はじめに
屋根のリフォームはお金がかかり、助成金などの補助があるとオーナーは助かりますよね。
マイホームは購入する費用だけでなく、快適に暮らすための維持費も見逃せないところ。
とくに高額になりやすい屋根のリフォームですが、助成金について理解しておくと、中古物件を購入する際に安心できるかもしれません。
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屋根のリフォーム費用相場について
中古物件を購入してリフォームする人が近年増えています。
自分らしい生活空間を作るためには多少手を加えたい、新築よりも中古物件のほうが安いなど、あらゆるメリットがあるでしょう。
その際に気になるのが、将来必要になるリフォーム費用で、家を守る大切な「屋根」はどれくらいコストがかかるかをまずは知っておきたいですね。
屋根のリフォームは、代表的な工事として屋根を「塗装」する方法と「重ね葺き」「屋根葺き替え」の3タイプがあります。
塗装は屋根の傷んだ部分を素材に合わせた塗料で塗装する方法で、費用相場は25~40万円。
コストが安く抑えられるものの、長期的な修繕効果はなく、何度も塗り替えが必要になると工事の総額が高くなるリスクもあります。
屋根の重ね葺き、通称カバー工法と呼ばれるものは、現在の屋根はそのままで上から新しい屋根材を設置する工事。
費用相場は50~120万円となります。
既存の屋根の解体費用がかからず、短期間で工事ができることが魅力。
ただし屋根材が二重になるので、屋根の下の湿気対策として外気を取り込む換気用の別工事が必要になる可能性があります。
既存の屋根材を取り除き新しくする屋根葺き替え工事は、費用相場が70~140万円。長く維持できることや、倒壊の危険性が減少するメリットが期待できますが、廃材処理なども必要で屋根のリフォームで一番コストがかかります。
屋根のリフォームで補助金はあるか?
屋根のリフォームは、屋根材やお住まいの地域の天候によっても異なりますが、10年前後をサイクルにリフォームすることが多いようです。
中古物件を購入する際はリフォーム済みのものがオススメですが、将来的に工事が必要になるのは避けられないでしょう。
その場合、高額な工事費用になるかもしれませんが、屋根のリフォームには補助金制度があります。
補助金は国や自治体から補助されるもので、たとえば「太陽光発電システムの設置」「LED照明の設置」「断熱改修に関する工事」「耐震診断や耐震補強工事」などがあるでしょう。
これらの補助金は自治体によって違いますのでご注意くださいね。
リフォームの減税制度について
屋根のリフォームは、補助金だけでなく減税という形で支援されています。
たとえば「リフォーム減税」の場合、一括自己資金で払ったリフォームは最大で20~25万円が所得税から控除に。ローンの場合は5年間合計で最大60万円ほど控除されることも。
さらに固定資産税の軽減で、1年間だけ1/2~1/3に減税されることもあります。
税金に関しては年度ごとに内容や条件が変わりますので、リフォームを計画する際は事前に最新情報を確認しておいてくださいね。
助成金をもらう手順について
屋根のリフォームは助成金があるので、金銭的な負担が多少は軽減できるでしょう。
実際にもらうためには自分で手続きすることが必要になります。
まずはお住まいの自治体や国の助成金制度について、正しく情報収集しておくこと。
自分が行う工事が条件に当てはまるかどうか確認します。
もし不明な場合は、屋根のリフォーム業者に相談するとアドバイスしてくれるでしょう。
手続きはリフォーム工事前に申請すること。
申請後は屋根リフォーム着工前の写真を撮影しておくこと。写真がないと、助成金を利用できない場合もあるのです。
リフォーム工事が終わったら、完了後の写真を撮影しておきましょう。
自治体から調査員の方が現地に確認にきますので、決定通知された場合は1~2か月ほどで指定口座に助成金が振り込まれる流れとなります。
注意点について
屋根のリフォームの助成金は、利用する際に注意点もあります。
原則として施工前の事前申請であること。そして同一業者が施工した場合が対象であること。
屋根の工事によっては、必要箇所に合わせて施工業者を変える場合もあるかもしれませんが、その場合は全ての費用が助成金対象にはならないかもしれません。
また施工業者の本社が自治体内にあるか。
業者の支点があるだけでは助成金の対象になりませんので、失敗しないためにも対象業者は自治体に確認しておいたほうが安心ですね。
基本的に助成金は自治体の年度予算で運営されますので、申請はなるべく早めにしましょう。
予算の少ない自治体だと、枠に達した時に受付終了となる可能性もあります。
まとめ
屋根のリフォームは、助成金をもらうかどうかは自己判断ですが、高額な費用の一部がサポートされるとリフォーム計画も立てやすくなるでしょう。
その際は、助成金や補助金に関して詳しいリフォーム業者に依頼するのがオススメ。
施工内容に合わせてどのような助成金が使えるか、コスト面からもあらゆる施工プランを考えることも大切ですね。