【20代の年収】平均は約300万円!収入の高い業界は?(2021年最新版)

節約/貯金

はじめに

「こんな給料で将来やっていけるのかな」 と自分の年収に不安を抱いている20代の方も多いのではないでしょうか。

 

社会人になってやっと自立できるようになったものの、自分以外の同世代はどれくらい貰っているのだろうと、つい周りと比較したくなりますよね。

 

とは言え友人たちに「年収いくら貰ってる?」なんてぶしつけな質問はできません。加えてこれからキャリアアップや転職を目指すのであれば、年収の高い業界を調べておくことも必要です。

 

この記事では、そんな20代の気になる年収について、20代前半・後半の年収額、男女・業界による違い、さらに年収アップの秘策など紹介しています。

 

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20代の平均年収は300万円

気になる20代の平均年収ですが、2014年の国税庁の調査によると、294万円という結果が報告されています。

つまり、約300万円ということになります。

 

自分の年収と比べてどうでしょうか、ホッと胸を撫で下ろした方、もっと頑張らなきゃと焦りを感じた方、捉え方は様々だと思います。

 

やはり20代は社会人に出て間がないという人が多いため、他の年代比較するとどうしても平均年収は低くなってしまいます。

 

もちろん、高卒入社と大卒入社では年収の上がり方が違いますし、正社員と非正規雇用でも大きな差があります。

 

働く業界、業種によっても年収は左右されますので、今は低くても、これからベースアップされる可能性は十分にありますので、この段階でがっかりする必要はありません。

 

20代前半に年収は約250万円、後半は約350万円

その他の年代別の平均年収を参考までに紹介しておくと、30代は416万円で40代は495万円、50代になると628万円となっています。

 

こうして見ると、20代はまだまだ駆け出しという年収額ですね。

20代はまだ経験が浅いこともあり、実力で差がつくということもないため、年収がほぼ横並びになる傾向があります。

 

なお、20代は前半で社会人としての基礎づくりを経て、20代後半には責任あるポストを任されるクラスまで昇進することもあるため、同じ20代でも前半と後半では平均年収に大きな差が生じます。

 

調査結果によると、20代前半(20~24歳)が248万円、20代後半(25~29歳)で344万円です。

なお、この金額からさらに保険料や税金が引かれるため、手取り額は20代前半が198万円、20代後半が275万円前後になります。

 

20代年収は男女の間でも80万の差がある

20代の平均年収を紹介しましたが、実は男女別に見ると、両者に大きな開きがあります。

20代前半男性で平均年収が265万円なのに対し、20代前半女性は231万円、そして20代後半男性が378万円なのに対し、20代後半女性は297万円です。

 

20代前半は34万円、20代後半になると81万円もの差があります。

なぜ男女間にこれほどまでに違いが出てしまうのでしょうか?その答えは雇用形態にあります。

 

正規社員の男性が2124万人なのに対し、女性は980万人と男性の半分にも満たず、一方で非正規社員の男性は325万人なのに対し、女性は765万人も存在します。

 

女性は非正規社員として働くケースが多く、加えて事務職やアシスタント業務など収入が低い職種が多いため、平均年収に格差が出てしまうと考えられます。

 

20代年収が高い業界と低い業界

2015年の厚生労働省が実施した統計調査をもとに、業種別の平均年収ランキングをチェックしてみましょう。

男女を問わずトップにランクインしているのは「情報通信業」で、特に女性の場合は20代前半・後半通してベスト1位になっています。

 

インターネットが人々の生活に必要不可欠な存在となった現在では、当然の結果とも言えるでしょう。

 

20代男性で見ると、前半の1位は情報通信業で269万円、2位は金融・保険業で267万円ですが、後半になると金融・保険業が逆転して1位342万円、2位は情報通信業324万円になっています。

 

20代女性の場合は前半の1位が情報通信業で264万円、2位建設業で250万円、後半になると1位はそのまま情報通信業で306万円、2位に学術研究、専門・技術サービス業がランクインして293万円です。

 

飲食やサービス業界は収入が低い

20代の平均年収で最も低いワースト3を見てみましょう。

男女ともに前半・後半を通して

  • 宿泊・飲食サービス業
  • サービス業
  • 製造業

がランクインしています。

このことから、飲食やサービス業は全般的に平均年収が低いことがわかりますね。

 

20代前半男性のワースト1位は宿泊・飲食サービス業の224万円、2位はサービス業で233万円、後半も1位は同じく宿泊・飲食サービス業で258万円、2位はサービス業268万円です。

 

前半の3位は製造業で238万円ですが、後半になると生活関連サービス・娯楽業がランクインし、276万円になります。

 

なお、ベスト1位とワースト1位の差額は20代前半で45万円、後半で84万円にもなりますので、就職する業種が20代の平均年収にいかに影響を及ぼすかが理解できます。

 

女性では医療・福祉が上位に

女性と男性との大きな違いとして、20代前半女性のベスト3に医療・福祉がランクインしている点があげられます。

また、20代後半の3位は教育・学習支援業で283万円となります。

 

超高齢化社会を迎える現代において、医療・福祉の分野は人材不足が社会問題となっています。

今後も担い手が貴重な存在となる業種ですので、手に職をつけたい方に向いている仕事と言えるでしょう。

 

ちなみに、20代前半女性のワースト1位はサービス業で216万円、2位は宿泊・飲食サービス業で217万円、3位に製造業がランクインし217万円という結果になっています。

 

20代後半の場合は、ワースト1位に宿泊・飲食サービス業で235万円、2位は製造業で239万円、3位はサービス業で243万円です。

 

20代の年収、正社員は非正規の1.6倍の給与に

近年は非正規雇用で働く人が増える傾向にありますが、雇用形態が平均年収に及ぼす影響はどれくらいになるのでしょうか?

 

20代の正規雇用、つまり正社員として働いている場合の平均年収は323.3万円、対して非正規雇用、派遣社員や契約社員、パート、アルバイトの場合の平均年収は203万円となっています。

 

正規雇用と非正規雇用では年間120.3万円の開きがあり、約1.6倍もの差があるという結果です。

これは、正規雇用の場合、年に2回のボーナスが支給されるためと考えられます。しかも、正規雇用であれば各種手当も付きますし、福利厚生も充実していることも要因でしょう。

 

正社員の場合は勤続年数によって給与のベースアップも期待できますが、非正規雇用の場合は時給アップがあったとしても、平均年収に大きく影響するほどの金額とは言えません。

 

もちろん、非正規雇用で入社した場合でも、能力や実績、経験を買われて正規雇用として雇われる可能性もあります。

 

20代は若い分様々な業種に挑戦できるエネルギーを秘めていますので、自分の可能性について考えながら仕事に向き合うことが大切です。

 

20代で年収を上げていくに副収入を得るという選択肢

こうして20代の平均年収の違いを見ていると、業種の違い、男女の違い、正規雇用・非正規雇用の違いなどの要因で、20代前半はそれほど差がなくても、後半になるにつれて金額に開きが出てくることがよく理解できます。さらに、大卒以上と大卒未満の違いでも、大きな差が生まれます。

今から努力して変えられるなら平均年収アップも夢ではありませんが、平均年収を決める要因が変えられないのであれば、収入源を他に増やすという方法、つまり副収入を得る方法も選択肢として考えられます。

 

いわゆる「副業」となりますが、近年は副業人口が急増していますので、様々な道が考えられます。

特に本業以外の時間を使って行う在宅ワークに人気があり、自分の特技や趣味を生かして副収入を得る手段を模索してみてはいかがでしょうか。

 

20代の平均年収 まとめ

いかがでしたでしょうか。20代のリアルな平均年収について理解できたのではないでしょうか?

もちろん平均年収だけで仕事の良し悪しを決めることはできません。

 

ですが世間一般的に見て、周りがどれくらいの平均年収なのかを把握しておくことは大切なことです。

ただし、20代の平均年収は低くても、後にグッと高くなる企業や業種もありますので、今だけの給与を見て一概には判断できないことを理解しておきましょう。

 

男女ともに平均年収が高いのは情報通信業で、他には金融・保険業や女性では医療・福祉もトップ3に入っており、ワーストは宿泊・飲食サービス業、サービス業が入っていましたね。

今後キャリアアップや転職を目指すときの指標にもなりますので、ぜひ参考にしてください。

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