あなたは今の会社で働いていて、どのように感じているでしょうか?働きやすい、業務が大変、給料の高い低いなど、きっと人それぞれ感じるものがあると思います。就活中の方は、どんな企業で働きたいか考えている真っただ中でしょう。
そこで今回は、働きがいのある企業1位に選出されたボストン・コンサルティング・グループについての記事となります。私も自分の働いている企業に、いろいろと思うところがあるので、働きがいのある企業は一体どんな企業なのか非常に興味があります。
転職をお考えの方や、こういった何かの分野で1位を取るような優秀な企業に興味のある方はぜひ最後までお付き合いください。
ボストン・コンサルティング・グループってどんな会社?
まず初めに、ボストン・コンサルティング・グループについて説明します。(以下BCG)
BCGは世界的な企業に対してコンサルタントを行う企業です。それをビジネスや社会のリーダーたちと共に行い、戦略課題の解決や成長機会の実現に取り組んでいます。
企業の問題を解決することにより、自社も成長し、相手企業にもより良いものを提供していくスタイルですね。活動に関わった全ての利害関係者(ステークホルダーとも言います)に利益をもたらすアプローチを行っています。(※1)
これにより、企業の組織力が向上したり、競争優位性が構築されたりしています。最終的には社会への貢献にもつながって行くという、壮大なスケールの業務ですね。働きがいのある企業1位になるのも納得です。
また、BCGを経て経営者になったり、大学教授に転身したりする人も多いのが特徴です。このことから、優秀な人材を多く輩出する企業としても有名です。(※2)
ボストン・コンサルティング・グループの歴史
続いて、BCGの歴史を紹介します。会社設立は1963年で、その時からコンサルティングの業務を行ってきました。創業者のブルース・ヘンダーソンから脈々と受け継がれてきた「常に現状に挑戦する自立の精神」が、現在の会社の基盤となっています。(※3)
この受け継がれた精神は、なんと50年以上続いています。ブルース・ヘンダーソンはアイデアに非常に情熱のある人物でした。この情熱により、BCGが発展してきたと言えるでしょう。
1966年に、東京にBCGのオフィスが開設されます。この当時は、まだ「経営コンサルティング」という仕事が一般的ではありませんでした。しかし、1973年に第1次オイルショックがあり、それをきっかけに経営コンサルティングを必要とする企業が増え、だんだんと認知されるようになってきました。
その後も日本社会のコンサルティング需要は増え続け、日本のBCGのサービスも進化していきます。2003年には名古屋に南部関西オフィスが設立され、2020年にも大阪、京都にオフィスが開設されています。これからのBCGの動向から目が離せませんね。(※4)
今後の展望
次に、BCGの今後の展望についてお話ししていきます。BCGとWEF(世界経済フォーラム)による共同レポートでは、今後10年間で低炭素製品が枯渇する可能性があるとしています。このレポートは地球温暖化に関してのものです。
昔から叫ばれている地球温暖化は、温室効果ガスの増加が原因とされています。地球温暖化の気温上昇を1.5度に抑えるためには、この温室効果ガスの排出量を2019年と比べて43%削減しなければいけないとのことです。
温室効果ガスを出しにくい低炭素な代替製品は存在しますが、その多くは普段の約1.5倍のコストがかかっているのが現状です。特に産業部門で顕著となっています。そしてそれは、環境負荷を低減するグリーン技術が進歩するのと反比例し、減少する見通しです。
このことから、グリーン市場に参入していく企業にチャンスが来るとしています。それと同時にグリーン素材を巡るグリーン不足も危惧されています。2030年には特にグリーンプラスチックと化学品の不足が高まると予想されています。(※5)
今回のような温室効果ガスに付随する環境問題のレポートは、2022年1月に続いて4度目で、BCGが環境問題の改善に尽力しているのが伺えますね。環境の改善だけでなく、企業にも取り組むメリットなどが提示されているので、先述した「活動に関わった全ての利害関係に利益をもたらすアプローチ」を実行していますね。
http://research-online.jp/all/economy/16213/
http://research-online.jp/all/economy/16162/
http://research-online.jp/all/economy/16072/
まとめ
ボストン・コンサルティング・グループについてご理解が深まったでしょうか?常に先を見て、企業・社会への貢献を念頭に活動されているようですね。さまざまな課題解決をしていくので、大変な業務となりそうな半面、やりがいもあるということなのでしょう。
我々も先を見て、行動していきたいですね。先を見ると言えば資産運用が挙げられます。定年退職後にお金に困らないように今からコツコツ運用するのがおすすめです。
資産運用のご質問・ご相談がありましたら、ぜひリサーチオンラインまでご相談ください。あなたのご相談をお待ちしております。