つみたてNISAの運用期間は20年。運用後はどうなる?

つみたてNISAは、最大20年間の運用費と利益にかかる税金が非課税になる制度です。

 

では、20年間運用した後は一体どうなるか。20年間運用後、投資したお金をどうすればよいか不安に思うかもしれません。

 

この記事では、つみたてNISAの20年間運用後はどうなるのかを解説していきます。現在、つみたてNISAを運用している方は、ぜひ参考にしてみてください。

つみたてNISAの運用後は?

 

繰り返しになりますが、つみたてNISAで得た利益や運用にかかる費用は、最大20年間課税されません。投資可能期間は2042年までで、20年間で最大800万円までです(2022年10月時点)。(※1)

 

20年間の運用後、考えられるパターンは主に3つ。それぞれのパターンを詳しくみていきましょう。

パターン①売却して利益を確定させる

 

つみたてNISAを20年間運用後、売却して利益を確定させるのが一つのパターンです。

 

20年間の積み立てで増えた利益を確定させると、売却益が得られます。この売却益に税金はかかりませんので、売却益の100%を手元に残せます。

 

たとえば、NISA口座で400万円まで積み立てて売却した場合、売却にかかる費用は0円、売却益も非課税なので、手元に残るのは400万円です。

 

また、売却するパターンの場合は、必ずしも20年間運用し続ける必要はありません。5年でも10年でも、自分の好きなタイミングで売却して利益を得られます。

パターン②通常の口座で運用を継続する

 

つみたてNISAで運用できる最大年数の20年が経ったら、通常の課税口座で運用を継続する方法もあります。つみたてNISAをはじめとするNISA制度では、非課税口座であるNISA口座で運用します。

 

口座内の金融商品を課税口座である特定口座や一般口座に移すことで、20年を超えて運用できる仕組みです。ただし、特定口座や一般口座は課税口座のため、利益には税金がかかります。

 

たとえば、400万円投資して評価額が400万円だった場合、NISA口座から課税口座へ移管する際は税金がかかりません。しかし、課税口座に移して評価額が450万円に値上がりした場合は、利益の50万円に対して20.315%課税されます(2022年10月時点)。(※2)

 

NISA口座であれば非課税だったものが、課税口座に移すと利益に税金がかかる点や、運用費がかかる点を理解しておきましょう。

パターン③一度売却して再度つみたてNISAを始める

 

20年間運用後のパターン3つ目は、一度売却してから再度つみたてNISAを始める方法です。

 

つみたてNISAは、ロールオーバーと呼ばれる運用ができません。ロールオーバーとは、保有している金融商品を翌年の非課税枠に移管することです。

 

ロールオーバーできないため、一度売却して現金化する必要はありますが、つみたてNISA枠で再度同じ金融商品を購入・運用できます。この場合は利益が非課税となります。

 

ただし、年間の最大投資額は40万円で変わりません。40万円を超えて運用する場合は、課税口座での運用となるため注意が必要です。

つみたてNISA運用後のもう一つの選択肢

 

つみたてNISAを20年間運用後、もう一つの選択肢としてiDeCo(イデコ)があります。

 

iDeCoとは私的年金制度の一つで、つみたてNISAのように運用による利益は非課税となる制度です。つみたてNISAとは異なり、受け取りは60歳からとなります。(※3)

 

つみたてNISAとiDeCoの違いは、以下のとおりです。(※1)(※3)

 

つみたてNISA iDeCo
年間投資上限 40万円 144,000円〜816,000円

(加入年金制度による)

税制優遇期間 20年間 60歳〜70歳まで
資金の引き出し いつでも 60歳以降

iDeCoで投資した場合、資金の引き出しは原則60歳以降となります。60歳未満での引き出しは、基本的にできません。また、加入している公的年金制度によって、投資上限金額が異なります。

 

しかし、運用で得た利益は全額非課税となり、投資した金額が所得控除を受けられるメリットも大きいのが特徴です。

 

もし、つみたてNISAを老後資金のために運用しているのなら、20年運用後はiDeCoでの運用も考えてみてもよいのかもしれません。

まとめ

つみたてNISAの運用期間の上限は20年です。20年間運用後は、以下の3つのパターンで対応する必要があります。

  1. 売却して利益を確定させる
  2. 通常の口座で運用を継続する
  3. 一度売却して再度つみたてNISAを始める

上記以外には、つみたてNISAで保有する金融商品を一度売却し、現金化したうえでiDeCoを運用する方法もあります。

 

いずれにせよ、つみたてNISAを20年間運用した場合は、何かしらの対応が必要になってきます。もっと詳しく資産運用について知りたい方は、リサーチオンラインへぜひお問合せください

 

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