5月5日岸田首相がイギリスで、新型コロナウイルスの水際対策を6月に緩めると発表してから、急速に海外旅行への期待が高まってきていますね。
「いよいよ海外旅行へ行ける!」とワクワクして、今年の夏季休暇に旅行を計画している人もいるかもしれません。
しかし渡航先によって、入国するための基準はまちまちです。また日本への帰国時の手続きも、渡航先の国によって対応が違います。そこで、入国手続きが簡単に済む国はどこなのか調べてみました。
この記事の目次
海外旅行はいつからいける?
海外ではすでにオミクロン株は重症化リスクが低いとして、入国緩和をする国が増加傾向にあります。
各旅行会社の海外旅行ツアー再会の目安は、日本の外務省危険情報がレベル1(充分注意してください)以下となっています。レベル1とは、日本への帰国後、隔離しないで済むレベルです。
せっかくの海外旅行ですから、隔離に貴重なお休みをとられてしまうのは避けたいですよね。
また外務省危険情報レベル2でも、「安全が確保できればツアーの実施は可能」となっています。
条件付きも含めると渡航できる国は61カ国!
2022年5月26日現在では、世界36カ国が外務省危険情報レベル1まで下がっています。そして日本からの入国制限がない国は、25カ国ありますね。
以上のような状況ならば、夏季休暇に海外を検討する人も増えそうです。
夏季休暇、企業によっては8月11日あたりから16日まで?
ちなみに2022年の夏季休暇は8月11日(木)~8月16日(月)あたり。8月6日(土)から夏季休暇を予定している企業では最長で11日間の休暇を予定しているところもあるかもしれません。
日本国内でも、海外からの観光客を迎え入れるための動きが見られ始めています。まずは団体の海外観光客の受け入れを、6月10日から再開すると発表がありました。
旅行するための準備
海外へ旅行するために必要なものは、渡航先によって若干違います。
渡航先の国の対応は、大きく分けて3つに分かれます。
- ワクチン接種の有無関係なく入国可能
- ワクチン接種証明またはPCR陰性証明で入国が可能
- ワクチン接種証明とPCR陰性証明の両方で入国が可能
また渡航先の国によって帰国する際の手続きも変わります。フランスなど一部の国では状況に応じて、対応を流動的に変えることがあります。旅行会社や外務省のホームページなどで、旅行先の国の動向を確認しておくのがおすすめです。
旅行先の国によって違いますが、おもに必要な書類は以下のものになります。
- パスポート
- ワクチン接種証明書
- 新型コロナウイルス検査陰性証明書
- 新型コロナウイルス回復証明書
ワクチン接種証明書は、厚生労働省のホームページから専用のアプリをダウンロードして取得が可能です。登録には、マイナンバーカードとパスポートが必要になります。前もって早めに準備しておきましょう(※1)。
帰国時に用意するもの
帰国するときに必要となるものは、ほとんどありません。しかし一部の国ではワクチン3回接種している場合に限り、入国時審査・隔離なしとなっているケースもあります。
コロナワクチン3回目の接種が済んでいない場合には、帰国時に検査が必要になるケースがあるため、注意しておきましょう。
おすすめの旅行先
おすすめの旅行先は、以下のような2つの基準から選んでみました(※2)。この2つの条件を満たしている国なら、入出国の手続きが最小限で済むため、思う存分旅行を楽しめるのではないでしょうか?
- 入国制限なく旅行できる国
- 帰国の手続きが楽にできる
特にオススメは入国時の制限なし、帰国時の検査や隔離が不要な国!
入国時に制限がなく、帰国時の検査や隔離が不要な以下の6カ国なら、わずらわしい手続きに気を使わずに旅行を楽しめますよ。
- イギリス
- スイス
- オーストリア
- イタリア
- ギリシャ
- メキシコ
また、ワクチンの接種が3回済んでいる人という条件が付きますが、こちらの3カ国もオススメです。
入国時の制限がないため、上記の5カ国と同様に気兼ねなくお出かけできますね。ただし、ワクチン3回接種が済んでいない人の場合、帰国時の検査が必要になるので注意しましょう。
- トルコ
- モルディブ
- ベトナム
入国時の証明が必要なのが少し面倒?帰国時の検査や隔離が不要な国
ワクチン接種証明またはPCR陰性証明を準備できれば入国が可能、日本への帰国時の検査・隔離が不要な国は以下の14カ国です。
ワクチン接種が済んでいる場合には、ワクチン接種証明を用意するほうがはやいですね。
- フランス
- オランダ
- ドイツ
- スペイン
- カナダ
- タイ
- カンボジア
- マレーシア
- シンガポール
- インドネシア
- フィリピン
- ドバイ
- オーストラリア
- ニューカレドニア
またワクチン接種証明書とPCR陰性証明の両方が必要で、日本へ帰国時の検査・隔離が不要な国は以下の6カ国です。
PCR検査は結果が出るまでに日数がかかります。場合によっては1週間以上必要になることもあるため、以下の国への旅行を計画している場合には、早めに準備しておきましょう。
- 韓国
- グアム
- ハワイ
- タヒチ
- ニュージーランド
- アメリカ
まとめ
出入国の制限の緩和で、念願の海外旅行を夏季休暇に予定しようとワクワクしている人もいるでしょう。入国の制限をなくしたり縮小したりと、海外でも旅行者の受け入れが始まっていますね。
新型コロナウイルスは新たな変異株が発見され、再び入国に制限がかかる場合も今後ないとは言えない状況です。各国での対応もそれぞれ違います。渡航先の国の情報には、注意するようにしましょう。