家計をコントロールしよう!生活費・預金・投資の理想的なバランスとは?

はじめに

・「給料の振り分けで貯金と投資のバランスがわからない」
・「早く資産を構築するためには生活を切り詰めたほうがいいと思うんだけど…」
という疑問にお答えする記事です。
 
本記事で解説するポイントは以下の3つです。

  • 最優先にするのは生活費
  • 貯金は使う予定のあるお金
  • 残ったお金を運用して資産構築

 
家計の振り分けの疑問が解決しますので、ぜひ読み進めてみてください。
 

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優先順位は生活費、貯金、投資

まずは1か月間の生活費を確保しましょう。
住居費、食費、光熱費、通信費、交際費…。書き出してみると毎月の支払いに改めて驚かされますね。
 
支出を計算して、残ったお金を貯金と投資に振り分けます。
貯金するのは急な出費に対応するためのお金と、近い将来に使うかもしれないお金です。
 
最後が投資に使うお金です。
ここは、遠い将来のためのお金。老後のための資金などですね。
基本的には動かさないお金です。
銀行に預けていても資産は増えないので、投資で運用して資産を増やしていくためのものです。
 
それではひとつずつ具体的に解説していきます。
 

①最優先するのは生活費


まずは、日々安心して暮らすための生活費を確保しましょう。
今の生活が安定していればこそ、将来への投資があるというもの。
未来のために今を犠牲にするのは考えものですね。
 
とはいえ、「今の家計状況ではなかなか貯金と投資にあてるお金が確保できない。
ムダ遣いしてるつもりはないけど、やっぱりもっと切り詰めるべきなんじゃ…」
と思われるかもしれません。
そう思ってしまう気持ちもわかりますが、生活を切り詰める必要はないでしょう。
なぜなら、効果的に生活費を下げる方法があるからです。
 
節約方法ですぐに思いつくのは、電気や水道などで節約をしようとすることですね。
こういった細かい節約はすぐにできることではありますが、効果には疑問があります。
 
それよりも、住居費や通信費、保険やローンなど大きな支出に目を向けてみてください。
家賃や通信費、保険などは数年前に契約したまま、見直しをしていないことが多くあります。
初めに契約してからは、毎月いくら支払っているかを気にしている人はなかなかいません。
特に通信費や保険などは新しい料金プランも登場しています。
 
また、2年ほど前から電力の自由化も始まっています。
電気料金そのものは、従来と大きくは変わりませんが、普段使っているサービス(ガソリンスタンドやネットショッピング、クレジットカードなど)と提携した電力会社を選ぶことができます。
このことで料金が割り引かれたりポイントが多く付与されるなどして、トータルでかなりの節約になります。
 
変更するのに多少の手間は掛かってしまいますが(と言ってもメールやオンラインで済むものがほとんどです)、これらを見直せば万単位での節約になることもあります。
 
意識せずに支払っている固定費を減らすことが、いちばん節約効果があります。
生活を切りつめなくても、貯金や投資にあてるお金をやりくりすることはできますよ。
 

②近い将来に使うかもしれないお金は貯金

次に、急な出費に備えての貯金の金額を決めましょう。
お子さんの習い事や部活での思いがけない出費、冠婚葬祭やマイカーの故障などに対応するお金がここに当てはまります。
 
また、生活防衛資金も用意しておきたいところです。
何か不測の事態が起きたときのために備えておくお金のことです。
 
例えば、予想していなかった減給やリストラ、ケガや病気など健康上の理由で収入がストップしてしまっても、3か月くらいは何とかやりくりできる費用が必要です。
3か月分の生活費があればその間に、次の仕事を探す、保険の手続きを進める、などの対応がとれます。
 
この部分の貯金がしっかりできていると生活していく上での心配もなくなり、安定につながります。
 
本当ならお金を使いたくない場面でも、付き合いなどで使わざるを得ないこともありますよね。
そのようなときのために、家計に余裕のある月に多めに預金しておくのも一つの手段として有効です。
 
「使うかわからないお金なら投資に使ったほうがいいのでは?」
そう思われるかもしれませんが、先ほどと同様で、まずは生活の安定が第一です。
 
使う可能性があるお金を投資に回すと、いざお金を引き出さなければならないときに、資産を切り崩すことになります。
 
積み上げてきたものを切り崩すことは、精神的にもダメージを負ってしまします。
「また積み上げなおさなければ…」と思うことは、最初の時よりもハードルが高い位置にあると感じてしまうものです。
 
そうならないためにも、この部分の貯金を確保しておくというのはとても大切なことなのです。
 

③余剰資金は遠い将来のために投資


最後に、投資に使う余剰資金についてです。
いま「余剰資金」と書きましたが、投資は余剰資金で行うべきです。
余剰資金とはあまったお金という意味ですが、使わないお金ととらえてもよさそうです。
 
余剰資金を預金口座でねかせておいても利息には期待できませんよね。
ただ寝かせておくのはもったいないから運用しよう、というのが投資家の考えです。
 
とはいえ、私たち一般人には、資産家のような莫大な資産があるわけではありません。
資産と呼べるものを少しでも構築して、将来に備えておきたい、というのが投資の目的ではないでしょうか。
だからこそ投資は余剰資金で行ってほしいのです。
 
なぜなら、証券口座でひんぱんに入出金をすると、それだけ手数料がかかってくるからです。
 
預金に当てる金額を低く抑えて、生活費ぎりぎりのラインで投資をしていると仮定しましょう。
そのような状況で急に出費が発生した場合、証券口座から出金しなければならない可能性が高くなります。
 
もちろん銀行でも入出金手数料はかかりますが、証券会社では入出金手数料のほかにも「信託報酬」などの手数料も発生しているのです。
つまり、証券口座で必要以上に入出金してしまうと、手数料を銀行より多く支払うことになるのです。
せっかく家計管理を徹底しているのだから、手数料の管理もしっかり行っていきたいところ。
 
このような理由から、投資は使う予定のない余剰資金で行うべきなのです。
 

補足・投資で手数料負けを防ぐためには?

先ほど、投資にかかる手数料についてお話ししましたので、もう少し詳しく解説いたします。
 
ネット証券で投資信託を購入し、運用する場合に手数料として発生するものは下記のとおりです。

  • 売買信託手数料 (購入時に0~3%)
  • 信託報酬 (保有期間中に0.1~3%)
  • 信託財産留保額 (解約時に0~3%)

 
iDeCoやNISAなどの税制優遇制度を利用すれば、これらの費用がかからないものもあります。
また、ネット証券では全体的に手数料が低く設定されていて、中には発生しないものもあります。
 
ネット証券に対し、実店舗を構えている証券会社ですと、人件費や建物代などの経費もかかっています。
そのため、手数料は高めに設定されています。
 
わざわざ証券会社の窓口に出向いて行って高い手数料を払うよりは、ネット証券を使うことが賢い方法と言えますね。
 

まとめ

最後までお読みいただき、ありがとうございます。
この記事では家計においての支出のバランスと優先順位について解説しました。

  • 生活費
  • 預金
  • 投資

という優先順位がつけられます。
 
預金と投資の違いは、近い将来に使う可能性があるお金か、遠い将来まで使わないお金かの違いです。
 
生活費を見直して、貯金と投資の割合を上げていくことが資産構築の近道です。
あなたにあったバランスを見つけて、家計をコントロールしていきましょう。

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