この記事の目次
はじめに
先取り貯蓄ができないと、計画的な貯金にはつながらないかもしれません。お金の管理が苦手な人にオススメされている「先取り貯蓄」ですが、全ての人が楽に貯金しているわけでもないようです。
そこで今回は、先取り貯蓄ができない人の問題点や貯めるコツについてご解説しますね。
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先取り貯蓄の流れについて
気がついたら意外と貯まっていた、と楽しく貯金ができる先取り貯蓄。この貯蓄方法は、月々の手取り収入から先に貯蓄分をとり、残りで生活するという流れが一般的な仕組みです。
逆に使ってから残りを貯蓄に回す方法では、毎月の貯金額にばらつきがあり、全く貯金分が残らないこともあるのでデメリットです。
計画的に貯蓄をしたい人にオススメされている先取り貯蓄ですが、意識だけでは上手くいかないこともありますので、他の貯金と同様に計画性を持って始めることが大切ですね。
先取り貯蓄ができない人の共通点とは?
先取り貯蓄ができない人に多い問題点は「先取り額」の設定が間違っていること。貯金したい気持ちだけが先走り、金額を多く設定してしまうと結果的に貯金の使い込みになってしまいます。
給与から一部を先取りするという考え方は、その分をないものとして生活すること。しかし貯蓄をする以前からやりくりが大変で、そんな余裕はないと断念している人も多いでしょう。
先取り貯蓄ができない人は、本来貯金になるお金の見つけ方が苦手。収入が少ないから、一人暮らしで生活費がかかるからなど、自分で決めつけている部分があるかもしれません。
また貯金する意欲はあるけど計画性がなく、毎月ざっくりと試算して先取りする方法では、なかなか貯蓄が増えないこともあります。そのような貯め方をするのは、先取り貯蓄する目的が明確になっていないことも考えられますね。
先取り貯蓄を成功させるポイント
先取り貯蓄ができない人はまず「支出」を把握してみましょう。光熱費、家賃、車のローンなどの固定費以外の支出に注目することがコツ。たとえば友人と外食するときの出費、洋服を買う、コンビニのスナックやジュースなど、少額でも節約できる部分はありませんか。
先取り貯蓄ができない人は、使うお金全てに必要性を感じているはずです。しかし考え方を少し変え、一切「使わない」のではなく「使い方」を変えることも節約のポイントに。
たとえばコンビニで毎日ジュースを1本買うなら、まとめ買いで単価の安いドリンクを買ったほうがお得でしょう。交際費も毎回誘われたら行くのではなく、給料日前はたまに断るなど。まずはレシートを使い、どのような項目に出費しているのか把握しておきましょう。
次に大切なのは、先取りする金額を決めること。自分の収入やライフスタイルに合った貯蓄額は節約できる金額を貯蓄に回す、もしくは年間の目標額を決めて月割りで計算してみることもよいでしょう。
貯蓄の目安としては、給与の10~20%が理想とされていますので、無理な額で失敗するよりも長く継続できる金額でスタートすることが、気分的にも自信につながるはずです。
給与天引きで先取り貯蓄しよう!
先取り貯蓄は封筒に現金を入れて分ける人、毎月貯金用の口座にお金を移動する人など色々。これからは確実に先取り貯蓄ができるよう、給与天引きで自動的に貯金する方法もオススメです。
たとえば各銀行が提供している「自動積立定期預金」。指定口座から預金金額が振り替えられるので手間がなく、貯金が面倒に感じる人や先取り貯蓄で失敗経験がある人にもオススメでしょう。
他にも勤務先の「財形貯蓄」も給与天引きで自動的に積み立てられますが、払い戻しできるまで1年など、期間が決まっていることもあるので確認しておきましょう。
貯蓄を使い込んでしまう心配がある人には、すぐ払い戻しができないタイプの貯蓄はオススメです。
将来的には先取り貯蓄で貯まったお金はさらに金利の高い商品に変えるなど、その時期に合わせて貯蓄方法を見直してみましょう。
先取り貯蓄しなくても貯められる人とは?
先取り貯蓄ができない人は、貯金プランがしっかり決まっていないことは原因のひとつ。さらにお金の使い方も、自分なりのルールがないと貯金に回す余裕はなくなります。
貯金は先取り貯蓄だけが方法ではなく、仲には給料日前でもきちんと貯金分が残せる人も。たとえば思いつくままお金を使わず、節約意識が高い人。
またはクレジットカードや電子マネーで毎回きちんと出費を管理している、チャージ式のカードで毎月使う金額を決めているといった人もいるでしょう。
無理なく徹底した金銭管理をできる人なら、必ずしも先取り貯蓄をする必要はありませんが、自分に合った方法を見つけることが重要なポイントになりますね。
まとめ
先取り貯蓄ができない人は、まずお金の使い方から見直すことが大切です。貯蓄するためには我慢しなければならないこともあるかもしれませんが、毎月増える貯蓄額を楽しみながら続けることも必要ですね。