約567億6600万円、PER(会社予想)は14.2倍、PBR(実績ベース)は1.5倍でした。配当利回りは2.2%で、この指標は投資家にとって引き続き注目のポイントとなっています。

三菱商事の週間動向

三菱商事の株価は前日比で1.2%の下落を記録しました。この動きは、発行済株式に対する出来高の割合が0.43%であることから、市場の活発さを示唆しています。終値時点での配当利回り2.2%は、安定した収益源としての可能性を示しており、長期投資戦略において重要な要素です。

三菱商事の分析

三菱商事の株式はこの日、全体的な市場の下落トレンドに沿って調整されました。同社は資源、食品、産業機械など、多岐にわたる分野で事業を展開し、グローバルな視点から経済活動を支えています。この日の取引動向、時価総額、PERやPBRなどの評価指標は、投資家にとって重要な情報源です。将来の市場動向を予測する上で、これらのデータは不可欠なものとなります。


商船三井(9104)の市場動向:2024年3月12日

株価の変動:

商船三井の株価は3月12日の市場で0.3%下落しました。日経平均とTOPIXが下落したこの日、海運業界の重鎮である商船三井も僅かながら価値を失い、終値は4,775円となりました。このセクションでは、商船三井の株式市場での振る舞いに焦点を当てます。

市場データ

取引量は4,386,300株で、時価総額は約1兆7291億円に上りました。売買金額は約208億5400万円、PER(会社予想)は7.4倍、PBR(実績ベース)は0.8倍でした。配当利回りは4.2%と高く、この指標は特にインカムゲインを重視する投資家にとって魅力的です。

商船三井の週間動向

この日、商船三井の株価は僅かながらも下落し、前日比で0.3%の減少を見せました。発行済株式に対する出来高の割合が1.21%であることから、市場の関心度と流動性の高さが読み取れます。終値時点での配当利回り4.2%は、業界内での競争力のある利益還元率を示しており、長期投資の観点から注目されます。

商船三井の分析

商船三井の株式は、市場全体のトレンドに影響されつつも、その日の取引でわずかな価格調整を経験しました。同社はエネルギー輸送やコンテナ輸送を通じて、世界中の物流を支える重要な役割を担っています。この日の市場動向、時価総額、PERやPBRなどの指標は、今後の投資判断に重要な洞察を提供します。市場がどの方向に進むかを理解するために、これらの情報が役立つでしょう。

トヨタ自動車(7203)の市場動向:2024年3月12日

株価の動向:

トヨタ自動車の株式は、2024年3月12日に微妙な下落を記録しました。日の始めに3,441円で取引が始まり、日中の取引で3,475円の高値と3,398円の安値を記録しましたが、終わりにかけては3,475円で取引を終え、前日比で0.66%の減少を示しました。このセクションでは、トヨタ自動車の株式取引の概要を解説します。

市場データの概要

トヨタ自動車の売買高は40,384,800株に達し、時価総額は約56兆6945億円と評価されました。売買単位は100株で、最低購入金額は347,500円です。予想PERは10.4倍、配当利回りは1.78%、そしてPBRは1.43倍とされています。これらの数字は、トヨタが市場でどのように位置付けられているかを示しています。

トヨタ自動車の最近の動向

トヨタ自動車は、環境性能の高い車種で高い評価を受けています。最近、アメリカの環境総合評価で、トヨタ車がベスト12に半数の6台を占めるという快挙を成し遂げました。これは、トヨタが環境に優しい自動車の開発においてリーダーの地位を確立していることを示しています。

トヨタ自動車の強みと展望

トヨタは、質、品質、そして環境性能において世界的な認知を得ています。アメリカ市場での強力なブランド認識は、同社の株価にとってもプラスの影響を与える可能性があります。また、為替レートの変動や経済指標の動きも、トヨタの株価に影響を及ぼす重要な要素です。明るいニュースとしては、トヨタが近日中に賃上げに関する回答を行うとのことで、その結果が市場にどのように影響するかが注目されます。2024年3月12日の市場では、トヨタ自動車はわずかな下落を経験しましたが、同社の強固な基盤と将来に対する期待は変わりません。環境に優しい車種の開発において業界をリードするトヨタは、今後もその強みを生かして市場での地位をさらに固めていくことでしょう。

 

まとめ:2024年3月12日の市場の回復とその背後にある要因

2024年3月12日の東京株式市場は、序盤の大きな下落から一転して、終盤にかけては持ち直しの動きを見せました。この変動の背景には、円安進行や企業業績への期待、さらには国際情勢への注目が絡み合っています。特に、アメリカの消費者物価指数の発表を前に、市場は一時的な動揺を示しながらも、基本的な強さを保っていることを示しました。

今回の市場動向から、投資家は常に全体的な経済情勢や市場のセンチメントに注意を払い、短期的な変動に一喜一憂することなく、中長期的な視点を持って行動することの重要性を再認識したことでしょう。そして、今後も日本の主要企業の動向は、日本経済の方向性を占う上で重要な手がかりとなり、国内外の投資家から継続的に注目されることになるでしょう。

 


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