実家が空き家になってしまったら?売る?売らない?

皆さんは、実家が空き家になってしまう事態を想像したことがありますか。就職などで家を出て時が経過すると、実家に誰もいなくなる日が来るかもしれません。今回はこうした事態に備え、実家を売るべきか否かを解説します。 

実家が空き家になってしまったら

実家が空き家になった場合、基本的に待ち受けているのが相続手続きです。たいていは両親の死亡により、誰も実家にいなくなるケースが起こります。相続の手続きも非常に複雑で、負担も大きくかかるでしょう。

これらの作業が終了したあとは、空き家となった家を売るか否かの判断が迫られます。ただし、売却の手続きもまた複雑で後回しにしてしまう人もいるはずです。今後の生活や資産運用にも関わるため、早い段階で決断を下しましょう。

売るメリット、デメリット

売るか否かを判断するためには、それぞれのメリットおよびデメリットを正確に理解しなければなりません。その場しのぎで対応するのではなく、入念に検討しておくことが大切です。つぎに紹介する内容を参考にしてください。

メリット1:多額のお金をもらえる

家を売る1番のメリットは、一時的に多額のお金がもらえることです。建物の状態や地域にもよりますが、平均すると2,000万〜4,000万円の収益(※1)となります。家計の状況が厳しい人は生活の状況も楽になり、お金が余ればほかの資産への投資に回せるでしょう。

一方で、一度に多額の収益を得た場合には、譲渡所得として所得税(※2)も支払わなければなりません。納税するタイミングは売却した翌年(※3)です。使い切ってしまうと税金を納められなくなるため、お金の管理には注意しましょう。

メリット2:固定資産税や都市計画税を払う必要がなくなる

家を残したままの状態にすると、少なからず維持費がかかります。とくに固定資産税や都市計画税は思っている以上に高額です。固定資産税の場合は、「土地や建物の課税標準額×1.4%(※4)」で計算されます。

平均すると10〜15万円程度(※5)で、条件によっては20万円を超える(※6)ケースも珍しくありません。都市計画税は、「土地や建物の課税標準額×0.3%(※7)」が計算式です。これらを納める必要がなくなれば、生活にかかる負担も大きく軽減されるでしょう。

デメリット:住宅ローンを完済しなければならない

家を売るデメリットとして挙げられるポイントは、住宅ローンを完済しなければならない(※8)点です。すでに支払いが終わっている人は関係ないものの、残債がある場合には注意しましょう。

もちろん、家を売ったお金で払い切る方法も選べます。ただし、建物の劣化で価値が落ちるケースも決して少なくありません。結局、ローンを払いきれなくなる可能性もあります。家を売却する際には、住宅ローンの残額は必ずチェックしましょう。

売らないメリット、デメリット

空き家となった実家を残すため、あえて売らない選択肢をとる人もいるでしょう。売る場合と比べて、どういったメリットおよびデメリットを持つか紹介します。

メリット:資産は残り続ける

家を売らない1番のメリットは、資産が残り続ける点です。土地や建物が手元にあれば、工夫次第で今後の投資にも役立ちます。単純に思い出を消したくないという思いから、売却しない人も一定数いるはずです。

たしかに、家を売らないことで維持費は発生してしまいます。一方で、土地や建物を活用できる良いタイミングともいえるでしょう。

デメリット:想像以上に多額の費用が発生する可能性もある

家を残し続ければ、上述でも説明したとおり固定資産税や都市計画税などが発生します。これらの金額は想像以上に高くなるケースも多く、経済的なダメージも大きくなるかもしれません。

加えて、建物の劣化で屋根の瓦が落ちるなどの事故があった場合、所有者が被害に遭った人へ賠償する危険(※9)もあります。このように、想定外の高額な支払いを迫られる場合も考えられるため注意が必要です。

貸し出しや更地の案も

ここまで、空き家の売却にかかるメリットおよびデメリットを中心に紹介しました。しかし、ほかにもいくつかの選択肢が存在します。これらの方法もあわせて押さえつつ、どのように扱うかを検討しましょう。

実家を貸し出しして賃貸収入を得る

まず、考えられる方法は土地や建物の貸し出しです。賃貸物件にすれば、一定の賃貸収入を得るきっかけが作れます。固定資産税や都市計画税も、家賃として入ってきた収入からやりくりが可能です。

ただし、必ずしも賃借人(土地や建物を借りる側の人)が見つかるとは限りません。そのため、はじめの数ヶ月〜数年間は空き家の状態になっている可能性も考慮しておきましょう。

更地にすると売却しやすくなる

ほかにも、建物を壊して更地にする方法があります。土地だけの状態にするメリットは、買い手が見つかりやすい点です。建物が残っていると、どうしても選択肢の幅が小さくなります。

一方で更地にすれば新たな建物も建設でき、反対に駐車場として土地を生かすことも可能です。売却したお金をほかの投資に回すうえでも、売りやすい環境を整えておくといいでしょう。

とはいえ、取り壊しにも多額の費用がかかります。地域にもよりますが、東京都は30坪で90万円(※10)に達するため入念に考えましょう。

https://research-online.jp/all/property/4296/
https://research-online.jp/all/property/3907/

まとめ(売ったお金を投資に回しましょう)

以上から、実家が空き家になった場合の対策法について解説しました。多くの案を出しましたが、とくにおすすめな方法が売却したお金を投資に回すことです。

つみたて投資でコツコツと貯めていけば、将来的に大きな財産となる確率も高まります。もし、投資で資産を増やしたい方はリサーチオンラインまでお問い合わせください。 

 

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