【暗号資産検証】ビットコインを10万円買って1年間放置したら儲かる?今後は?

年金対策/資産運用

12983-1

2022年時点、ビットコインが大盛り上がりをみせています。そこで、ビットコインの現状はどうなのか、また、ビットコインは儲かるのか気になっている方も多いでしょう。

 

この記事を読めば、ビットコインの現状と今後のことや、実際に儲かるかどうかがわかります。今回は、仮想通貨で月60万円の利益を出しているライターが解説していきます。

 

ビットコインとアルトコインの違いって?暗号資産の種類。はこちらから。

ビットコインとアルトコインの違いって?暗号資産の種類

ビットコイン(BTC)に次ぐ時価総額を持つイーサリアム(EHT)とは一体何か?はこちらから。

ビットコイン(BTC)に次ぐ時価総額を持つイーサリアム(ETH)とは一体何か?

 

 ビットコインの現状

12983-2

2022年3月28日時点、ビットコインは仮想通貨の中で時価総額1位の仮想通貨です。東洋経済online(※1)によると、今までの最高価格は700万円を超えています。

 

そんなビットコインの2022年3月28日23時時点の価格は、bitFlyerのチャート(※2)によると、1ビットコイン5,867,635円でした。

以下は、過去8年の3月28日のビットコインの価格推移を表にまとめました。(※3)

 

ビットコインの価格
2015/3/28 30,966円
2016/3/28 48,764円
2017/3/28 118,433円
2018/3/28 846,842円
2019/3/28 446,678円
2020/3/28 677,794円
2021/3/28 6,101,136円
2022/3/28 5,881,428円

 

表を見てわかるように、ここ2年でビットコインの価値が急上昇しています。価格が上昇しているため、投資するタイミングによっては儲けることができます。この価格急上昇のおかげで、いわゆる「億り人」と呼ばれる、暗号資産投資で資産が億を超えた方も多数誕生しています。

 

また、ビットコインが他の仮想通貨と異なる点は、企業の決済手段に採用されている点です。ワードプレスやデル、マイクロソフトなどはビットコインで支払いができるようにしました。決済手段として採用されると、価格も急上昇していくのです。

 

もし10万円を1年間放置したら

12983-3

ビットコインを放置して運用すると、資産価値が上がる可能性は高いと言えるでしょう。なぜなら、まだビットコインは成長市場のためです。その証拠として、ボラティリティといった価格の安定性を指すパラメータが株などの他の金融商品と比べて、大きい値となっています。

 

2015年から2022年までの過去8年のビットコインの価格の推移を見ると、変動率の平均は約3.2倍でした。単純に計算すると、10万円を1年間放置した場合の平均収益は、310万円になります。

 

昨年から今年で行った場合の結果

それでは、もし昨年2021年から今年2022年でビットコインを運用した場合、収益はどうなったのでしょうか。

 

2021年3月28日のビットコインの価格は6,101,136円でした。一方、2022年3月28日のビットコインの価格は5,881,428円です。変動率はマイナス0.96倍となり、10万円は9万6千円になってしまいました。

 

結果として、2021年3月28日からの運用開始だと、価値がマイナスになっていました。

 

急成長をしているビットコインですが、社会情勢の影響を受けて下落することもあり、他の投資と同様に必ずしも儲かるというわけではないということです。2021年3月28日から2022年3月28日の価格が下がった原因とされることが2つあります。

 

1つ目は、米連邦準備理事会のテーパリング加速が原因とされています。テーパリングとは、量的金融緩和を縮小することです。今回の量的金融緩和では、経済活動を活性化させるために、市場に出回る資金の量を増やしました。

 

ここで注意しなければならないのは、市場に資金を供給しすぎると、金融市場のリスクが高まってしまうことです。テーパリングは、市場の資金量をコントロールするために行われるのです。

 

2つ目は、ロシアの中央銀行が国内の仮想通貨の利用とマイニングを禁止したためです。

理由としては、仮想通貨が金融システムを不安定にさせるからとしています。しかし、反政権姿勢の野党などへの資金供給を断つ狙いもあるのではないかという指摘もあります。

 

今後の予測と暗号資産の動向

12983-4

ビットコインを含めた暗号資産の価値は、これからもまだまだ伸びると考えられます。

理由は、2022年時点、NFTやWeb3.0、メタバースなど暗号資産とリンクをしているモノやサービスが流行していて、かつ、決済通貨として採用されてきているからです。

 

しかしながら、暗号資産にはリスクも伴います。したがって、徹底したリスク管理をしていかなければなりません。

ビットコインなどの暗号資産のリスクは、以下の3つです。

 

・ハッキングされてしまう可能性がある

・パスワードなどを紛失すると口座に入れなくなる

・システム障害に弱い

 

ビットコインは現金ではないため、手元に置いて保管することができません。そのため、仮想通貨取引所で管理することとなります。仮想通貨取引所はセキュリティ面を強化していますが、過去に仮想通貨の大規模な流出事件があっただけに油断はできません。

 

そして、パスワードなどを忘れると、自分の資産を失ってしまうことになります。自分の不注意により、所持する仮想通貨を紛失または引き出せなくしてしまうことを「セルフゴックス」といいます。こういった単語が誕生するほど、仮想通貨を紛失してしまう方が増えているんですね。

 

また、システム障害にも弱いです。システム障害のため、仮想通貨取引所にエラーが発生すると、取引が不可能になってしまいます。ただ、予測できないシステム障害が生じた場合、補償制度を設けているところもあります。そちらも確認した上で、取引所を選んでいきましょう。

 

まとめ

今回は、ビットコインの現状や今後の予測、もし10万円を1年間運用した場合の収益をご紹介しました。

 

おさらいすると、ビットコインは、価値が急上昇している仮想通貨のため、投資するタイミングによっては稼げます。そして、ビットコインの価値はこれからも上がっていくことが予想されます。しかし、必ずしも儲けられるというわけではなく、価格上昇中でも価格が下がることはあります。

 

また、ビットコインを含め暗号資産投資は、リスクも存在します。パスワードなどを忘れてしまうと、資産が紛失してしまう恐れがあります。自分の資産を守るために、パスワードなどを控えておくことは必須です。必ず忘れないようにしておきましょう。

AUTHORこの記事のライター

Research Online編集部は、年金対策や、税金対策、金融情報や経済ニュースまで、将来に漠然とした不安(何をしたらいいかわからない方)を抱えている方への役立つ情報を、取材、配信しております。

人気の関連記事

まだデータがありません。

まだデータがありません。

まだデータがありません。

What is "Research Online"

Research Online(リサーチ オンライン)は年金対策や税金対策、金融情報や経済ニュースまで、将来に漠然とした不安(何をしたらいいかわからない)を抱えている方への役立つ情報を配信している経済メディア。

リサーチバンク株式会社
(英文社名:Research Bank Co.,Ltd.)

%d人のブロガーが「いいね」をつけました。