この記事の目次
はじめに
資産運用を始めようにも、どのように始めれば良いのかわからないという方も多いでしょう。
株式投資から始めるべきか、それとも投資信託を始めようか、選択肢が数多くあるがゆえに悩んでしまいがちです。
そんな方にはラップ口座の利用をおすすめします。
ラップ口座は投資のプロが資産を運用してくれるサービスです。
今回はそのラップ口座について以下の内容を中心に紹介します。
- そもそもラップ口座とは?
- 投資信託とは違う点は〇〇であること
- どの証券会社でラップ口座を利用できるのか
ラップ口座を利用できる証券会社もいくつか紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。
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ラップ口座とは?
まずはラップ口座がどのようなものかを説明します。
ラップ口座について
ラップ口座とは、投資家がある程度まとまった資金を証券会社に預けて、資産運用を代行してもらうサービスのことです。
ラップ口座のラップとは英語で「wrap」という言葉から由来していて、日本語に訳すと「包む」という意味になります。
「包む」という意味が表すようにラップ口座では、資産運用に関わる包括的なサービスを提供しています。
例えば、ポートフォリオの構築や運用先の紹介、売買の注文執行までさまざまな業務を各業者が担っています。
特に近年では資産運用に関心が集まっていることから、ラップ口座への関心も高まってきています。
その証拠に「日本投資顧問業協会」が発表している統計資料によると、2021年9月末時点のラップ業務における資産残高は12兆8,642億円に到達していて、同年6月よりも7.8%も金額が増加しました。
やはり、資産運用を一任するサービスは多くの投資家たちに魅力的なようです。
ラップ口座と投資信託の違いは?
投資を一任するサービスとなると投資信託が挙げられますが、ラップ口座と投資信託ではサービスの範囲が異なります。
あくまでも投資信託では、銘柄の選定は自分で行うのが一般的です。
しかし、ラップ口座では銘柄の選定まで業者がしてくれる上に、ポートフォリオの調整までしてくれます。
投資にかかる負担が少ないことから、投資初心者や時間のない方はラップ口座がおすすめです。
ただし、ラップ口座では年間単位で管理費用を支払わなくてはいけない点には注意してください。
投資信託では取引ごとの手数料となりますが、ラップ口座では年間単位で管理費用を支払う必要があります。
そのため、ラップ口座の方が手数料を計上しやすい点には注意した上で利用するようにしてください。
ラップ口座のメリット・デメリット
ここからはラップ口座を利用するメリット・デメリットを簡単に紹介します。
ラップ口座を開設する際の参考にしてください。
メリット
資産運用を一任できるのはラップ口座を利用する一番のメリットです。
事前のヒアリングをもとに、投資家のスタイルに合わせた資産運用をしてくれます。
業者に資産運用の全般を任せられますので、資産運用に割く時間を節約できる上に、ストレスもかかりません。
また、日本株をはじめとして債券や外国債券など、さまざまな金融商品で分散投資してくれます。
資産運用自体のリスクが低いこともメリットとして挙げられるでしょう。
デメリット
ラップ口座の最低投資金額は300万円程度からの場合が多く、資産運用としてはハードルが高いかもしれません。
また、資産運用のプロが投資するものの、必ずしも利益が出るものではないという点には注意が必要です。
ラップ口座を利用する際には、このようなデメリットもあることを加味した上で利用するようにしてください。
どの会社でラップ口座を利用できる?
証券会社や銀行の大手であれば、だいたいの会社で利用できます。
利用できる証券会社や銀行を記載しますので、参考にしてみてください。
ラップ口座を利用できる会社名 | ラップ口座名 |
三井住友信託銀行 |
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三井住友銀行 | SMBCファンドラップ(300万円〜) |
りそな銀行 |
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みずほ証券 |
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いずれにせよ最低投資金額は300万円〜といったところが相場でしょうか。
中には1,000万円からの上位コースも用意されている場合もあります。
自分の資産状況に見合った商品を選択するようにしましょう。
まとめ
ここまでラップ口座についての情報を中心に紹介しました。
今回の記事で大切な点は以下の通りです。
- ラップ口座とは、ある程度まとまった資金を証券会社に預けて、資産運用を代行してもらうサービスのこと
- 投資信託とはサービスや手数料の面で異なること
- 投資をプロに任せられる一方で、手数料はかかりがちになってしまうこと
- 証券会社や銀行などでラップ口座を用意していることが多いこと
これらの情報があなたのお役に立てれば幸いです。
最後までご覧いただき誠にありがとうございました。