FIRE(ファイア)という生き方を実現するには?早期リタイアの方法

経済/ビジネス

はじめに

「理不尽な社会の中で生きていくことに疲れた。」

「あと何年、会社に行って仕事をすればいいんだろう…」

 

社会人として働いていると一度はそんなことを考えたことがあるのではないでしょうか?

日々ストレスなくリラックスして生きていきたいものです。

 

近年、海外では「FIRE」というライフスタイルが注目を集めています。

日本でも少しずつこの「FIRE」というフレーズを見聞きするようになりました。

 

とは言え、まだまだ一般的には知られていないライフスタイルです。

この記事で初めて知った方もいらっしゃると思います。

 

この記事ではFIREの魅力とFIREを実現するための条件や具体策、さらにはサイドFIREについても紹介していきます。

 

安定した老後のために働くよりも、FIREを実現した自分を想像する方が高いモチベーションで働けるようになるかもしれませんね。

 

FIREに必要な貯金額は?経験者の体験談もこちらでチェック。

FIRE(ファイア)に必要な貯金額は◯万円!体験談や早期退職との違いも

 

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子どもを作らない夫婦生活。勝ち組とも称されるDINKsのメリット/デメリット

 

FIREとは

まずは、FIREというライフスタイルについて解説します。

FIREという単語だけを見てもどういうことなのか想像がつきませんね。

まずはここから解説していきます。

 

FIREの魅力

FIREとは「Financial Independent,Retire Early」の頭文字をとって「FIRE」となります。

直訳すると「経済的な独立と、早期のリタイア」ということになります。

要するに、「一生働かないですむ資産をつくって、早くリタイアして自由に暮らそう」ということです。

 

FIREを実現すると、2つの大きなメリットが得られます。

・労働からの解放

・完全な自由時間

まるで毎日が宿題のない夏休みのようですね。

 

FIRE実現に必要なものは

現実的にFIREなんてなことが可能なのでしょうか?

そして具体的に、どれくらいの資産をつくる必要があるのでしょうか。

 

FIREに必要なものは25年分の生活費

FIREを実現するには、25年分の生活費に相当する資産が必要とされています。

生活費は人によって違いますので、まずはご自身の1年間の生活費を割り出してみましょう。その金額×25年で出てきた答えがあなたがFIREに必要な金額です。

 

年間の生活費が300万円なら7,500万円、

年間の生活費が400万円なら10,000万円となります。

 

生活費はどうやって捻出するか

FIREを実現すると労働から解放されます。ですので、労働からの収入はありません。

蓄えた資産を切り崩して生活費に充てるのか?

いずれはそうなるかも知れませんが、まずは資産運用をして、そこからの配当を生活費にあてます。

 

構築した資産を年利5%で運用できれば以下のようになります。

7,500万円を5%の運用で375万円の配当収入(20%課税後で300万円)

10,000万円を5%の運用で500万円の配当収入(20%課税後で400万円)

 

資産運用からの配当は変動しますので、必ずこの金額の配当が出るわけではありません。

多い時もあれば少ない時もある、ということは頭に入れておきたいところですね。

 

FIRE資金をつくるためには

次に、どうすればFIREのための資金を構築することができるでしょうか。

FIREのための資金は膨大な金額です。

次の2つのことを徹底していきましょう。

 

収入を上げて必要な資産を構築する

FIREを実現するための準備期間には、収入をあげることに専念する必要があります。

なぜなら、25年分の生活費を蓄えなければならないからです。

夫婦でFIRE実現を目指しているのであれば、共働きが最短ルートになるでしょう。

お金を使うことは考えず、稼ぐことに集中しましょう。

 

生活費を下げる

収入を上げることと並行して進めることが、生活費を下げることです。

生活費を下げることができれば、資産構築までの期間が短くなるからです。

住居にかかる費用から始まり、節約できるところは徹底して節約していきましょう。

 

FIREが難しいと感じたら・・・

ここまで読んでいただいた多くの方が「自分にはFIREは無理そうだ…」「夢のまた夢の話…」と感じたのではないでしょうか。

それもそのはずです。

老後資金で必要と言われている2,000万円を用意するのにも不安なのに、7,500万円を貯めるなんて現実的ではないですよね。

 

そこで、サイドFIREというものを提案させてください。

ここからはサイドFIREについて紹介していきます。

 

FIREが無理そうならサイドFIREがおすすめ

サイドFIREとは

サイドFIREとは、完全な独立は無理だから少しは働きながら生活していこう、というライフスタイルです。

構築した資産からの配当と、ストレスにならない程度の労働から得られる収入で生活を成り立たせます。

 

サイドFIREの魅力

目標資産がFIREの半分くらいで済む>

サイドFIREは資産からの収入と労働からの収入で実現することができます。

FIREでは7,500万円必要だった場合、サイドFIREでは3,700万円ほどで実現できます。

残りの半分は、それ以降も働き続けることによってまかなえるからです。

年収が同じであれば、FIREまでの期間の半分の時間で実現できます。

完全にリタイアするよりも、セミリタイアするほうが早く実現できるというわけです。

 

<労働以外の収入も確保できている>

「サイドFIREなんて言うけど、結局は労働を続けなきゃいけないんだね」と思われるかもしれません。

ですが、FIREに必要な資産の半分は構築されている状態です。

ですので、働く日数が半分くらいですむ、副業的な感覚で仕事ができる、というようにストレスをためない働き方ができるのです。

「好きな事をしながらお金を稼いでいく」ということが無理せずにできている状態と言えるのではないでしょうか。

 

<働くことで成長し続けられる>

もしかしたらFIREに比べると、サイドFIREの方が健全だと言える面があるかも知れません。

働くことで、それがオンラインでもオフラインだったとしても、どこかで必ず社会とつながることができます。

また、働くことで自分も成長し続けることができるからです。

 

サイドFIREを実現するためには

サイドFIREを実現するには、基本的にはFIREを実現するためにすることと同じと考えて良いでしょう。

 

<サイドFIREはFIRE実現の半分の期間で実現できる>

FIREと違うのは、構築しなければならない資産が半分ほどで済むことです。

FIRE実現までに20年かかるとすれば、サイドFIREは10年で実現することができます。

 

20年間もの長期間、全力で稼ぎ続けるのは困難に感じるかも知れません。

それに対して、10年間、がむしゃらに働き続けるのはどうでしょうか。

10年間なら何とか頑張り続けられそうではないですか?

 

<共働きならほぼ確実に実現可能?>

夫婦でサイドFIREを目指すのであれば、その実現はより現実的です。

10年~15年でサイドFIREを実現する計画を立てて、それに向かってめいっぱい働き、その後は好きなことを仕事にしながらゆっくり暮らす。

そのようなライフスタイルの実現も、そう難しいことではないように思えます。

 

まとめ

最後までお読みいただき、ありがとうございます。

この記事ではFIREとサイドFIRE、それぞれの魅力や実現するため取り組むべきことについてに紹介してきました。

「FIREは無理そうだけど、サイドFIREなら何とか実現できそうだ!」と思ったらさっそく取り組んでみてください。

 

FIRE、サイドFIREへの挑戦は早ければ早いほど有利です。

もし途中で断念しても、積み上げた資産は無駄にはなりません。

あなたもサイドFIREに挑戦してみませんか?

AUTHORこの記事のライター

Research Online編集部は、年金対策や、税金対策、金融情報や経済ニュースまで、将来に漠然とした不安(何をしたらいいかわからない方)を抱えている方への役立つ情報を、取材、配信しております。

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