「貯金」と「貯蓄」。普段よく聞く言葉ですが、あらためて考えてみると、どういう違いがあるのかわかるでしょうか?
今回はいまさら人に聞けない「貯金」と「貯蓄」の違いについてご紹介します。
この記事の目次
貯金とは?
「貯金」とは銀行にお金を預ける「預金」を含めて、お金を貯める行為を指します。
子どものころの貯金箱へ硬貨を貯めたものや、しまい込まれているタンス貯金やへそくりも貯金です。
また、企業でおこなわれている財形貯蓄も貯金の一種といえますね。
貯金にはどのような種類があるのか?
貯金には、銀行でお金を貯める「預金」と貯金箱などの銀行以外でお金を貯める2つの行為があります。
預金 | 普通預金・定期預金・積立預金など、銀行でお金を貯める行為 |
貯金 | 貯金箱・へそくり・タンス貯金・財形貯蓄など、銀行以外でのお金を貯める行為 |
貯金でお金は増えるのか?
貯金で増えるお金は、貯金した分だけです。銀行以外の貯金では、利息は付かないため、貯金箱に入れた分だけしか増えませんね。
また銀行に預けた場合は利息がつきますが、メガバンクといわれる銀行の定期預金の年利は現在0.002%(※2)です。たとえば、100万円を1年間預けても20円しか利息がつきません。実際は利息分から20.315%税金が引かれます。
貯めた大量の硬貨の扱いについても、現在は注意が必要です。
貯めた硬貨の使い道:銀行に預け入れは手数料がかかることも
大手の銀行やゆうちょ銀行では、硬貨で預け入れや振り込みに枚数に応じた手数料(※1)がかかるようになりました。
貯めた硬貨の使い道:大量の硬貨で支払いができないことも
「硬貨での支払いについては、1種類につき20枚まで(※3)」と法律で定められているのはご存じでしょうか?
21枚以上の硬貨を使って支払いを済ませようとする場合、店側は支払いを拒否できます。また、セルフレジや自動支払い機能の付いたレジの場合、一度に大量の硬貨を入金すると故障の原因になるため、使用しないよう記載がされているところもあります。
小銭の使用は常識の範囲内にとどめるように注意しておきたいですね。
貯蓄とは?
「貯蓄」とは、貯金や預金などの行為も含めた金融資産全てに対して使われます。金銭以外も含まれるため、不動産や株・生命保険などの保険商品も含まれます。
貯金よりもさらに大きな概念でとらえられるのが貯蓄です。
お金以外の貯蓄の種類にはどのようなものがあるのか?
お金以外の財産的価値があるものも含まれるため、貯蓄に含まれるものは多岐にわたります。
たとえば、不動産や金、美術品や絵画も含まれますし、投資や保険、最近注目されている暗号資産(仮想通貨)・NFTなどもそうですね。
電子マネーやポイントを活用したポイ活も貯蓄の一部といえるかもしれません。
投資 | 国債・社債・積立投資・株式投資・不動産投資 |
保険 | 生命保険・年金保険・養老保険 |
そのほか | 暗号資産(仮想通貨)・NFT・ポイ活 |
貯蓄は増やせるのか?
貯金とは違い、貯蓄に含まれる債券や株、不動産などは社会情勢や企業の業績によって価値が変動します。購入した価格より下がる場合もありますが、価値が大きく上がる場合もあるのが特徴です。
また銀行に預けたときにつく利息のように、株や債券の中には1年間持ち続けることで受け取れる利息(株は配当金、債券は利息)がつくものもあります。
初心者が貯蓄を増やすには、何がおすすめ?
「貯金以外で貯蓄を増やしたい、でも投資は難しそう」「損をしそうで手が出せない」と悩んでいるのならば、積立貯金のように始められるつみたてNISAがおすすめです。
なかでもおすすめなのは、ネット証券会社で口座を開いてつみたてNISAを申し込む方法。実店舗を持たないネット証券会社は、手数料が安いのが特徴です。普段の取引もスマホ画面でできますよ。
初めての投資につみたてNISAがおすすめな理由
つみたてNISAは2018年1月より開始された、少額から投資ができる制度です。通常の投資では運用利益に対して税金がかかりますが、つみたてNISAならば年間最大40万円まで税金がかかりません。税金のかからない期間は投資を始めた年から数えて20年間です。
つみたてNISAの対象となる投資信託は、すべて法令上の条件をクリアしたものばかりのため(販売手数料0円、信託報酬も低いなど)初心者でも安心して投資を始められます。
長期保有するほどに増えやすい運用利益が魅力
投資信託の金利に当たる運用利益は、長期保有するほどに右肩上がりに増えていくものが多いです。増えていくほど、スマホの画面を見るのが楽しくなってきそうですね。ただし、社会情勢や為替などの状況で価額は変動し、元本割れを起こすこともあります。
投資金額は証券会社にもよりますが、100円から始められる証券会社もあります。小銭貯金をする感覚で、つみたてNISAをはじめてみるのも面白そうですね!
まとめ
貯金と貯蓄についてと、2つの違いについてご紹介しました。
貯金は、思いついたその場で貯金箱を用意するだけで気軽に始められます。しかし、大手銀行などで大量の硬貨の貯金に手数料を取るようになった背景があるため、多くの硬貨を貯めるのはかえって損かもしれません。
それならばネット証券会社を開設し、小銭貯金の感覚でつみたてNISAを始めてみるのも面白そうですね。