ねんきん定期便とは?見方やチェックしたい重要なポイントを徹底解説

はじめに

ねんきん定期便の見方がよくわからないと悩んだことはありませんか。
日本の公的年金制度は、20歳以上の全ての人が加入することになっていますが、年金の将来に懸念を抱く声もよく聞かれますよね。
老後を支える年金ですが、今回は「ねんきん定期便」というものの見方や特徴についてご説明していきましょう。
 

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ねんきん定期便とは何か?


ねんきん定期便の見方をご説明する前に、まずはねんきん定期便とは何かを詳しくご説明しますね。
ねんきん定期便というのは、2009年4月より社会保険庁が実施している公的年金の将来受給できる見込み年金額や保険料納付実績など、
納付者の個人情報を郵送で送る通知書のことです。
 
 
送られてくるのは自分の誕生日月の年1回。
2010年に社会保険庁が廃止されてからは、日本年金機構にねんきん定期便が引き継がれていますが、
国民年金と厚生年金保険のどちらも通知を受けられます。
 
「ねんきん特別便」は全ての年金受給者と加入者に対して1回送付されるもので、
すでに1億800万人への発送を2008年に終えています。
 
ねんきん定期便は「定期」と名前がつくように、定期的に通知が送られてくるので、年金について確認するよいチャンスになりますね。
あまり興味がない人は開封したことがないということもあるかもしれませんが、
個人の将来に関する情報が詰まっていますので、老後の設計を考えるためにも確認しておくことをオススメします。
 

記載されていることについて

ねんきん定期便の見方がわからない主な要因は、年齢によって書式が異なることも考えられますね。
基本的には「50歳未満」「50歳以上」の2種類の書式があります。
 
年金定期便は三つ折りの圧着はがきで郵送され、節目にあたる35歳・45歳・59歳の年はそれまでの記録を確認する資料が封書でも郵送されます。
50歳未満の場合は、ねんきん定期便に「最近の月別状況」や「これまでの保険料納付額」「これまでの年金加入期間」「これまでの加入実績に応じた年金額」
などが記載。50歳以上のねんきん定期便は、「これまでの年金加入期間」「老齢年金の種類と見込み額」などが記載されています。
 

50歳以下のねんきん定期便の見方について

ねんきん定期便の見方ですが、それぞれの書式で注目したい項目をご説明します。
まず確認しておきたいのは「照会番号」。
ねんきん定期に照会する場合の問い合わせ番号になりますので、大切に保管しておきましょう。
 
そして「これまでの加入実績に応じた年金額」という欄ですが、この見方がわからない人が多いようですね。
この金額は、昨年のねんきん定期便でお知らせした年金額のこと。
 
「これまでの加入実績に応じた年金額」というのは、ねんきん定期便を作成した時点での、年金加入実績に応じて算出された年金額のことです。
老齢年金は原則として、120月以上の受給資格期間が必要になります。
 
老齢基礎年金、老齢厚生年金など、内訳も確認しておくこと。
「これまでの加入実績に応じた年金額」が表示されていない場合は、同月内で重複した年金加入記録があるなど、
不備がある可能性もあるのでできるだけ早めにお近くの年金事務所に問い合わせしておきましょう。
 

50歳以上のねんきん定期便の見方について


ねんきん受給が近づいてくる50歳以上は、ねんきん定期便の見方もかなりシビアになるかもしれません。
注目したいのは「老齢年金の見込み額」という欄。
 
この欄に記載されている金額は、60歳まで年金を継続したことを仮定して65歳から受給できる見込みの年金額です。
「老齢年金の見込み額(70歳まで遅らせた場合)」の欄は、受給開始年齢を65歳~70歳まで遅らせた場合の老齢年金見込額。
 
「老齢年金の種類と見込額」の欄はそのタイトル通り、加入している年金の種類と見込金額です。
稀にこの欄が表示されない人がいますが、その理由として年金加入記録の不備が想定されます。
 
たとえばねんきん定期便に記載されている受給資格期間が120月に満たないなど、
不明なところは年金事務所など、記載されている連絡際に問い合わせしてくださいね。
 

ねんきんネットサービスについて

ねんきん定期便の見方がよくわからない、もっと頻繁にチェックしたいという場合は、
ネットを通じてスマホやパソコンから自分の年金記録を確認できる「ねんきんネット」がオススメです。
 
このサービスで電子版ねんきん定期便に変えることもできるのです。
電子版はダウンロードができるので、年金の管理がさらにしやすくなるでしょう。
利用できるのは国民年金・厚生年金保険に加入している人で、ねんきん定期便の送付対象になっている人です。
 

まとめ

年金はまだまだ先のことだから…と、今はあまり興味を持っていない人も多いかもしれませんが、
毎月収める金額が一体いくらになっているのか、現状を把握することで将来が見えてくるでしょう。
 
年金制度については複雑な点も色々とありますが、ねんきん定期便の見方をマスターしておけば、
老後資金の資産運用など幅広いプランにもメリットがあるはずです。

 

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