【2022年新生活】東京での一人暮らしに必要な費用とは?家賃相場、生活費を調査

働く女性

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東京で女性が一人暮らしをする場合、安心して暮らすために、家賃相場や生活費はどのようなものになるのでしょうか。

 

本記事では、東京での一人暮らしに必要な費用について解説します。物件選びの際気を付けたいポイントや、貯金・節約方法などを合わせて解説しますので、参考にしてください。

 

一人暮らしの家賃相場

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東京都内の家賃の相場を見ていきましょう。

一人暮らしの場合、人気の高い間取りは、ワンルーム・1K・1DK・1LDK・2K・2DKです。

「公益社団法人 全国宅地建物取引業協会」の賃料相場を参考に、平均家賃を算出しました。 (2022年3月29日現在)

家賃相場 ワンルーム 1K・1DK 1LDK・2K・2DK
東京23区内 約73,000円 約80,000円 約120,000円
東京23区外 約42,000円 約48,000円 約66,000円

 

上記は平均値で、例えば東京23区内のワンルームで比較した場合、最も高いのは千代田区の約11万円、最も安いのは葛飾区の約5万円です。東京都でも地域により家賃は大きく異なるため予算に合う場所を選択しましょう。

 

なお、一般的な住居費の目安は手取り給与の1/3~1/4です。手取り給与が20万円であれば、5万円~6万7千円となります。物件選びの参考にしてください。

 

物件選びのポイント

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女性が東京で一人暮らしをする場合、女性専用物件を検討してもよいでしょう。防犯設備が充実している物件が多数見つかります。ただし、他の物件と比べて家賃が高いため注意が必要です。

女性専用物件の検討が難しい場合に、物件選びで気を付けたい点を3つ解説します。

セキュリティ対策

カメラ付きインターホンやオートロックなどセキュリティについて確認しましょう。加えて、以下があると安心感が増します。

 

  • 共有部分に防犯カメラを設置
  • 防犯性の高い鍵を使用している
  • 管理人や大家さんが常駐

 

空き巣や不審者対策として、窓用の防犯ブザーを設置するのも効果的です。

駅からの距離

駅から徒歩で10分以内の物件を選ぶと、一人で歩く時間を短縮できます。可能であれば、帰宅時間前後の駅から物件までの人通りや、街灯がどの程度あるかを事前に確認しましょう。

洗濯機の設置場所

洗濯機は屋内に設置できる物件を選びます。外だと、目を離した隙に下着などが盗まれる危険性があるほか、洗濯をする様子や洗濯物から女性の一人暮らしだと見抜かれる可能性があります。

 

女性の一人暮らしを隠すためにも、洗濯物はできるだけ室内干しを心がけるとよいでしょう。

 

【不動産】の賃貸物件におけつ管理費とは。相場は一体どのくらい?はこちらから。

【不動産】賃貸物件における管理費とは。相場は一体どのくらい?

 

生活費の割合

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一人暮らしの生活費はどの程度かかるのでしょうか。

 

総務省が行った2021年の家計調査によると、34歳以下・一人暮らしで働く女性の毎月の生活費は約16万円です。ただし、この調査には持ち家の人も含まれているため、住居費が約3万6千円となっています。

 

東京の賃貸の平均額は、23区外のワンルームマンションで4万2千円、23区内であれば7万3千円であるため、現実的な数値ではありません。

 

そこで、住居費を5万円として総額を算出しました。生活費合計の17万4千円を100%とした場合の支出割合も併記しましたので、参考にしてください。

 

生活費合計 174,000円 100%
食費 30,000円 17%
住居 50,000円 29%
水道光熱費 8,000円 5%
家具・家事用品 8,000円 5%
靴・被服費 11,000円 6%
保健医療 6,000円 3%
交通・通信費 20,000円 12%
教養娯楽費 16,000円 9%
その他 25,000円 14%

 

実際の生活費の内訳がわからない場合は、アプリやカード明細を利用して把握しましょう。平均値と比較することで、節約ポイントが見えてきます。

 

貯金や節約の方法

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結婚や出産、子育て、マイホーム購入などのライフイベントや、不測の事態に備え貯金しておきたいと考える人は多いでしょう。

 

令和3年に行われた調査(※1)によると、20代の平均貯蓄割合は20%です。しかし、高い目標を掲げると貯金が続かない場合もあります。

 

もし20%が高すぎると感じた場合は、最初の目標を「手取り額の10%」とするのがおすすめです。手取り額が20万円の場合、2万円となります。

食費の節約方法

食費は生活費の中で大きな割合を占めます。そのため、節約の際に食費の削減に注目する人は少なくありません。

 

食費を把握していない場合は、まず家計簿アプリを利用するなどして1カ月分の食費を把握します。食費専用のものや、レシートを撮影するだけで数値を反映するもの、クレジットカードと紐づけできるものが便利です。

 

平均額の30,000円を大きく超える場合は次の3点に気を付けましょう。

 

  • 自炊回数を増やす
  • 買い物前に在庫を把握する
  • 在庫を無駄なく使い切るようにする

 

外食が好きな人は、食費予算を自炊費と外食費に分けることで、メリハリをつけた食生活を楽しめます。

光熱費の節約方法

都市ガスより、プロパンガスの料金は割高ですので都市ガスの物件を選択すると、光熱費の節約につながります。プロパンガスの物件であれば、IHコンロを選ぶとよいでしょう。

 

そのほかに、有効なガス代の節約方法は次のとおりです。

 

  • 調理時、鍋やフライパンに蓋をする
  • お湯はガスでなく電気ケトルで沸かす
  • シャワーヘッドを節水型のものに変更する

 

新生活で家電を購入する場合、古い家電より最新家電の方が省エネであることも多いです。そのほかに、有効な電気代の節約方法は次のとおりです。

 

  • 蛍光灯をLEDに変更する
  • 不要なコンセントをささない
  • エアコンフィルターを定期的に清掃する

通信費の節約方法

大手キャリアのスマホを利用している場合は、格安SIMへの乗り換えを検討しましょう。固定回線やWifiについても、携帯キャリアとのセット割の利用で、月額費ダウンにつながります。

先取り貯金がおすすめ

貯金が苦手な場合、先取り貯金をおすすめします。先取り貯金とは、1か月の給料から支出した残りを貯金するのではなく、毎月給与を受け取ったらすぐ一定額を貯金するという方法です。

 

会社の制度で社内預金や財形貯蓄を導入している場合は、利用を検討しましょう。

これらの制度がない場合は、銀行の自動積立定期預金を利用するのがおすすめです。毎月決まった金額を自動積立する仕組みで、一度手続きすると毎月自動で引き落とされるため、忘れている間に貯金額が増えていきます。

 

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まとめ

東京で一人暮らしを始める場合、家賃をはじめとした生活費が気になります。住居費は生活費の多くを占めます。手取り額に合わせ、無理のない予算で暮らせる家を探しましょう。

 

毎月の貯金で苦労している場合は、先取り貯金を行います。生活費に対する不安がある場合は本記事を参考に予算を組み、予算内での生活を行いましょう。

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