金メダルの値段はいくらで作れる?メダル獲得は金投資にもなりそう?

はじめに

金メダルを製造する値段はいくらかかるのでしょうか。
「金」という名前がついている以上、とても高価で資産にもなりそうな金メダル。
 
オリンピックイヤーは、経済的にもあらゆる影響があり、株価の動きも注目されます。
そこで今回は、少し違った視点から考える金メダルの値段や価値について、詳しくご紹介していきましょう。
 

オリンピック跡地はどうなる?過去の例でわかる経済影響についてはこちらをチェック。

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オリンピック開催によって売れるものと売れないものは?こちらをチェック。

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金メダルの値段について


金メダルを獲得した選手にとって、市場価値がいくらでも、自分の努力が報われた最高の宝物になるでしょう。
 
オリンピックの金メダルとは全く縁のない一般人から見ると、気になるのが金属としての値段。
金メダルの値段は約9万円です。
 
東京五輪で使用される金メダルは、550gの銀に6gの金がメッキ処理されてできています。
過去のオリンピックと比較してみますと、2018年冬季オリンピックのピョンチャンの金メダルよりも3万円ほど東京オリンピックのほうが高くなる計算。
 
金メダルといっても100%金で作られているわけではなく、1916年のベルリン大会以降は銀に金メッキ処理を施すスタイルになっています。
 
規定では、金メダルの大きさは直径60mm以上であること、素材の銀は重量の92.5%以上使用すること、金メッキは6g以上使うことというルールがあります。
 
全体的にメダルの重量は毎回増える傾向にあり、東京五輪は夏季大会では総重量556gで記録を更新していることはあまり知られていませんよね。
 
参考までに、銀メダルの金属としての値段は約5万円。
銅メダルは銅で作られているため、とても価格が安く、430円前後といわれています。
 

金の値上がりはメダルにも影響

金メダルに金が使用されているとは思わなかった人も多いかもしれませんが、値段が上がっているのは金市場の相場も関係しているため。
 
金は安定した投資としても人気があり、希少性と需要が高いことや、信用力や流動性があることが金の価値がある理由です。
 
金は採掘総量が少ない金属のひとつ。
これまでに世界で採掘された金の量は、オリンピック公式プールのサイズにすると、3.8杯分しかないともいわれています。
 
このような希少価値があるだけでなく、金は投資として信用リスクがないため、債券や株のように発行元が破綻しても金としての価値は回収できることが魅力。
 
そのため投資のビギナーからも人気がある金は、過去20年に相場が4倍に上がっている背景があり、時代背景により信用経済が不安定になる時でも相対的に金相場が上がる傾向があります。
 
東京オリンピックの金メダルの値段が過去よりも高いのは、そんな金市場も影響を与えているのです。
 

選手のオークションはさらに高値がつく?


金メダルを金の投資として一般の人が保有しても市場価値にはなりますが、獲得した選手にしてみると、金属の含有量以上に付加価値が絶大になるのは間違いなし。
 
獲得した選手がメダルを売却することはごく稀です。
しかし過去には、実際にオークションで販売した選手もいます。
 
1996年、アトランタ大会で男子ボクシングの金メダルを獲得したウクライナ選手のクリチコ氏は、自分のメダルをオークションに出品し、なんと日本円約1億円で落札されたという過去があります。
 
売却したお金は全て教育基金に寄付したようですが、金の金属としての価格的価値以上に、市場では高値で売買されますね。
 
ちなみに金メダルを獲得した選手には、オリンピック協会から報奨金が渡される仕組みになっており、東京オリンピックの場合、金メダルは500万円。
2016年、リオの時は1000万円だったので、半額まで安くなっていることがわかります。
 

金以上の価値が手に入る

金メダルの値段はそれほどでなくても、獲得した選手にとっては「生涯賃金」といわれるほどあらゆるメリットがあるでしょう。
 
オリンピック委員会からの報奨金以外にも、所属団体や各連盟、契約スポンサーから報奨金が渡されるのが一般的。
 
たとえば自転車競技なら、日本競輪選手会より3,000万円という報奨金がもらえるともいわれています。
 
金メダル獲得を収入として考えた場合、金属の価値以外にも将来的にメダル獲得者としてメディアに登場する機会もありますし、メジャー競技ならスポーツキャスターとして引退後も仕事に困ることはないでしょう。
 
総体的に考えると、金メダルをひとつ獲得した段階で、サラリーマンの生涯賃金くらいは得た計算になるかもしれません。
 

金を売りたい時はどうする?

金メダルを売ることは、一般の人にはまずないことかもしれませんが、自宅で寝ている金のネックレスなど、売却したいアイテムがいくつかあるでしょう。
 
金の買い取りは、貴金属を扱う店舗型の買い取りスタイルが一般的ですが、最近は業者に貴金属を郵送して査定してもらう宅配スタイルの買い取りも人気。
 
たくさん処分したいものがある場合は、出張買い取りもありますので、お小遣いになりそうなものはまず査定してもらうこともよいでしょう。
 

まとめ

金メダルの値段が高いと感じるか安いかと感じるかは、人によって違う考え方があるでしょう。金投資は長期的に続けられる人に向いているといわれていますので、メダル獲得選手のようにコツコツと努力しながら成果をあげるのもよいかもしれません。

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