【不動産】賃貸物件における管理費とは。相場は一体どのくらい?

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はじめに

賃貸物件を探す際には、自分の給与と家賃との相談をしながら物件を探すことになるでしょう。

しかし賃貸物件の場合には、家賃を加味するほかにも「管理費」や「共益費」も気にしなくてはいけません。

 

そこで今回の記事では、賃貸物件を借りる際に損しないための管理費についての知識を記載します。

主に記載する内容は以下の通りです。

 

  • そもそも賃貸物件の管理費とは?
  • 共益費との違いとは?
  • 同じマンションでも管理費が異なる理由について
  • 管理費なしの物件はあり得るのか?

 

ぜひ最後までご覧ください。

 

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賃貸物件の管理費ついて

そもそも賃貸物件にかかる管理費とは一体どのようなものなのでしょうか?

ここでは賃貸物件契約時に発生する、管理費ついて紹介いたします。

そもそも管理費とは?

管理費とは一般的に、マンションなどに設置されている共有スペースを維持、管理するための費用のことです。

主に以下のような事例に管理費が充てられています。

 

  • マンションの入り口から玄関までの通路
  • 入り口後に設置されているエントランス
  • 共用廊下の電球交換費用
  • エレベーターの清掃や点検
  • 管理人の定期清掃費用

 

つまり管理費とは、そのマンションの居住者が快適に住むために必要な費用といえるでしょう。

そのためこの管理費は、マンションの居住者がそれぞれ負担しなくてはいけない費用とも言い換えられます。

共益費との違いについて

管理費の他にも「共益費」という言葉も耳にしたことがある方もいらっしゃるはずです。

しかし結論から述べると、管理費と共益費には明確な違いがありません。

 

実際のところは、大家さんや不動産会社によって使い分けているという場合がほとんどです。

そのため物件探しの際には、「管理費」と「共益費」の違いをあまり気にする必要はありません。

 

同じマンションでも管理費が異なる理由

同じマンションであれば管理費は同じだと思われがちですが、実は借りる部屋によって異なります。

部屋によって毎月の家賃が違うのと同じです。

ここでは、同じマンションでも管理費が異なる理由を2つ紹介いたします。

入居時期に応じて変化する

賃貸の物件が入居時期によって賃料が異なるように、管理費も入居時期によって変動します。

一般的な賃貸物件の場合、1〜3月の繁忙期は空室が次第に埋まっていきます。

しかし夏場頃の閑散期には人の動きが大人しくなってしまい、空室が目立つようになります。

 

この閑散期の空室リスクを回避するために大家さんや管理会社は、家賃と管理費のバランスを変更しようとする場合があります。

 

家賃を下げることで表面上は賃料を下げて、下げた家賃の分は管理費をつりあげたりします。

つまり繁忙期に入居した場合と、閑散期に入居した場合に管理費が異なるということです。

床面積による

多くの場合管理費は、借りている部屋の床面積によって異なります。

床の面積が広い部屋に比例するように、管理費も上がっていくのが一般的です。

 

たとえば20平米の部屋の管理費が3,000円の場合、同じマンションの40平米の部屋では6,000円管理費がかかることがあります。

 

管理費の相場について

物件の管理費は明確なルールがないため、その物件を保有しているオーナーがルールを決められます。

 

物件ごとに設備のレベルが異なるように、物件ごとに管理費は異なりますが、賃料に対して5〜10%程度の管理費を設定するのが一般的です。

たとえば家賃5万円程度の物件でしたら、管理費は2,500円〜5,000円程度はかかるでしょう。

 

しかしこの相場は、あくまでも健全に運営している物件であることが前提です。

先述した通り、管理費は居住者が支払う費用ですので、居住者が少なければ少ないほど負担は大きくなります。

 

つまり空室が目立つマンションや、人気がない物件は必然的に居住者は少なくなりますので、管理費は高くなります。

 

そのため、もし管理費を支払う必要がある物件を借りる際には、事前に空室リスクがあることは念頭に置いてください。

 

管理費なしの物件もあり得る

賃貸物件の中には管理費が一切かからない物件があります。

しかし管理費がかからないという記載をしていても、中には毎月の家賃の中に管理費が組み込まれている場合があります。

 

この際には、賃貸契約時の敷金・礼金が余計にかかってしまうかもしれません。

なぜなら敷金と礼金は、毎月の家賃に応じて支払われるからです。

 

敷金・礼金は「家賃の◯ヶ月分」というのが一般的ですので、家賃の金額をもとに支払う金額が異なります。

 

つまり管理費込みで家賃が10万円という場合と、家賃7万円で管理費3万円という場合では、前者の方が敷金・礼金が余計にかかってしまいます。

そのためあまりにも家賃が高い場合には、管理費も込みでの値段である可能性もあり得ます。

 

まとめ

ここまで賃貸物件の管理費ついて、以下のポイントを中心に記載してきました。

 

  • 管理費とは一般的に、マンションなどに設置されている共有スペースを維持、管理するための費用であること
  • 共益費と管理費との明確な違いがないこと
  • 同じマンションでも、借りている部屋の床面積や入居時期によって管理費が異なること
  • 中には管理費なしの賃貸物件もあり得ること

 

最後までご覧いただき、誠にありがとうございました。

これらの情報があなたのお役に立てると幸いです。

AUTHORこの記事のライター

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