低賃金問題や年金問題などが騒がれるなか、投資の重要性に注目が集まっています。しかし、種類が非常に多くて何から始めればいいか迷っている方もいるでしょう。
ここでは、比較的リスクの低い投資信託とETFについて紹介します。これから投資をされる方は、この記事からそれぞれのメリットとデメリットを理解しましょう。
少額からスタートでき、さまざまな有価証券に投資するためリスク分散も可能です。
投資信託とETFは、一概にどちらがおすすめとはいえません。それぞれのメリットとデメリットを把握し、自分に合った運用スタイルを選ぶことが大切です。
今回は、特徴が似ている投資信託とETFの仕組みについて紹介しました。投資信託は初心者向けで、ETFは株式投資に挑戦したい人向けの投資スタイルと押さえておきましょう。
それぞれにメリットとデメリットがあります。これらの違いを正しく理解し、上手く使い分けながら利用するといいでしょう。
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この記事の目次
投資信託とは
投資に挑戦するのであれば、なるべく低リスクのものから始めたほうが賢明です。当然、リスクが全くない運用スタイルはありません。どの方法も少なからず、資金を失う危険性があります。 その中でも、比較的損失を防ぎやすい種類が投資信託です。どういった方法か、具体的な仕組みを押さえましょう。ファンドマネージャーに運用させるスタイル
投資信託とは、投資家の資金を使ってファンドマネージャーが代わりに運用するスタイルです。ファンドマネージャーとは投資信託会社に所属し、有価証券(株や債券などの財産)のトレードを専門的に行います。そのため、投資家は資金を預けておくだけでも問題ありません。 また、投資信託では非常に豊富な有価証券を取り扱っています。リスクを分散でき、株式投資よりも損失を防ぎやすい点が特徴です。少額から始められるため、余剰資金を多く持っていない人でもチャレンジできます。投資を始めて間もない人におすすめ
投資信託は、投資を始めて間もない人におすすめです。株やFXに挑戦するとなれば、チャートの分析や市場の動向などを細かくチェックしなければなりません。確認を怠ると、極めてギャンブルに近い投資となってしまいます。 しかし、慣れていないうちから細かい分析を行うのはほとんど不可能です。したがって、初心者の場合は投資のプロのサポートを受けられる投資信託が比較的安全だといえます。ETFとは
一方で、投資信託は2022年10月3日時点で2656本(※5)です。ただし、ETFはFXや金も取り扱っているため、投資できる種類に関しては多いといえます。 投資信託の派生版ともいえる運用スタイルがETFです。日本では、バブルが崩壊したあとの1995年から採用(※1)されました。投資信託よりもやや玄人向けの手法です。仕組みをもう少し具体的に解説しましょう。ETFは投資信託と株式投資
ETFの正式名称は、「上場投資信託(Exchange Traded Funds)」です。投資信託の一種であるものの、証券取引所へ上場している点に大きな違いがあります。上場とは株式や債券などを売買できる状態にすることです。 基本的にETFも数々の有価証券に分配して資金を増やします。しかし、証券会社のみしか取引できず、運用方法は極めて株式投資に近いスタイルです。株価の推移がカギを握るため、ETFではチャートも随時確認しなければなりません。株式投資の練習をしたい人におすすめ
ETFは、株式投資を練習したい人に向いている運用方法です。注文方法は株式投資とあまり変わらないため、投資信託よりも本格的な取引ができます。なお、注文方法については以下の2通りがあります。注文方法 | 特徴 | メリット |
指値注文 | 事前に値段を設定し、 条件が合ったときに成立する注文方法 |
取引の安全性を確保できる |
成行注文 | 値段を指定せず、 とりあえず有価証券(※)を売買したいときに利用する注文方法 |
スムーズに取引ができる |