「風が吹けば桶屋が儲かる」その意味は?意外な経済効果のからくりについて

はじめに

「風が吹けば桶屋が儲かる」という言葉を聞いたことがあるはずですが、昔からいわれているこの不思議な連鎖は、今の時代も経済効果として活かされているようです。
 
経済のアップダウンは投資家をはじめ、一般消費者にとっても気になるところ。
そこで今回は、知っておくと得する「風が吹けば桶屋が儲かる」という仕組みについて、詳しくご解説していきましょう。
 

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風が吹けば桶屋が儲かる理由とは?


昔からいわれているこのたとえ話。
なぜ最終的に桶屋が儲かるのか、からくりについてご説明します。風が吹くと土ほこりが舞い上がり、人の目に入ってしまいます。
 
すると目が荒れてきて、思い通りに周りが見えなくなる人が増え、生計を立てるために三味線を始める人が増えます。
 
昔は人の家の前で音楽を演奏して金品を得る人がいたため、目が不自由になると「三味線」という発想があったのでしょう。
 
三味線を弾く人が増えると、胴体部分になる猫の皮が必要になるため、猫は必然的に数が減っていきます。
すると猫がいないということは、天敵のネズミが増えるということ。
 
ネズミは色々な場所で桶をかじってしまい、最終的に風が吹けば桶屋が儲かるという構図が生まれるというお話です。
 
このたとえ話は、面白い連鎖的な様子を描いたものかもしれませんが、解釈の仕方によってはある出来事により意外なところに経済効果が出るということ。
 
ビジネスモデルの土台にもなりそうなお話で、実際にこのからくりで儲かる商売や得をする人は、世の中に多くいるようですね。
 

外出自粛で儲かった人は?

風が吹けば桶屋が儲かる仕組みは、最近世界的にあちこちで起こっているようです。
外出自粛が呼びかけられ始めた2020年以降、買い物できない、旅行できない、外食できないという「できない」状態が続き、経済的にもダメージを受けていますよね。
 
しかしそのような状況内でも、「風が吹けば桶屋が儲かる」効果を得ている業界があります。
たとえば食品メーカー。
在宅生活中に料理をする機会が増えたり、学校閉鎖により子供に食事を作ったりする機会が増えています。
 
そのためおやつのホットケーキミックスなどの粉類や、ホイップクリームなどのお菓子材料の売り上げが好調に。
 
外出自粛生活は、家族のコミュニケーションも増えていますので、不安な生活に負けないようお菓子作りでストレスを発散する人も多いでしょう。
 
外出自粛で在宅勤務が増えたので、カジュアルなアパレルも売り上げがアップし、通販サイトが儲かるなど、現代版の「桶屋」になった人はたくさんいるようです。
 

儲かっている業界の共通点とは?


このような時代であらゆる業界や職種に影響があり、売り上げ低迷により100年以上も続いた老舗を閉店せざるを得ないという話もよく聞かれます。
 
風が吹けば桶屋が儲かるスタイルの経済効果で、このような不安定な状況でも儲かっている仕事があります。ここがビジネスの目のつけどころ。
 
ひとつの出来事の因果関係により、意外なところで儲かる例として、今の時期はビールやたばこが以前よりも売れているという経済効果につながっているようです。
 
この背景に考えられることは、在宅生活でオンライン飲み会が増えていることや、外食を控えるために家飲みが増えたことも関係しています。
 
しかしそれだけでなく、お酒やたばこはストレス発散になるため、不安な時期の精神的なバランスを整えるために癒しとしてお酒とたばこの需要が増えているという意見もあります。
 
物理的な因果関係だけでなく、経済効果は人の心理的な部分から生まれることもありますので、トイレットペーパーの品薄状態もストックがあっても不安で買ってしまうという状況になるのは納得ですね。
 

バタフライエフェクトとの違いについて

「風が吹けば桶屋が儲かる」に似ている言葉で、「バタフライエフェクト」があります。
この言葉はアメリカの気象学者のローレンツが提言したもので、ブラジル蝶の羽ばたきがテキサスにトルネードを起こす原因になる可能性があるという考え方です。
 
バタフライエフェクトは、些細なことが徐々に大きくなり別の現象を招く意味がありますので、風が吹けば桶屋が儲かるとは若干違うニュアンスがありますね。
 
些細なことがきっかけで予測しない事態になること。
例えば夫婦がテレビのリモコンのとり合いで些細な口論をし始め、深刻な夫婦喧嘩へと悪化し、最終的に離婚するようなケース。
 
あらゆる条件が重なると、バタフライエフェクトが起こる可能性は無きにしも非ずです。
経済効果としては、このような意外性を予測して商品を販売することは難しいかもしれませんが、私たちの生活の中には不思議な因果関係により意外なブームが起こる場合があるのです。
 

まとめ

風が吹けば桶屋が儲かるという展開は、経済市場でも稀に見られること。
どのようなものが売れて売れなくなるか、独自の価値観で先を読むのも楽しいかもしれません。
ただ理屈的には納得できても、実際には上手くいかない場合もあるので、全ては成り行き次第なのでしょう。

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