【不動産購入】中古マンションを購入する際の注意点や流れについて

はじめに

中古マンションの購入を検討する際は、あらゆる疑問や不安がありますよね。
不動産の購入は人生の大きな転機にもなるため、慎重に判断する必要があります。
 
そこで今回は失敗しないための、中古マンションの購入の流れや注意点などについて、詳しくご解説していきましょう。
 

不動産、土地が売れない場合の対処はこちらをチェック。

https://research-online.jp/property/3672/
 

小資金から始められる区分マンション投資のメリットやデメリットはこちらをチェック。

https://research-online.jp/property/1382/
 

戸建てかマンションか迷った時の判断


中古マンションを購入しようと思い物件を見ているうちに、戸建てのほうがよいかも…と迷いが生じることも。
そこでまずは戸建てとマンション、それぞれの特徴について比較していきましょう。
 

戸建てのメリットとデメリット

中古マンションを購入する女性が最近増えていますが、家なら戸建てのほうがよいという人もいるでしょう。
まず戸建てのメリットとしては、庭があることや駐車場が確保できる、上階の音が気にならないなど、生活面で快適なことが挙げられます。
 
戸建ては風通しや採光しやすい点もメリットで、ペットが飼える、リフォームしやすい点も魅力になりますね。
何よりもマンションのように、エレベーターや階段でご近所さんと顔を合わせる負担もないので、プライベートを重視したい人には戸建てがよいでしょう。
 
しかしデメリットとしては、リフォームが自由である反面、外壁の劣化、屋根の交換などのメンテナンスは全て自己負担に。
維持費がかかるので、毎月積み立てなどをして計画的に修繕を行わなければなりません
 
また生活面では、空き巣などに狙われやすい窓などの侵入口も。
木造住宅なら火災に弱い可能性がある、台風で屋根が飛ぶ不安など、防災にも注意が必要です。
 

マンションのメリットとデメリット

マンションのメリットはまず費用面で、同じ立地条件なら戸建てよりも購入コストが安くなる傾向にあります。
またマンションはメンテナンスが計画的に行われるので、共有部分などは定期的に改修され、マンションの価値が維持されるでしょう。
 
近年女性にマンション購入が好まれるのは、セキュリティ面がしっかりしていることが期待できるから。
管理人が常時待機している場合もあり、宅急便なら宅配ボックスを使うことも可能です。
マンションは戸建てと違い駅近の物件も多いため、交通の便がよい場所に住みたい人には最適かもしれません。
 
デメリットですが、マンションは毎月修繕積立金が必要になる点。
月額で1万円~1万5千円ほどが相場になり、年間にすると12万円以上の出費になるでしょう。
そしてマンションは減価償却期間が長いので、固定資産税評価額がなかなか下がらない点も気になるところ。
 
また、リフォームできるのは自己所有部分のみで、隣近所の生活音が聞こえる場合もあります。
他にも戸建てよりも風通しが悪い、採光ができないこともデメリットになるでしょう。
 

中古マンションを購入する際の注意点

中古マンションは新築マンションよりもコストが安く、予算が抑えられることが魅力です。
しかし長く快適に住むためには、価格以外にも注意したいポイントがありますので、失敗しないためのチェック箇所についてご説明しましょう。
 

築年数について

中古マンションは、築年数が経過するほど価格は安くなります。
一般的な相場で見ると、築年数5年までなら平方メートル単価は約81万円、築21~25年になると約39万円と、かなりの差があるとわかるでしょう。
 
築年数20年を過ぎると、価格は緩やかに下がる傾向にあるため、お買い得な物件を探すなら築20年が判断基準になるかもしれません。
また安く中古マンションを購入するのは、人によってはリノベーションやリフォームをしたいことも理由になるので、築年数と価格のバランスを考えて検討してみましょう。
 

物件の探し方

中古マンションはいたるところで販売されているイメージがありますが、いざとなるとどこを探せばよいのか、物件探しで困惑することもあるかもしれません。
中古マンションは、ネットの検索サイトで物件情報を得ることもできますし、不安な場合は不動産会社に相談するのもコツ。
 
仲介業者は契約の際の事務手続きなどを代行してくれますが、その際に仲介手数料が発生します。
中古マンションは持ち主から直接買う場合には、仲介手数料はかからないケースが多くなっています。
 

修繕計画について

中古マンションは自分の家だけでなく、エントランスやエレベーターなどの共用部分もチェックすることが必要です。
たとえばコンクリートのひび割れ、手すりのさび、敷地内の清掃が行き届いているかなど。
 
またマンションは劣化を防ぐために、10~15年ごとに大規模な修繕を行うことが多いので、最後に修繕が行われた時期や内容についても確認しましょう。
修繕費は購入後に値上がりするケースもあるので、マンションの築年数なども理解して考えること。
 
またマンションの管理状況は、管理組合の総会議事録を見せてもらうことも可能です。
マンション内で起こる事柄をさかのぼって、いくつか参考にしてみてもよいですね。
建物に関しては、素人では判断できない部分も色々とあるので、念のためにプロに依頼して住宅診断をしてもらってもよいでしょう。
 

予算を考える

中古マンションの購入は、戸建てや新築マンションよりも価格が安くなる傾向にあります。
しかし高額な出費になることに変わりはありませんので、予算計画を立てておくのも大切。
 
中古マンションは新築と違い、リノベーションやリフォームが必要になることもあるので、修繕費も予算に含めておきましょう。
まず自己資金と借り入れ可能な金額を考え、そこからマンションの購入費用やリフォーム費用、借り入れ費用などの諸費用を計算。
 
購入価格が少し高くなっても、すでにリノベーションされた物件と比較すると、費用の差が意外なものになる場合もあります。
また購入の際の予算だけでなく、月々の返済はローンと管理費、修繕積立金があることも考えておきましょう。
 

中古マンション購入までの一般的な流れ


気に入った中古マンションが見つかったら、次はいよいよ契約です。
では一般的な購入の流れについてご説明しますので、入居する時期を考えてマンション探しを始めてくださいね。
 

売買契約をする

希望条件を満たす物件が見つかったら、不動産会社などを通して売買契約を行います。
申込金などを支払い、買主と合意できたら契約となります。
 
契約書に関しては、きちんと内容を確認して疑問点を残さないこと。
忘れずに時間をかけて、特記事項などについても確認してくださいね。
 
通常は買主が売り主に、物件価格の5~10%ほどの手付き金を支払うことになっています。
その他にも印紙税などを含めると数百万円になるので、早めに準備しておくと安心ですね。
 
決済と引き渡しは、不動産会社の事務所や金融機関の一室で行うケースが多いもの。
この手続きは、時間的に1~2時間ほどをみておきましょう。
 

リフォームの計画を立てる

入居前にリフォームやリノベーションを計画する場合は、契約締結後にリフォーム業者を探しておきたいですね。
タイミングとしては引渡し前に内覧して、リフォームの見積もりを検討すること。
 
中古マンションを購入して契約を済ませ、実際に引っ越しするまでの期間は1か月~3か月になります。
また配慮したいところがある場合は、入居前にハウスクリーニングを依頼するのもオススメです。
 

まとめ

中古マンションの購入は、情報収集が何よりも大切。
プロの意見を参考にしながら、満足できる素敵な物件を見つけてくださいね。

この記事が気に入ったら
フォローしよう

最新情報をお届けします

Xでフォローしよう

おすすめの記事