投信積立とはなに?初心者におすすめの種類や特徴、デメリットについて解説

はじめに

投信積立とは、名前は聞いたことがあるけれど詳しくわからないという人も多いでしょう。
金融市場にはあらゆる商品があり、上手に貯蓄を増やしていくためにも、それぞれの商品の特徴を理解しておくことが最初のステップです。
 
そこで今回は、近年注目されている投信積立について、注意点や知っておきたい大切なポイントをご説明しましょう。
 

金利の動きが株価に与える影響についてはこちらをチェック。

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投資信託の選び方についてはこちらをチェック。

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投信積立とは何か?


投信積立、または積立投信と呼ばれる資産運用方法は、簡単に説明すると投資信託を毎月一定額積み立てていく方法です。
定期積立貯金のように月々貯まっていくのですが、違いは「投資信託」であること。
 
投資信託の仕組みは、投資家から集めたお金をまとめて、専門家が株式や債券などに大きな資金として投資や運用する形です。
投資額に合わせて、運用成果が投資家に分配される仕組みになっています。
 
一般的な積立貯金と一番の違いは、投資信託は元本が保証されないこと。
投資信託の投資先は専門家が選びますので、商品ごとに投資対象が違うため、内容をじっくり吟味して選ぶことが大切です。
 
投信積立は、この投資信託を毎月一定額購入して積み立てていくもので、株式投資と比べると少額でも積み立てができることが魅力。
自動で積み立てができるため、手間を省いた投資ができることもメリットですね。
 
また投資のビギナーにとっても、投資のファンドが運用をしてくれるため、専門的な知識がなくても始められるでしょう。そして分散投資など、リスク軽減が可能なことも投資積立のメリットです。
 

ドル・コスト平均法について

投資積立とは一定額の金額を投資できることが特徴なのですが、その際に知っておきたいのが「ドル・コスト平均法」という言葉です。
 
ドル・コスト平均法というのは運用手法のひとつで、毎月一定の日に一定額を投資して購入価格の平均を下げること。
 
投信積立だと市場が不安定な時でも、自動的に積立されてしまうリスクがあります。
しかしドル・コスト平均法により、基準価格が高い時に購入口数を減らすなど、長期投資ができるよう工夫されるのです。
 
一定額を設定しておけば、その金額内で購入できる口数が毎月手に入るという仕組み。
購入口数を固定しておくと、市場の変動により毎月の投資金額も変動します。
 
投信積立とは、このようなリスクを減らしながら続けられることが特徴で、平均購入単価を抑えたい人にもオススメです。
 

投信積立の選び方について

普通預金では金利が低く、資産運用のメリットが得にくい今の時代、誰もが投資信託に興味を持っているともいえるでしょう。
自動的に貯まっていく投信積立とは、こんな時代にぴったりの運用方法。
 
少額からできるため、すぐに使わないお金の保管先としても好まれています。
あらゆる投信積立の商品がありますので、失敗しないためにも選び方のコツを見ていきましょう。
 
投信積立は元本割れするリスクがありますので、性質を理解しながら自分がどれだけの金額を運用したいかをまずは明確にすること。
ファンドを選ぶ以前に、自分の投資金額をもとに運用先を考えることが大切です。
 
また投資積立を始める際に、過去の運用成績をアピールしてくる金融機関も多いのですが、これは将来の運用成績には反映されないこともあるので意識しておきましょう。
 

投資積立の種類について


投資積立とは、初心者にとっての第一歩にもなる手軽な資産運用方法で、種類も豊富にあることが特徴。「つみたてNISA」「るい」「iDeCo」などが人気です。
 
投資知識がなく不安な人には、全自動の資産運用ができるロボアドバイザーによる投信積立もオススメ。
基本的に投信積立は、売買益や分配金の利益には税金がかかります。
 
しかし人気のあるつみたてNISAは、長期にわたる少額積立をサポートするための税制優遇制度なので、得た利益に対しては一定期間税金がかからないという違いがあるのです。
 
またつみたてNISAは、金融庁が選んだ分散投資に適した「公募株式投資信託」「上場株式投資信託」しか購入できないこともポイント。
 
積立金額もつみたてNISAの場合は、非課税投資枠が40万円と決まっていますので、月額にすると33,000円が上限になります。
 

投資積立の注意点について

投資積立は毎月のストレスがなく、専門家にお任せして初心者でも投資することが可能なのはメリットですが、注意したいデメリットもあります。

手数料がかかる

まず投信積立とは、プロに運用を委託するため手数料が発生するもの。
金額はファンドや投資信託により異なり、販売手数料や信託報酬、信託財産留保額などがかかります。
 
またつみたてNISAでない場合の一般的な投信積立だと、保有している口数から得られる分配金は課税対象になるのです。
一例として20万円の利益が出た時は、4万円ほどの税金がかかる計算になります。

元本割れの可能性

そして最も意識したい注意点は、元本割れのリスクがあること。
元本割れとは、金融商品の価格が変動し、当初の購入代金を下回ること。
 
ミドルリスクミドルリターンなど、アドバイザーから説明されてもわからない部分があるかもしれませんが、投信積立とは元本保証がない「投資」です。
資産が増える魅力がある反面、元本割れのリスクも覚えておきましょう。
 

まとめ

投資積立に興味がある人は、ファイナンシャルアドバイザーなどに相談し、それぞれの商品のメリットやデメリットなどを比較して慎重に判断してくださいね。
低金利時代でもあるので、賢く資産を運用することが大切です。

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