鑑賞するだけじゃない!アート投資を少額ではじめる方法と人気の理由とは?

年金対策/資産運用

素敵なアート作品を鑑賞することは心の財産ですが、実はアートは投資対象になることもご存知でしたでしょうか。絵画が好きな人にとっては違った魅力となるアート投資。少額からも始められるので、趣味をさらに広げていきたい人はぜひ検討してみてくださいね。

 

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アート投資とは何か?

株の投資や仮想通貨など、色々な種類がある投資ですが、アートを投資対象にしたものが「アート投資」と呼ばれるものです。有名な絵画は値段がつけられないほどの価値がつくこともあり、アートは資産として活用することも可能。

この投資方法は名前の通りに絵画や彫刻、骨とう品などの作品を購入して売却時と購入時の差益で儲けるという方法です。最近は個人で絵画を購入して投資するケースだけでなく、ファンドを通じて共同購入する場合も増加中。

一口いくらという形でアート作品のオーナーになることができるため、資金が少なくても投資ができるのです。

コンテンポラリーアートが人気上昇中!

コンテンポラリーアートは現代美術のことで、近代美術のモダンアートとは違った魅力があります。鑑賞者が自由な感覚で解釈できるコンテンポラリーアートは、多くの人が楽しめる作品が多く、近年市場も拡大している背景があります。

投資対象として注目されている理由は、現代社会が抱える問題をアピールし皮肉や批判を作品にしているものが多く、共感しやすい作品が多いため。ただ鑑賞するだけでなく、アート作品を考えるという感覚も人気の理由です。

 

アート投資のやり方について

アート投資は少額からもできますが、方法は色々とあるため、自分に合ったやり方を探してみましょう。まず手軽なところで始められるのはアートのオークション。

アートオークションは富裕層やギャラリーなどの専門家だけでなく、アートや投資に興味がある人は数万円で落札される作品もササビーズなどでも見つけられます。

オークションで注目したいものは「プライマリーマーケット」と呼ばれるもので、その作品が2回目以上売りに出されるマーケットやオークションのこと。

アート業界で注目される作品が多く、価値はある程度保証されている特徴があります。リスクを最小限に抑えるには共同保有することも方法で、人気があるアート投資のサービスの利用が簡単。

「ANDART(アンドアート)」は、1万円から始められる本格的なアートコレクションの会員権の売買プラットフォーム。何人かでひとつの作品のオーナーになり、サービス内でオーナー同士が会員権の売買ができます。

サービス外への売却希望が多い作品は、売却したのちにオーナーに売却益が返されるというケースもあります。まずは興味のある作品を所有することがアート投資の第一歩。

値上がりしそうな人気アーティストなどを探すのは、趣味の延長にもなり楽しみながら投資ができるでしょう。

 

メリットについて

時代背景の変化により、現金よりも美術品に資産を変えて保管する人が増え、アート投資は少額からも可能なため近年とても話題になっています。

メリットは実物資産なので人気があることや、数年で価値が何十倍に上がる可能性もあること。アートのトレンドは経済とは関係ないため、どのような作品でも高騰の可能性は秘められています。

またアート作品は値崩れが起きにくいことも他の投資とは違うメリット。有名な作品なら在庫に限りがあり、新たに作り出せない希少価値は資産価値も高くなるでしょう。

またアート投資は売買できないとしても、鑑賞して楽しめることもメリット。好きな画家の作品なら、他の人にはわからない価値を自分だけが知っているという喜びはお金に換えられないかもしれません。

 

デメリットについて

アート投資は、作品の価値は値崩れする可能性は低いものの、保管期間が10年や20年では値崩れするリスクが全くないわけではありません。たとえば人気ジャンルが低迷した場合や、作家のトレンドが終わってしまった場合などは、再び値上がりするのは難しいかもしれません。そしてデメリットは、アートに詳しくないと価値も見極められないという点。

日本では購入の窓口は、ギャラリーやオークションハウスなどがメインとなります。このような場所は美術品をぜひ購入してもらいたいため、過剰な演出をして商談は特別室を用意するなど、その場の空気に流されて購入してしまうこともあるでしょう。

アート投資で失敗しないためにも事前にリサーチは必要で、感情的に対象物を選ぶことは避けたほうが安心です。

投資で成功させるポイントについて

アート投資を始める際に意識したいのは、ジャンル選定がまずひとつ。日本人作家の日本美術は世界市場の割合3.2%程度と少なく、希少価値がつく可能性があります。

ただし売却する際は日本市場だけでなく、世界全体に視点を向けることも必要になるでしょう。そして人気があるのは明治美術工芸作品。江戸末期から明治時代につくられた鉄瓶に高値がついたというニュースがあるように、明治期のアート作品や工芸品は東アジアや欧米にも需要が高く、投資対象として注目したいジャンルです。

 

まとめ

アート投資は少額から可能なので、絵画の鑑賞が好きな人やアート作品を保有したい場合は、未来の価値を少しだけ考えて選んでみるのも楽しいかもしれません。自分のセンスが将来評価されると思うと、とてもワクワクしそうですね。

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