実は貯金の種類って、たくさんあるのをご存知ですか?
皆さんご存知の普通預金のほかにも、定期預金や総合口座、大口定期預金といった種類が存在し、それぞれにメリットとデメリットが存在します。
この記事では、主な貯金の種類と貯金の方法を紹介します。資産運用に興味のある方は、まずは貯金の仕方から見直してみてはいかがでしょうか。
この記事の目次
貯金の種類
一言で「貯金」といっても、以下のように貯金の種類はたくさんあります。
- 普通預金
- 定期預金
- 総合口座
- 当座預金
- 貯蓄預金
貯金を始める前に、どのような貯金の種類があるのかを把握しておくことは大切です。まずは、上記の貯金について違いを解説していきます。
普通預金
もっとも一般的に利用されている普通預金は、満期が設定されておらず、いつでも自由に預けたり引き出したりすることのできる預金です。
預入金額の制限 | 1円以上1円単位 |
預入期間 | なし |
金利 | 変動金利 |
利払い | 半年ごと |
中途換金 | 自由 |
定期預金
定期預金とは、預け入れのときに預入期間をあらかじめ設定したうえで運用する預金です。預入期間は金融機関によって異なります。
基本的に満期日までは基本的に引き出せませんが、中途解約も可能です。ただし、中途解約する場合は、一般的に普通預金金利と同じ金利しか受け取れません。
預入金額の制限 | 1,000円以上1,000円単位 |
預入期間 | 1か月〜10年 |
金利 | 固定金利 |
利払い | 2年ものは中間利払いがあることも |
中途換金 | 自由(中途解約利率になる) |
総合口座
総合口座とは、普通預金と定期預金、公共債が一つにまとめられている口座です。万が一、普通預金の残高が不足した場合は、定期預金などを担保として自動融資を受けられます。
預入金額の制限 | 1円以上1円単位 |
預入期間 | なし |
金利 | 変動金利 |
利払い | 半年ごと |
中途換金 | 自由 |
当座預金
当座預金とは、手形や小切手の支払いに使用される事業用の預金口座です。通帳の発行はなく、銀行から定期的に送付される当座勘定照合表により残高を確認する必要があります。
預入金額の制限 | 1円以上1円単位 |
預入期間 | なし |
金利 | なし |
利払い | なし |
中途換金 | 自由 |
貯蓄預金
貯蓄預金とは、基準残高を超えると普通預金より金利が高くなる仕組みの預金です。定期預金のように預入期間の設定は不要で、いつでも自由に引き出せます。
ただし、普通預金のように公共料金の自動支払いや給与の自動受け取りには利用できません。
預入金額の制限 | 1円以上1円単位 |
預入期間 | なし |
金利 | 変動金利 |
利払い | 半年ごと |
中途換金 | 自由 |
大口定期預金
その名のとおり、大口定期預金とは1,000万円から預け入れが可能となる定期預金です。預入期間は定型タイプと期日指定タイプがあります。
中途解約は可能ですが、中途解約利率になる点に注意しましょう。
預入金額の制限 | 1,000万円以上1円単位 |
預入期間 | 1か月以上10年以下 |
金利 | 固定金利 |
利払い | 預入期間が2年以上のものは中間利払いあり |
中途換金 | 自由(中途解約利率になる) |
積立定期預金
毎月決まった日に、自動で預金を積み立てる仕組みの預金です。定期預金の場合は定額、たとえば「100万円を10年間預け入れる」など一定金額を一定期間預け入れます。
一方、積立定期預金では、たとえば「毎月1万円を10年間積み立てる」といった運用をします。
預入金額の制限 | 1円以上1円単位 |
預入期間 | なし |
金利 | 変動金利 |
利払い | 半年ごと |
中途換金 | 自由 |
貯金にあったお金の貯め方
貯金を始めるときは、今ある貯金額に合った方法でお金を貯めていきましょう。たとえば、手元に貯金がないのに、定期預金は始められません。
ここでは、貯金の金額に応じたお金の貯め方を紹介します。
貯金ゼロ、またはそれに近い場合
貯金がゼロに近い場合は、積立定期預金から始めてみましょう。
前述のとおり、積立定期預金は毎月定期的に一定金額を自動で積み立ててくれる預金です。預金口座から毎月自動的に積み立てられるので、自分で貯金ができない人でも、お金を貯めやすいメリットがあります。
貯金が数十万円以上の場合
すでに貯金が数十万円以上ある場合は、定期預金がおすすめです。定期預金は、1,000円以上から始められる貯金方法ですが、とはいえ1,000円だけ定期預金に入れても金利は多くもらえません。
定期預金を始める場合は、少なくても数十万円貯まってから定期に入れるとよいでしょう。貯金が1,000万円以上貯まっている場合は、大口定期預金も検討します。
http://research-online.jp/all/save/15273/
http://research-online.jp/all/save/14131/
http://research-online.jp/all/save/13763/
まとめ
貯金の種類は意外に多く、主に以下のものを覚えておくとよいでしょう。
- 普通預金
- 定期預金
- 総合口座
- 当座預金
- 貯蓄預金
- 大口定期預金
- 積立定期預金
現在の貯金金額に合わせ、定期預金・積立定期預金・大口定期預金から自分にぴったりの貯金方法を選びましょう。
貯金以外にも、お金を増やす方法には投資があります。資産運用についてもっと詳しく知りたい方は、リサーチオンラインの無料相談がおすすめです。貯金を増やして、将来に備えましょう。