オプション取引の始め方と注意点:初心者向けガイド

資産形成方法の手段の1つとして、オプション取引に興味がある・検討しているという方もおられるかと思います。

 

オプション取引に興味はあるが、どういったものか仕組みがよく分かっていなかったり、始め方が分からなかったりしているのではないでしょうか。

 

この記事では、オプション取引の始め方や注意点などについて解説していきます。

オプション取引に興味があったり始めてみたいと思っていたりする方は最初の1歩としてお役立てください。

(参考:※1.、※2.、※3.)

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オプション取引とは?基本的な概念とメリット・デメリット 

そもそもオプション取引のオプションとは何なのでしょうか。

まず、このオプションが何かについてとメリット・デメリットについて解説します。

 

オプションの基本的な概念と種類

オプションとは、対象の商品(株価や現物価格など)の将来の価格を予測し、取引時の価格で売ったり買ったりする権利です。

オプション取引とは、この権利をやりとりする取引です。

 

オプションの基本は大きく2つの商品、「コール」と「プット」があります。

 

コールオプションとは、あらかじめ決めた行使価格で商品を買う権利です。

将来商品を購入する予定があるが、値上がりの可能性がある場合はコールオプションを購入しておきましょう。

権利行使日に市場価格と行使価格を比較し、行使価格の方が低ければ権利を行使し商品を購入します。

反対に、行使価格よりも市場価格の方が低ければ権利を放棄します。

 

プットオプションとは、あらかじめ決めた行使価格で商品を売る権利です。

将来商品を売却する予定があるが、価格の下落リスクがある場合はプットオプションを購入しておきましょう。

権利行使日に市場価格と行使価格を比較し、市場価格が行使価格を下回っていれば権利を行使し商品を売却します。

反対に、行使価格よりも市場価格の方が高ければ権利を放棄します。

 

オプション取引もほかの金融商品と同様に、買ったら売り、売ったら買います。

オプション取引を始める場合は、買いから始めるのがリスクも限定的になるためおすすめです。

買う場合から始める取引の大まかな流れは以下の通りです。

オプション取引のメリット・デメリット

オプション取引のメリットは以下の3つです。

 

  • 少ない資金から始められる
  • 買いから始めれば損失は購入代金が上限となる
  • 買いから始める場合は証拠金などの支払が不要

 

オプション取引は、1,000円程度から1単位購入といった形で開始可能で自己資金が少なくても始められるのが大きな魅力です。

 

買いから始めた場合は、購入金額以上の損失が発生するリスクもないためリスクの上限が明確であり、証拠金などの別途費用も発生しません。

 

オプション取引のデメリットは買い手と売り手で異なってくるため注意が必要です。

 

買い手の場合は、最初に購入し費用を支払っている分、先物と比較すると購入分損益分的点が下方修正されます。

また、期限が決まっているため期限内に取引を完了しなくてはならない点に注意が必要です。

 

売り手の場合は、損失が無制限な点に注意が必要です。

売り手は権利の行使と放棄の選択肢がない点にも注意が必要となります。

(参考:※1.、※2.、※3.)

 

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オプション取引の始め方:手続きと注意点 

ここでは、オプション取引の始め方と手続きや注意点について解説します。

 

始め方

オプション取引を始めるためには、以下の2つの準備が必要です。

 

  1. 証券口座を開設する
  2. 先物・オプション取引口座を開設する

 

まずは、証券会社で取引用の証券口座を新規開設する必要があります。

証券会社の証券口座に関しては国内の証券口座であれば、日本国籍をお持ちの方であれば基本的にはどこでも開設は可能です。

 

手続きの簡便さやオンラインでやりとりが全て完結するネット証券会社の方が気軽に始められる場合が多いためおすすめです。

大手のネット証券会社であれば、事前にシュミレーションできるサービスがあったりオンラインで資料を配っていたりと手厚いサポートを準備しているところが多くあります。

 

先物・オプション取引口座に関しては、開設にあたっては何点か注意点があるため気を付けましょう。

年齢が20歳を超えており、一定の金融資産の保持が条件となるため、先物・オプション取引口座の開設を希望する方は事前に自分が基準に該当しているかを調べてもらうようにしましょう。

(参考:※1.、※2.、※3.)

 

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オプション取引を始める際の注意点:手数料とリスクについて 

オプション取引を始める際の手数料やリスクについて解説していきます。

 

オプション取引の手数料に関して、ネット証券会社の実際の数字をいくつか見てみましょう。

 

証券会社名 手数料
SBIネオトレード証券 約定代金の0.154%(最低手数料:110円)
楽天証券 売買代金の0.198%(最低手数料:198円)
SBI証券 売買代金の0.2%(最低手数料:220円)

 

また、オプション取引の売り手は取引が成立した場合に証拠金の差し入れが要求される点に注意が必要です。

 

オプション取引で発生するリスクは買い手と売り手で大きく異なる点が特徴的です。

買い手の場合は権利の放棄が可能で、オプションの購入価額が損失の上限金額となります。

売り手の場合は権利の放棄は認められておらず、損失の上限が定まっておらず場合によっては非常に莫大なリスクを負う可能性がある点を意識しておきましょう。

(参考:※1.、※2.、※3.)

 

まとめ

資産形成の手段の1つであるオプション取引について解説しました。

オプション取引は少額から可能で、プット・コールどちらのポジションであっても買い手であればリスクの上限が定まっている分始めやすいです。

 

オプション取引は金融商品の中では比較的始めやすくはありますが、種類が豊富で何を選べばよいか悩んでしまいがちです。

何を選べばよいか、いつ購入するのが適切かなど時期の見極めに悩んだ時は専門家の力を借りるようにしましょう。

 

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将来の資産形成でお悩みの方は、お気軽にリサーチオンラインへご相談ください。

 

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