積立投資の出口戦略とは?取崩し方法を5つご紹介

年金対策/資産運用

はじめに

老後資金として金融資産の積立投資を始めている方が増えています。

資産形成に取んでいるといろいろな投資情報や手法を調べますが、出口戦略についての情報はなかなか目に入りません。

 

実は資産をつくるよりも取崩す方が難しい、なんていう話も。

資産を取崩して使うフェーズになって慌てないように予め知識を備えておきたいものです。

 

ライフイベントによって資産を売却する場面はいくつかあると思います。

この記事では老後資金としての金融資産の取崩し方法について解説していきます。

 

取崩し方法1・定量法

 

まずは定量による取崩し方法を紹介します。

定量法での売却は最も効率的な取崩し方です。

 

定量法とは

株式や投資信託で投資をした場合、積立てた資産は金額で知ることができますが、口数で計ることもできます。

その資産から定期的に一定量、つまり一定の口数で売却するのがこの取崩し方法です。

 

定量法のメリット

資産評価額とは異なり、保有している口数は変動することはありません。

何年かけて資産を売却したいかが決まっていれば、年間に売却できる口数が決まるので計画的な売却ができます。

分散売却ですので運用は続けられます。

 

定量法のデメリット

売却する口数は決まりますが、1口あたりの金額は変動するので受け取れる金額にばらつきが出ます。

 

取崩し方法2・定率法

続いて定率による取崩し方法を紹介します。

定率法での売却も効率的な取崩し方です。

 

定率法とは

保有する資産を定期的に、一定の割合で売却していく方法です。

自動で売却してくれるサービスがないので、都度ご自身で計算して売却する必要があります。

 

定率法のメリット

定期的に定率で売却することで、運用を続けることができます。

一定割合で売却するので資産の減少がスローペースになり、長い期間保有し続けることができます。

 

定率法のデメリット

資産残高に対しての割合なので、売却できる金額は時間の経過とともに減っていきます。

資産評価額の変動に伴い、売却金額も変動します。

 

取崩し方法3・定額法

次に定額での取崩し方法を紹介します。

その名のとおり、非常にわかりやすい取崩し方法です。

 

定額法とは

保有する資産を定期的に、一定の金額分を売却していく方法です。

 

定額法のメリット

定期的に決まった金額を売却するので、現金化された資産を使用する計画が立てやすくなります。

資産がなくなるまでの期間を簡単に把握することができます。

 

定額法のデメリット

資産評価額の変動を考慮せず、定額で売却することになるので資産の減少が早くなる恐れがあります。

 

取崩し方法4・一括法

次は一括法による取崩し方法を紹介します。

 

一括法とは

こちらもとてもわかりやすい取崩し方法で、保有資産を一括で売却する方法です。

その時点の評価額で全てが決まります。

資産を一括で売却することを考えているのでしたら、前もって相場の状況を注視しておく必要があるでしょう。

 

一括のメリット

一度にまとまった現金を得ることができます。

積み上げてきた資産を現金にすることで満足感や達成感を得られる可能性があります。

 

一括法のデメリット

全ての資産を売却したその時点で運用が終わってしまいます。

 

売却時の評価額が高値なのか底値なのかで老後の生活が大きく変わります。

高値の場合は問題ありませんが、もし暴落時であれば精神的なショックは大きく、その後の生活にも不安がつきまとうことが予想されます。

 

取崩し方法5・随時法

最後に随時法について紹介します。

非常にシンプルな取崩し方法です。

 

随時法とは

随時法とは、必要なときに必要な分の資産を売却する方法です。

老後資金に余裕がある方には有効かも知れません。

 

随時のメリット

必要なときに必要な分の資産を売却するので計画を立てる必要がありません。

また、必要なければ売却しないということであればそのまま運用を続けることができます。

 

随時のデメリット

計画なく資産を売却することで、老後の生活に影響が出ることが予想されます。

 

資産運用の出口戦略のポイント

 

ここまでは資産の取崩し方法を個別に見てきました。

こちらでは出口戦略で失敗しないための注意点を紹介します。

 

投資や産形成のポイントはたくさん出回っていますが、出口戦略のポイントはなかなか目にすることがありません。

この機会に出口戦略のポイントを押さえておきましょう。

 

・時間分散しながら売却を行う

・できるだけ長く資産を運用し続ける

・年齢や生活状況により、取崩し方法をシフトする

・資産の売却を考えている場合、前もって相場の動向を把握しておく

 

まとめ

最後まで読んでいただき、ありがとうございます。

この記事では、老後資金としての金融資産の取崩し方法というテーマで解説してきました。

あなたの出口戦略の参考になれば幸いです。

 

せっかく築き上げた資産をもったいない取崩し方で無駄にしないよう、今のうちから一通りの知識を備えておきましょう。

 

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