市場規模12倍!?急成長する日本と世界のマスク市場の推移

経済/ビジネス

はじめに

みなさんご存知の通り今世界的に必需品として市場を拡大しているのがマスクです。

2020年の新型コロナウィルスを発端として感染症対策としてマスクの有効性が認識されました。

 

一時期はマスクの需要が供給量を上回りマスク不足になる程市場は拡大しましたが、市場はどのように変化していったのでしょうか?

今回はそんなマスクの市場の推移について解説していきます。

 

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マスク市場の規模

新型コロナウィルスの拡大が世界的に拡がる中、2020年3月13日の緊急事態宣言の影響でマスクの重要性が認識されマスク市場が活性化しました。

 

調査を行った富士経済グループによると2019年時点でのマスク市場規模は415億円だったものが2020年には12倍の5000億円規模まで成長したという報告があります。

 

理由としては新型コロナウィルスの影響で需要過多になり、それに比例して販売数量は197億枚と前年比の3.5倍となりました。

 

加えて紙マスクが主流だった2019年に比べ、布製・ウレタン製マスクの需要で単価自体も高くなったことが市場規模の拡大に繋がりました。

 

マスク市場の変化

ここでは2019年から2020年までのマスク市場の推移について項目毎に解説していきます。

①機能性

2019年3月時点では紙マスクが一般的でしたが2020年4月1日安倍晋三内閣総理大臣の全国民へのマスク一斉給付、通称「アベノマスク」により布マスクが世間的に認知されるようになりました。

 

当時紙マスクは慢性的な品不足でしたが、使い回せる布マスクが注目され各業界で布マスクの開発が進みました。

しかし夏にマスクをする必要性があった関係もあり、マスクの新たな課題として息苦しい、暑いという問題点が挙げられていました。

 

新たな課題に名乗りをあげたのがスポーツ用品のミズノや無印良品です。

2社は涼しく感じる素材や、運動時に息がしやすい構造等を取り入れた機能性マスクを開発し、販売に成功しています。

 

様々な機能性マスクの需要が高まる中変わった視点で販売する企業もあります。

ユニ・チャームが開発した「小顔マスク」です。

 

通常のマスクよりも顔の輪郭を小さく見せるというマスクで女性の美容意識をくすぐる商品として既存のマスクとは違う角度で機能性をアピールしています。

 

②オシャレ

2020年3月マスクの需要が拡大する中、女性を中心に白以外のカラーバリエーションを求める声が大きくなりました。

 

ピンクや青をはじめとした様々なカラーバリエーションのマスクが流通し、次いで布マスクに刺繍を入れたり、模様を入れ込んだ衣服に合わせるマスクが広がっていきました。

 

若者を中心にマスクがコーディネートされはじめ、SNSを中心にモデルや芸能人達がオシャレなマスクを披露しました。

 

それを契機にファッションブランドメーカーがマスクにブランドを付与して販売するなどマスクの多様化が進んでいます。

 

代表的なのは高級ブランドメーカールイヴィトンは38500円でマスクを販売する等マスクの役割が感染予防からファッションへと変わってきていることが分かります。

 

③異業種の参入

2019年のマスクは衛生用品を生業とする業界が市場をほぼ独占していましたが、市場の拡大や新たな需要により各業界がマスク市場に参入しました。

 

電機メーカーのシャープが2020年3月すぐに参入し、次いで2020年6月アパレル大手のユニクロ、青山、AOKI等が「エアリズムマスク」をはじめとした布マスクを製造。

 

発売当初は使いまわせるマスクとして売り切れが続出しました。

2020年11月スポーツ用品メーカーのミズノは水着の素材を元にした「マウスカバー」を販売してすぐに予約が全て埋まりました。

 

変わり種としては美濃和紙(岐阜)や西陣織(京都)、今治タオル(愛媛)等の伝統工芸品からマスクを製造した企業がいるなど開発が進み市場が大きく動きました。

 

世界市場の動向

SDKI Inc.の調査によると海外の市場規模は2019年に15億2,300万ドルと評価され、2027年までに24億5,540万ドルと急成長すると予測されています。

 

世界の主要なマスク製造会社は、マスクの大量生産に乗り出し、フランスやアメリカのいくつかの企業はマスク製造の支援活動を強化。

 

また、インドでは必需品と共に再利用可能なマスクの製造を開始しています。

主な需要の増加はアジア太平洋地域で60%以上のシェアを占めると予測されてます。

 

アジア太平洋地域ではインフルエンザ、水痘などの空中感染を防ぐための需要が以前からあり、地域の住人はマスク着用の重要性を認識しています。

 

そのため新型コロナウィルスに際してマスクの着用に抵抗がなく、順調に需要が増加されていく傾向にあります。

北米市場は文化的な考え方の違いから当初需要の増加は控えめでしたが、最近ではマスクの有効性が認められ市場が急成長すると予測されています。

 

まとめ

最後まで読んでいただきありがとうございます。

今回はマスク市場について解説していきました。

 

私たちにとってマスクは必需品となり、生活の一部になりましたが2019年〜2020年の間には激しい企業戦争が行われていました。

今後マスクがどのように市場を伸ばし、機能性を高めていくか楽しみですね。

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