この記事の目次
はじめに
近年では資産運用で仮想通貨を利用するのが一般的になってきました。
特にエルサルバドルなどの新興国ではビットコインを法定通貨にする動きも見られて、今や仮想通貨は世界中で注目されています。
そんな仮想通貨ですが、実は現物取引以外にも利益を得る手段があることはご存知でしたか?
仮想通貨にはさまざまな資産運用方法が用意されていて、そのなかでも預け入れているだけで資産が増えていく「ステーキング」は人気の資産運用方法です。
今回の記事では仮想通貨のステーキングについて以下のポイントを中心に紹介します。
- そもそも仮想通貨のステーキングとは?
- ステーキングのメリットやデメリットについて
- ステーキングをおこなうために必要なことは?
ステーキングにおすすめの銘柄も紹介していますので、これからステーキングをする予定の方は参考にしてみてください。
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仮想通貨のステーキングとは?
ここでは仮想通貨のステーキングの概要とメリット・デメリットについて紹介します。
ステーキングについて
仮想通貨のステーキングとは特定の通貨を預け入れることで、預け入れている量に応じて利益を得る仕組みのことです。
ユーザーは預け入れているだけで利益が得られますので、資産運用の手間がかかりません。
ステーキングはPoS(プルーフ・オブ・ステークス)とい承認アルゴリズムを採用している仮想通貨で利用できます。
従来のビットコインなどの通貨は、PoW(プルーフ・オブ・ワークス)と呼ばれる承認アルゴリズムを採用していました。
PoWでは承認に協力することでマイニング報酬がもらえます。
しかし、マイニングの承認確率がマシンの馬力に依存してしまっているため、多くの報酬を得ようとすると電力の消費量が大きくなる点がデメリットとされていました。
一方でPoSでは保有している量に応じて承認報酬がもらえる仕組みです。
PoSでの一連の報酬がもらえる仕組みのことを「ステーキング」と呼びます。
従来のPoWで抱えていた電力問題をクリアしていますので、環境に配慮された仕組みといえます。
ステーキングのメリット
ステーキングのメリットは、利率の高さや手間がかからない点があげられるでしょう。
ステーキングの年利は仮想通貨の種類によって異なりますが、1%以上の年利を記録している仮想通貨も存在します。
銀行の普通預金が0.002%程度であることを踏まえると、いかにステーキングの年利が優秀かがわかるでしょう。
ステーキングのなかには年利100%を超える通貨も珍しくありません。
例えば、Bybitという取引所でおこなわれている「積立ステーキング」においては、2022年2月4日時点で年利200%で運用できる通貨が存在しています。
ただし、年利が高い通貨ほど資産価値が約束されていない通貨ですので、保持していれば価格が下落するリスクがある点は注意が必要です。
ステーキングのデメリット
ステーキングしているあいだは、預け入れている仮想通貨の取引ができない点は注意してください。
もし、預け入れている通貨の価格が下落したとしても、ステーキングしていれば売却できません。
結果的に、ステーキング報酬よりも売却損失がまさってしまう可能性があることは注意しましょう。
ステーキングするためには?
ステーキングするためには取引所の登録が必要です。
国内取引所であれば「GMOコイン」でのステーキングが可能です。
GMOコインでは「テゾス(XTZ)」という通貨でステーキングが可能で、年利は3.0%〜6.0%となっています。
ステーキングにおすすめの銘柄は?
国内取引所ではステーキングを利用できる銘柄は限られています。
そのため、本格的にステーキングを利用したい方は海外取引所の利用も検討してください。
海外取引所であれば、さまざまな通貨でステーキングできます。
例えば、大手海外取引所のBinanceでは2022年2月時点で以下のような通貨でステーキング可能です。
ステーキングできる通貨 | 年利 |
DYDX | 25.12% |
AAVE | 6.49% |
BNB | 5.23% |
時価総額の低い「草コイン」や「アルトコイン」は保持しているユーザーを増やして時価総額を安定させたいことから、高めの年利でステーキングを提供している場合が多いです。
資産として価格が下落するリスクを承知できるのであれば、高利率のステーキングの利用も検討してみてください。
まとめ
ここまで仮想通貨のステーキングについて以下のポイントを中心に紹介しました。
- 仮想通貨のステーキングとは特定の通貨を預け入れることで、預け入れている量に応じて利益を得る仕組みのこと
- 預け入れているだけで対象の仮想通貨が増えること
- 預け入れているあいだは売却できないこと