「資産運用でお金を増やしたい」と思いませんか?
あなたの資産運用を成功させる秘訣、それは明確な「目的」の設定と賢い「資産クラス」の選択です。
夢を実現するためには、どのように資産運用すればよいのでしょうか。
そして、リスクを抑えつつ最適なリターンを追求するために、注意すべきポイントはあるのでしょうか。
この記事では、あなたが戦略的に資産運用を計画するためのポイントをお伝えします。
この記事の目次
資産運用の目的と時間枠の設定
資産形成を成功させるために、資産運用の目的と目標達成までの期間(時間枠)を設定しましょう。
目的と時間枠を設定することで、選択すべき運用方法が明確になり、戦略的に投資計画を練ることができます。
資産運用の目的を明確にする
まずは、資産運用を行う目的を明確にしましょう。
個人によって支出のポイントは異なりますが、ライフイベントの中でも住宅費(マイホーム)、教育費、老後資金が「人生の3大支出」と言われています。
実際にかかる費用の目安は次のとおりです。
支出内容 | 費用の目安額 |
住宅費(マイホーム)※1 | マンション 4,528万円
土地付注文住宅 4,455万円 建売住宅 3,605万円 |
教育費(高校入学~大学卒業)※2 | 私立大学理系 1,083.4万円
私立大学文系 951.6万円 国公立大学 743.0万円 |
老後資金 ※3 | 夫婦2人(老後30年を想定) 約2,500万円 |
上記以外にも車の購入、旅行、家具家電の買い替え費用なども数十万〜数百万円の費用がかかります。
ライフイベントに必要な資金は家族構成、居住する地域、年代によって異なります。
ご自身の将来をイメージし、あなたに必要な資産について具体的に計画しましょう。
資産運用の時間枠を設定する
資産運用の目的を明確にしたら、次は目的ごとに目標達成までの期間(時間枠)を設定しましょう。
一般的には、資産運用の時間枠は次の3つのカテゴリに分けられます。(※4)
- 短期:10年以内に必要な資産
- 中期:10~20年以内に必要な資産
- 長期:20年以上先に必要な資産
次に、時間枠ごとの特徴やポイントをそれぞれ詳しく見ていきましょう。(※4,5)
時間枠 | 期間の目安 | 目的の例 | ポイント | 資産運用の例 |
短期 | 10年以内 | 車の購入
旅行 家具家電 住宅修繕 |
近い将来必ず必要な資金のため、元本が保証される運用が望ましい | 普通預金
定期預金 国債 |
中期 | 10~20年 | 住宅購入
教育費 子の就職・結婚費用 |
インフレをカバーするためにも、プラスになる可能性のある運用を取り入れる | 投資信託(債券・株式)
債券(国内・外国) |
長期 | 20年以上 | 老後資金 | 運用期間が長いとリスクが抑えられる傾向のため、リターンが望める商品を選択するとよい | iDeCo(投資信託)
株式(国内・外国) 投資信託(株式) |
上記の時間枠にあなたの資産運用の目的を当てはめ、時間枠ごとのポイントを理解し、計画的に資産運用しましょう。
資産クラスの分散投資(※6)
資産クラス(アセットクラス)とは、投資の対象となる資産のカテゴリを指します。
同じカテゴリの資産は似たような値動き(収益)やリスクの特徴を持つとされています。
リスクを抑え戦略的に資産運用するためには、異なる資産クラスを選択し、資産を分散させることが重要です。
もし、同じ資産クラスにだけ投資していると、その資産が暴落したときに大幅な損を被る可能性があります。
しかし、異なる値動きをする資産クラスを組み合わせると、一方が値下がりしても他方が値上がりし、リスクを補いあえる可能性があります。
資産の共倒れを回避するため、資産クラスを分散させ計画的に運用することが重要です。
次に示すのが、伝統的4資産といわれる代表的な資産クラスとその特徴です。
国内株式(※7)
株式とは、株式会社が資金を調達するために発行する証券のことで、日本国内の企業が発行するものを国内株式といいます。
利益を得るポイントは、株式の売買益や配当が挙げられます。
また、株主優待が提供されるのも国内株式の特徴の1つです。
株式を運用する方法は、1社の株(個別株)を購入し運用する方法と、投資信託として投資信託運用会社を通して複数の企業に分散して運用する方法があります。
外国株式(※7)
海外の企業が発行した株式を海外株式といい、投資先の国や地域によって米国株、先進国株、新興国株などとカテゴライズされます。
国内株式との違いの1つは、損益が株価の値上がりだけでなく為替相場にも影響される点です。
国内債券(※8)
債券とは、国や企業等が資金を調達するために発行するものです。
決められた利払日に利息が支払われ、あらかじめ設定した償還日には償還金(元本)が支払われます。
発行元の経営悪化により元本割れを起こす可能性はありますが、一般的には株式より値下がりのリスクは低いです。
外国債券(※8)
海外の国や企業が発行するものを外国債券といいます。
一般的には国内債券よりリターンの大きいものが多いですが、市場金利と連動しており金利による変動リスクも考慮する必要があります。
http://research-online.jp/all/asset/17083/
http://research-online.jp/all/asset/16887/
http://research-online.jp/all/asset/16536/
まとめ
今回は、資産運用の成功への道として、資産運用の目的と時間軸の設定、資産クラスの分散の重要性について紹介しました。
リスクを抑え確実に資産を形成するためには、自分自身のライフプランに応じた運用計画を立て、戦略的に運用する必要があります。
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