最大15万円のインフレ特別手当支給⁉サイボウズってどんな会社?

ソフトウェア開発を主に手掛けているIT企業の「サイボウズ」は、8月までに契約社員を含むすべての従業員に最大15万円のインフレ特別手当を支給することを7月13日に発表しました。

今回は、インフレ特別手当を支給することで話題になっているIT企業サイボウズについて紹介します。現在、転職活動中で就職先が決まらない方は、本記事を参考にしてください。

そもそもサイボウズってどんな会社?

サイボウズ株式会社は、東京都に本社を置くソフトウェア開発会社です。

生活必需品を中心に世界的な物価上昇が続く中、サイボウズは社員が生活に不安を抱かずに業務を遂行できるように「インフレ特別手当」を2022年7月~8月までに支給することを発表しました。(※1)

「インフレ特別手当」は、直接雇用する社員へ特別一時金として支払われ、国内勤務者への支給額は最大6~15万円です。金額は1カ月当たりの勤務時間によって変わります。具体的には、下記の通りに支給されます。(※2)

  • 6万円支給:月64時間以下/週2日1日8時間以下勤務
  • 9万円支給:月64時間超から96時間以下/週2日超1日8時間勤務
  • 12万円支給:月96時間超128時間以下/週3日超1日8時間勤務
  • 15万円支給:月128時間超/週4日超1日8時間勤務

ただ、サイボウズは公式ブログにて「昨年の給与決定時の給与相場から急激なインフレが起きた」ため、一時措置としてインフレ特別市手当を支給しただけで、今後は継続的にインフレ手当は支給しないようです。

サイボウズの正社員の福利厚生5選!

先ほどサイボウズが2022年7月13日に発表した「インフレ特別手当」について紹介しましたが、サイボウズは「インフレ特別手当」以外にも、正社員が働きやすい環境が整っています。

事実、サイボウズは正社員の気持ちに寄り添った福利厚生を2005年から実施したことで、離職率が25%から3%前後にとどまっています。(※3)

ここでは、サイボウズの正社員のおすすめの福利厚生として、以下の5つが挙げられます。

  • 育自分休暇制度
  • 子連れ出勤制度
  • 大人の体験入部
  • Myキャリ
  • 働き方宣言

育自分休暇制度

育自分休暇制度とは、最長6年間の間、サイボウズへの復帰が確約された状態で退社できる制度です。サイボウズへ復帰できるといっても、形式上は退職しているので転職や留学など自身のキャリア形成に使用できる制度といえるでしょう。

「本当に復帰が確約されているの?」と不安に思う方もいるかもしれません。実は、育自分休暇制度を利用したい社員には「再入社パスポート」が発行されるため、育自分休暇制度を利用した証にもなります。

「ほかの会社へ転職して経験を積みたい」と思ったとしても、転職活動へ失敗したときに戻れる場所がないと不安に感じてしまいますよね。

サイボウズの育自分休暇制度では、不安になることなく新たなキャリア形成ができるのです。

子連れ出勤制度

子連れ出勤制度とは、子どもを預ける先が見つからない場合に臨時で利用できる制度です。子どもの主な預け先として学童保育が挙げられる場合が多いですが、学童保育に行きたがらない子どもも多いのではないでしょうか。

子連れ出勤制度では、子どもを見ながら仕事ができます。基本的には子どもを連れてきた親御さんが子守をする必要がありますが、商談の日と子連れ出勤日が重なって子どもを見られない場合はサイボウズのチームメンバーが子守りしてくれることもあるようです。

大人の体験入部

大人の体験入部とは、現在の業務へ活用することを目的に最長3カ月間も他部門と一時的に兼務・移動できる制度のことです。サイボウズには、システムコンサルティングやマーケティング、営業などさまざまな部門があります。

仕事をしていると、「マーケティングをやってみたんだけど自分に合うかわからない…」と思う場面もあるでしょう。兼務・移動したい部署が自分に適性があるのかを大人の体験入部で経験できます。

「いろいろな部署でキャリアを形成したい」と好奇心旺盛な方にとって大人の体験入部はうってつけの制度といえるでしょう。

Myキャリ

Myキャリでは、自分のできることと今後やりたいことを「kintone」という社内のSNSに記入して、メンバーとチームのマッチングを検討できる制度のことです。

Myキャリを記入することで自身のスキルの現状を把握でき、将来のキャリアを考えるきっかけにもなります。もし、自分がやりたいことと同じことを実施しているチームにマッチしたら、キャリア形成に大きく役立つでしょう。

働き方宣言

働き方宣言では、個人のライフスタイルに合わせた働き方が選べる制度です。サイボウズの働き方は多種多様で、週3勤務の社員もいれば早朝出勤の社員、リモートワークを一切しない社員などさまざまな働き方が選べます。

子どもの習い事の送迎といった細かい用事の中抜けもサイボウズなら許してくれるので、自分に合った働き方が実現可能です。

http://research-online.jp/all/economy/13909/
http://research-online.jp/all/13990/

まとめ

サイボウズは、「インフレ特別手当」を最大15万円まで支給することを発表したソフトウェア開発会社です。インフレ特別手当に関してはあくまで一時的な措置であるため、今後は継続的に支給する予定はありません。

しかし、サイボウズは正社員が働きやすくなる福利厚生制度が整っています。育自分休暇制度であれば、転職に失敗しても戻れる会社があると安心したうえで、転職活動へ挑戦できます。

また、大人の体験入部では様々な部署で働く体験ができるため、キャリア形成に活用できるでしょう。もし、転職するならサイボウズ株式会社のような福利厚生制度が整っている会社がいいですよね。

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