持ち家?賃貸?将来のことを考えて住んだ方が良いのはどっち?

はじめに

いつの時代も多くの人を悩ませる、持ち家が良いのか賃貸が良いのか問題。
実は、どちらにもメリットとデメリットが存在しており、将来のことを考えてどちらに住むと良いのかは、各家庭によって異なります。
 
では、あなたのライフスタイルに合った住宅は、持ち家なのでしょうか?
それとも賃貸住宅なのでしょうか?それぞれのメリットとデメリットを紹介していきます。
 

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持ち家のメリット


マイホームは憧れの存在ですよね。しかし、人生を大きく左右するほど高い買い物です。
それでもなお、多くの人が持ち家を購入するのには、何か大きなメリットがあるからではないでしょうか。
ここからは、夢のマイホームを持った場合のメリットについて紹介します。

家自体が資産になる

マイホームの最大のメリットは、家自体が資産になることです。
資産を持つということは、それだけあなたの人生において強みになります。
 
たとえば、将来的にその土地を転がして利益を得ることも可能です。
銀行に多額のお金を借りたい場合は、家自体を担保に入れて借りるという選択肢も出せるのです。

住宅ローンを完済すると家にかかる費用がグッと減る

若い頃に頑張って稼いで住宅ローンを完済しておくことで、リタイア後の生活が楽になります。
持ち家にかかるお金は、住宅ローンだけではありません。
最低限、固定資産税と家の修繕費が必要になってきます。
 
しかし、これらを12か月で割れば、毎月の負担額は微々たるもので、年金生活でも余裕で積み立てができる金額です。
若い頃からの貯蓄があれば、これらの積み立ても必要ないので、家にかかる費用が一切ゼロという理想的な老後を送ることができるかもしれません。

リフォームや壁に画鋲を指してもOK

持ち家だと、自分たちの意志でリフォームができたり、壁に画鋲で穴を開けることも可能です。
小さなお子さまがいると汚れてしまいがちな壁紙や床も、持ち家なら汚されてなんぼと大きく構えることができます。
 
もちろん、リフォーム代などは自腹ですが、自腹を切れば何とでもなるというのは、日々の生活の中でとても重要なことではないでしょうか。
あいうえお表やアルファベット表なども、落ちやすいテープではなく画鋲で押さえることもできますし、家具を壁に固定したい場合は、ドリルを使って穴を開けても問題ありません。
 

持ち家のデメリット

将来の金銭面を考えると、賃貸よりも持ち家に住んだ方が良いといわれています。
しかし、持ち家にもデメリットはあり、そのデメリットがあるからこそ、一生涯賃貸派な人も存在しているのです。
では、持ち家のデメリットにはどのようなものがあるのでしょうか。主なデメリットを順番に見ていきましょう。

固定資産税や修繕費がかかる

持ち家に住むと、固定資産税を支払う義務が生じます。
さらに、建物の修繕費は完全に自腹になるので、毎月の住宅ローン返済の他に、これらの積み立てもしておかなければなりません。
 
賃貸時代と同等の返済額で住める持ち家を購入した場合でも、これらの積み立て金が加わることで、家にかかる費用が賃貸時代より増してしまうケースも。
したがって、安易に賃貸よりも持ち家の方が良い!と引っ越すのは危険です。

引っ越しが容易にできない

家を購入すると、容易に引っ越しはできません。
急な転勤等で引っ越しを余儀なくされた場合も、持ち家に対する住宅ローン返済や固定資産税の支払い義務は残っているので、住宅関係の出費が2倍に膨れ上がる可能性も。
 
長く家を空けることがわかっているのであれば、自分たちで購入した持ち家を他人に貸し、その賃料を住宅ローン返済に充てるなどの対応が必要になってきます。

ご近所トラブルが回避しにくい

あなたもご近所さんも持ち家の場合、一度ご近所トラブルが発生してしまったら、そこから逃げる術がなかなかありません。
ご近所付き合いは大事にし、多少の騒音などはお互い様と目を瞑ることも必要になってきます。
 

賃貸のメリット


ここからは、賃貸住宅について見ていきましょう。
賃貸住宅は、多くの人が持ち家購入の前に一度は住んだ経験があると思います。
 
賃貸住宅は「家賃が勿体ない!」ともいわれていますが、いくつかメリットもあるのです。
ここからは、賃貸住宅に住む場合のメリットを紹介します。

ライフスタイルによって住み替えられる

賃貸住宅の最大のメリットは、ライフスタイルの変化によって住み替えが可能な点です。
家族が増えたタイミングで、個々に子ども部屋が必要になったタイミングで、学校進学のタイミングで等々、自分たちの都合で簡単に引っ越しができるのが、賃貸住宅のメリットです。
 
昨今、リモートワークが主流になりつつありますが、出社の義務がないからこそ、わざわざ物価の高い大都会に住む必要はなくなりました。
その結果、郊外に拠点を移す人が続出しているわけですが、それが簡単にできるのも賃貸住宅に住んでいるからこそです。

高い修繕費を支払う必要がない

賃貸住宅に住んでいると、家のことで何か不具合があったとしても、あなたがその修繕費を支払う必要はありません。
もちろん、故意に故障させた場合は、話は違ってきます。
しかし、経年劣化に伴って備え付けの家電が故障したなどといった場合は、全額オーナー負担で修繕してくれます。
 
しかも、対会社ごとの契約で修繕に来てくれるので、あなたが個人で修繕をお願いするよりもスピーディーに故障個所を直してくれるというメリットもあります。

ご近所トラブルを回避できる

賃貸マンションやアパートであれば、基本的にはご近所さんも賃貸契約でそこに住んでいます。
したがって、上下左右の住民に何らかの不満を抱えていたとしても、そのうち引っ越す可能性が見込めるので、嫌なことがあっても耐えることができます。
 
待てど暮らせど引っ越さない!ということであっても、最悪あなた達が引っ越しをしてしまえば良いのです。
一時的な金銭面の負担はありますが、日々のストレスを引っ越しで解消できるのであれば、将来的に見てその負担は安いのではないでしょうか。
 

賃貸のデメリット

賃貸住宅にも、もちろんデメリットは存在しています。主なデメリットを順番に見ていきましょう。

将来的に何も残らない

賃貸住宅の最大のデメリットは、長年住み続けた愛着のある家だとしても、将来的にあなたのものにはならないということです。
それであれば、月々の支払いが少々高くなってもマイホームを購入し、将来的に家が資産になればと考えるのは自然な発想だといえるでしょう。

2年ごとに更新料が発生する

賃貸住宅の場合、引っ越さなくても引っ越しても2年ごとに大きな出費が予想されます。
というのも、ほとんどの賃貸住宅は、2年契約でその住宅を借りる契約をします。
したがって、更新のタイミングで引っ越さない場合は更新料が発生してしまうのです。
 
更新のタイミングで引っ越す場合でも、引っ越し料金や転居先での入居金などが発生してくるので、2年に1度のタイミングで大きなお金が動くことは頭に入れて貯蓄をしておくべきでしょう。

収入がないと物件を借りることができない

持ち家を持たずに賃貸住宅で生きてきたとして、その賃貸住宅がずっとあるとは限りません。
あなたが80歳や90歳になったとき、「このアパートは古いから取り壊して新しいマンションを建てます。だから引っ越してください」と言われてしまう可能性はゼロではありません。
 
「はい、引っ越します」と軽々引っ越せるのは、あなたが若いからです。
少なくても良いので、定期的に収入があるからなのです。
 
リタイア後は、年金暮らしを基本に、お小遣い稼ぎでちょっとしたアルバイトといった生活が主流です。
しかし、それでは賃貸住宅を借りることはできません。
賃貸住宅を借りるためには、定期的な一定額の収入が見込めないといけないのです。
いくら資産があっても、定期的な収入がないと賃貸住宅を借りることはできないのです。
 
したがって、老後に住んでいる家が老朽化で壊される、天災で家が壊れてしまったなどといったリスクを考えると、老後のためにも持ち家を購入したほうが…と思うことは自然だといえるでしょう。
 

将来的なことを考えると持ち家の方が良い!夫婦でしっかり話し合って決めていこう!

老後のことまで考えると、賃貸よりも持ち家の方が経済的に良いといわれています。
その理由は、少ない年金で暮らしていくためには、住宅にかかる費用も最小限に抑えていかなくてはならないからです。
 
家を購入した場合、住宅ローンの完済後は、月々1万5千円~2万円弱の積み立てのみでマイホームに住み続けることが可能です。
この破格の家賃で暮らせる賃貸住宅家を探すとなると、まず好立地には住めませんし、大きな家にも住めません。
 
やっとの思いで探し出せたとしても、お風呂がなく、洗濯機も共同で使うような部屋しかない恐れがあります。
そうなってくると、若い頃に頑張ってマイホームを購入した方が良いのでは?!と思いますよね。
ただ、転勤族であったり、他人の騒音がどうしても気になってしまうという性格の場合、気軽に引っ越せる賃貸住宅の方が合っています。
 
家を買う、買わないはとても大きな問題です。夫婦ふたりの意見が一致しないことには、行動には移せないでしょう。
したがって、夫婦間でしっかり話し合って、持ち家にするのか賃貸住宅で一生を過ごすのか、ベストな選択肢を見付けてくださいね。

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