上野動物園に双子パンダが誕生!日本経済を盛り返すチャンスになるか?!

経済/ビジネス

出典:TOKYO MX+

 

はじめに

双子パンダが上野動物園で誕生したニュースは、何かと不安な今の時期を明るく盛り上げる材料になっています。

それだけでなく、日本では46年前にパンダ旋風を巻き起こしたように、双子パンダの誕生は歴史的な出来事になるかもしれません。

そこで今回は、専門家も注目している双子パンダ誕生による経済効果についてご説明していきましょう。

 

上野動物園で双子パンダ誕生!

出典:東京ズーネット

 

2021年6月23日未明、パンダでお馴染みの東京・上野動物園でジャイアントパンダの双子が誕生したニュースは、すでに多くの人がご存知でしょう。

1頭目は午前1時3分、2頭目は2時32分に誕生。上の写真はお母さんの「シンシン」が子どもを抱く様子です。

「シンシン」は5月下旬より食欲が減り寝る時間が増えるなど、妊娠の兆候が表れていました。

 

すでに2017年に誕生している「シャンシャン」は、今回の双子パンダのお姉さんに。

世界中がこのようなご時世で苦しんでいる中、とても明るいニュースとなり、早くお披露目してほしいと願うパンダファンは各地にいるでしょう。

 

双子パンダ誕生による経済効果とは?

パンダフィーバーは昭和47年に起こっているため、今回の双子パンダの誕生もあの時のように大ブレイクするのではないかという声があちこちで聞かれています。

関西大学の宮本教授によると、公開から1年間で経済効果は約308億円になるという試算。

お姉さんパンダのシャンシャンが誕生した時は267億円の経済効果があったといわれていますので、双子パンダの誕生はそれ以上に多い経済効果が期待されています。

 

その理由としてはパンダが「双子」であるため、可愛い双子がじゃれ合っている姿を見たい来園者が増加すること。

また入場制限している上野動物園も、将来的に制限が緩和されたら今までのストレスから解放され、全国的に旅行や外出が増え、上野動物園もその対象になるとの見込みがあります。

辛い出来事ばかりが続く今の時期、双子パンダで心を癒したいと思うのは納得ですね。

 

すでに儲かっている人もいる?!

出典:松坂屋

 

双子パンダの誕生は、経済界でもかなり期待されていますが、上野動物園がある地元ではすでにパンダに関するイベントが続々と開催されています。

上野の老舗デパートとして知られている松坂屋上野店では、6月23日からパンダイベントを開催し、入り口でくす玉を割るお祝いムードで、対象商品に「赤ちゃんパンダ誕生おめでとう」と掛け紙を巻いて販売。

 

さらに株式市場にも影響を及ぼし、本店が上野にある「精養軒」は6月23日の株価の最高値が前日終値を約7.5%上回っています。最高値は946円。

940円超えしたのは、上野動物園が5月ぶりに開園した6月4日以来のことです。

さらに本店が上野にある「東天紅」も、6月23日の株価は前日値よりも10.3%高となっています。

 

かつてのパンダブームについて

双子パンダの誕生ニュースを聞いて、昭和のパンダフィーバーを思い出した人は多いはず。

上野動物園といえば「パンダ」がまずイメージされるように、パンダは日本の文化のひとつにもなっていますよね。

 

日本にジャイアントパンダがやってきたのは昭和47年のこと。

当時の田中角栄首相が日中国交正常化のシンボルとして、中国からパンダのランランとカンカンが日本を訪れました。

 

初めてパンダが上野動物園にやってくるとあり、日本中がフィーバーになり、初公開された昭和47年11月5日の上野動物園の来場者数はなんと6万人。

3時間という長い行列の先にあるのは、たった30秒しか見られないパンダの姿です。

それでも2年後の年間来場者数は、史上最高764万人に達するほど人気になりました。

 

直接的に経済効果がある上野動物園ですが、2008年にリンリンが亡くなりパンダ不在の状態になったことも。

この時は60年ぶりに上野動物園の年間来場者数が300万人を割り込んでしまう深刻な事態になったのです。

双子パンダが誕生する以前でも、東京都にパンダが及ぼす経済効果は年間200億円以上ともいわれていますので、過去の盛り上がり方を見ても今回の双子パンダはかなり期待できそうですね。

 

日本はなぜパンダが人気なのか?

パンダは世界的にも人気がある動物なのですが、日本人以上にパンダに夢中になる国民は他にはいないのではといわれるほど、なぜか日本ではパンダがブレイクしています。

基本的に人間は丸いものをかわいいと感じる心理がありますので、動物園ならライオンよりもパンダのほうが視覚的にも平和でかわいいと感じますよね。

 

さらに欧米と日本の文化の違いとして、日本ではアイドルのように「かわいいもの」を重視する傾向があるので、パンダは他の国よりも可愛がられるという見方もあるようです。

行列好きな日本人。並ぶというステータスは、パンダの経済効果にもつながっているのかもしれません。

 

まとめ

震災があった年にもパンダブームがあったように、このような時期は双子パンダの誕生を経済的にもさらに加速させる背景になっているようです。

誰もが癒されたい今の時代、経済的なうるおいは大切ですが、それ以上に人々の心を豊かにしてくれる嬉しい存在。

チャンスがあれば、ぜひ双子パンダをぜひ見に行ってみたいですよね。

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