日本人の金融リテラシーが低いってホント?低いとデメリットがあるの?

年金対策/資産運用

はじめに

海外の先進国に比べて日本人は金融リテラシーが低いってご存知でしたか?

(金融リテラシーとは、お金への理解力という意味です。)

 

「働いて得た給料でひと月生活して、残ったお金を貯金」

「保険屋さんにすすめられた生命保険に加入しているから、もしもの時も安心!」

おそらく多くの方が当てはまるのではないでしょうか?

ところが一般的なこの考え方と行動が、金融リテラシーが低いと言われる原因なのです。

 

もしあなたがどちらか片方にでも当てはまったらこの記事を読んでみてください。

お金の使い方に対する考え方が変わるはずです。

今までより、ゆとりのある生活がおくれるようになるかも知れませんよ。

 

日本人の金融リテラシーは低かった…金融庁の調査結果より

金融リテラシー調査の概要

金融庁は2019年に「金融リテラシー調査 2019年」を行いました。

この調査は、2019年3月1日(金)~3月20日(水)に、全国の18~79歳の個人25,000人を対象に行われました。

調査方法はインターネット・モニター調査です。

 

この調査は、「金融知識・判断力」「行動特性・考え方等」について問題が出され、回答の正誤率や、そこからわかる経済行動を割り出したものです。

 

問題の具体的な内容は「家計」から始まり、「金融」「保険」「ローン・クレジット」、そして「資産形成」について全般的に出題されました。

(金融庁のホームページにて、実際の設問や簡単なクイズが掲載されています。興味がありましたら、ぜひ試してみてください。)

 

調査の結果からわかったこと

この調査の結果から、アメリカ・イギリス・ドイツ・フランスと比べて、日本の金融リテラシーは最も低いことがわかりました。

 

金利の理解や金融商品の選び方、資産運用に対する意識など、本来私たちが知っておかなければならないお金の知識が欠けていることがわかりました。

 

毎日のようにお金を使っているのに、お金への理解がなかったとは・・・

なぜ、私たち日本の多くの人たちは金融リテラシーが低いのでしょうか?

 

金融教育という観点から解説していきます。

 

日本の金融教育は大丈夫?意識と知識が足りてないかも!

日本人はお金を遠ざけている

「お金はきたないもの」という意識が私たちの心の中にあるのではないでしょうか?

  • 人前でお金の話をするのは恥ずべきことだ
  • 投資は危ないものだと思っている
  • お金持ちは何か悪いことをしているのではないか?

これらは日本人のお金に対する意識の代表例です。

 

ここでおぼえておきたいことがあります。

それは、「お金に不自由していない富裕層」は、お金に対してこのような意識を持っていない、ということです。

 

お金に対してネガティブなイメージを持っているのは、「日本の約80%が属するマス層(純金融資産3,000万円未満の多数派)」なのです。

 

億万長者は言います。「お金に対してネガティブな意識を持っているうちはお金が集まらない」と。

 

日本の学校では金融教育は行われていない!

あなたは今まで、お金に関して何かしらの教育を受けたことがありますか?

おそらくほとんどの方は金融教育を受けないまま大人になっていることでしょう。

 

日本の義務教育でお金に関係する授業と言えば、「納税は国民の義務である」ことを教わっただけ。

お金の正しい知識はいっさい教えてもらえません。

 

義務教育でお金のことをしっかり教えてもらえれば、カード破産する人の数も減るのではないかと思いますが…

 

子どもの頃の言いつけを守ったまま大人に・・・

学校で金融教育を受けてこなかったとしたら、子どものころにお母さんに言われた「ちゃんと貯金しておきなさい」が金融の最終学歴です。

きっとお母さんは、おばあちゃんにそう教わったのでしょう。

 

なぜ私たちの親やさらにその上の世代の方々は「貯金をしなさい」と言うのでしょう。

おそらく、当時は郵便貯金や銀行預金をしておけば、利息でお金が増え続けていたからではないでしょうか。

 

1970~1980年代では郵便貯金の年利は10%~12%を記録していました。

これは口座に100万円を1年間おいておくだけで、10万円の利息がついたということです。

今ではまったくもって考えられませんね。

このことを知ると、親の世代が「貯金しておけば間違いない」というのも納得です。

 

ですが、時代は変わりました。

2020年現在では、なんと0.002%!100万円を1年間預けておいて、利息は20円です。

 

現代に生きる私たちは、今の時代に合ったお金の守り方・増やし方をしなければならないと思いませんか?

 

学校で教えてほしい金融知識は?

社会に出る前に、最低限、身につけておきたい金融知識は以下のとおりです。

  • 日本の社会保険は世界トップクラスで優良
  • 資産と負債の違い
  • 資産構築の重要性
  • お金に価値はない

少し解説します。

・日本の社会保険は世界トップクラスで優良です。

これを知っていると、生命保険に加入する必要があるのか・無いのか、正しく判断できます。

 

・資産と負債の違いは?

資産はあなたにお金を運んできてくれるものです。

(例えば、株・債券・ゴールド・不動産etc)

一方、負債はあなたのお財布からお金を持ち出していくものです。

(例えば、借入金・住宅ローンで購入した持ち家etc)

 

・資産構築の重要性

自分の人生で蓄える必要がある金額を割り出します。

そこから期間を逆算していき、とるべき運用方法を決めます。

 

・お金に価値はない

意外かも知れませんが、実はお金には価値はありません。

価値があるのは、お金を払ったことで手に入れられるモノやサービスです。

お金は価値のあるモノやサービスと交換するための道具に過ぎないのです。

 

今の日本では、これらの知識を身につけているだけでも一歩リードといったところです。

 

ところで、金融リテラシーが低いとどうなるの?

世界との差が開いていく

金融リテラシーが高く投資にも積極的な国と、金融リテラシーが低く投資もしない国では今後、どちらが成長していくでしょうか?

もちろん前者ですよね。

 

かつて「JAPAN as No.1」と言たわれ日本が先進国には引き離され、途上国には追い上げられています。

でも実際そんなことは私たちには実感がありませんし、生活に影響を感じません。

 

ではもっと身近な問題を上げてみましょう。

 

使わなくていいお金を使ってしまう

金融リテラシーが低い人は、商品やサービスを理解しないまま、お金を支払ってしまいます。

一番わかりやすい例は生命保険。

あなたは加入している保険について、しっかり理解していますか?

 

「もしもの時のために」積立型の生命保険に加入してしまう方は大勢いらっしゃいます。

生命保険に加入することがダメなのではなく、自分に必要ない保険に入ってしまうことが問題なのです。

 

「もしもの時」である交通死亡事故は、交通事故に遭う0.3%の中の1%ほどの確率と言われています。

この確率を高いとみるか、低いとみるかは人それぞれですが、その確率と保険の掛け金が見合っているかは改めて考えてみる余地はありそうです。

 

また、日本人の死因のトップである「がん」についてですが、医者が「がん」と告げなければ「がん保険」は適用されません。

もし「悪性腫瘍」と診断されれば「がん保険」は使えない可能性があります。

 

加入者からしたら、「何のために掛け金を払ってきたんだ!」と詐欺で訴えたい気持ちになるでしょう。

実際にそのとおりで、生命保険会社はその手の訴訟案件をたくさん抱えています。

そして加入者が勝訴した例は限りなく少ないのです。

 

そこで思い出してもらいたいのが、先ほどお伝えした「日本の社会保険は優良」という点です。

大けがや、大病を患った時に適用される高額医療保険などが含まれています。

この保険のおかげで加入者は治療を受けることができるのです。

 

「そんなの聞いたことない」という声が聞こえてきそうですが、それもそのはず。

聞かなければ誰も教えてくれないですし、調べなければわからないことだからです。

 

まとめ

この記事では金融リテラシーについてお話してきましたが、いかがでしたでしょうか?

 

お金についての正しい知識は誰も教えてくれません。

なぜなら、大多数の人がお金の正しい知識を持っていないからです。

 

  • 日本の社会保険は世界トップクラスで優良
  • 資産と負債の違い
  • 資産構築の重要性
  • お金に価値はない

この4つの知識があるだけでお金への理解度は変わってきます。

 

すぐに何かが変わるというわけではありませんが、お金への理解が深まれば、あなたの将来はより豊かなものになるでしょう。

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