給与のデジタル払いとは?知っておきたメリットやデメリットについて

はじめに

近年ではキャッシュレス決済を利用する場面が増えています。
キャッシュレス決済の普及にともない、注目を集めているのが「給与のデジタル払い」です。
給与のデジタル払いとは、デジタルマネーを利用した給与振り込みのことを意味します。

中には経費などの精算を、電子マネーでおこなっている企業もすでに存在しています。
ではなぜこんなにも給与のデジタル払いが促されているのか、あなたはご存知ですか?
今回の記事では給与のデジタル払いについて、

  • そもそも給与のデジタル払いとは
  • 導入される理由
  • メリット・デメリット

などをご紹介します。
ぜひ最後までご覧ください。

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給与のデジタル払いとは


給与の振り込みは、現金払いか銀行口座に振り込むことが主流です。
しかし給与のデジタル化が採用されると、スマートフォン決済やデジタルマネーなどを利用して給与が振り込まれることになります。

かつての労働基準法では、現金を手渡しすることが原則でした。
銀行口座での給与の受け取りが可能になったのもつい最近のことです。

そして今まさに、新たな給与振り込みの方法がとられようとしています。
それがデジタル払いです。

給与のデジタル払いが進んでいる理由

ではなぜ給与のデジタル払いが進められているのか。
その理由をご紹介します。

キャッシュレス化

2020年以降、急速に進められているキャッシュレス決済。
それにともない、経済や社会のデジタル化が推進されていることが、給与のデジタル払いが進められている要因です。

外国人労働者の受け入れのため

日本は少子高齢化にともない、働き手の不足が懸念されています。
そのため近年では、外国人労働者の受け入れの体制を整えることに力を注いでいました。

結果として外国人労働者の人口は増えています。
しかし厳しい審査基準によって、銀行口座を作れないこともしばしばあるため、給与振り込みが難しくなることもあるそうです。

この問題を解決するために給与のデジタル化が進められています。
給与をデジタルマネーで振り込むのに、銀行口座は必要ありません。
そのため銀行口座が作りにくい外国人労働者であっても、給与のデジタル払いを利用すれば給与を受け取れるようになります。


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給与のデジタル払いのメリット


次は給与のデジタル払いのメリットをご紹介します。

手数料の負担が軽減

給与を振り込むために銀行を利用するため、企業側は振り込む手数料を負担しなくてはいけませんでした。
さらに従業員側もお金を使用するために、銀行口座からお金を引き出すので、手数料がかかってしまいます。

しかしデジタルマネーを利用することにより、銀行からお金を引き出したり振り込んだりする必要がなくなります。
つまり従来かかっていた手数料がかからなくなります。
そのためもし給与のデジタル化が実現すれば、経費削減の期待が持てます。

多様な人材の確保

給与のデジタル払いが進められることによって、デジタル払いを求める人材の確保ができます。
外国人労働者はもちろんのこと、若者もデジタル払いを希望する人はいるはずです。
そのような方に向けて給与のデジタル払いを採用している企業は、就職する際の理由の一つになりえます。

取引が円滑になる

デジタル払いを採用することによって、リアルタイムでの支払いが可能になります。
フリーランスなどに報酬を支払う際に、デジタル払いを利用すれば取引がスムーズにいきやすいです。

給与のデジタル払いのデメリット

次は給与のデジタル払いのデメリットをご紹介します。

資金が安全かどうか

給与のデジタル払いの懸念点として、サービスを提供する企業が倒産してしまった時の対応です。
いち企業が運営しているサービスですから、倒産してサービスが終了する可能性があります。
その際、預けていたデジタルマネーが帰ってくるのかどうか気になるところです。

資金移動業者において、預かった資金を保全することは約束されてはいます。
しかし今までそのような事例がないため、資金が還付されるまでどの程度の期間を要するのかは不明となっています。
今後はどのように預かった資産を守っていくのかが注目です。

セキュリティ問題

デジタルマネーに限ったことではありませんが、特にデジタルマネーでのセキュリティ面は不安視されています。
デジタルマネーは銀行を利用しないでお金の移動を可能にするため、マネーロンダリングがおこなわれる可能性もあります。
そのため今後は、セキュリティ面を強化することが課題といわれています。

まとめ

今回の記事では給与のデジタル払いについて、

  • 給与のデジタル払いとは、デジタルマネーを利用して給与が振り込まれること
  • デジタル給与払いが進んでいる理由として、外国人労働者の受け入れ体制の強化や、キャッシュレス化が進んでいること
  • 給与のデジタル払いを採用することで、多様な人材の確保ができること
  • 給与のデジタル払いの今後の課題は、セキュリティの強化と資産の安全性の確保であること

などをご紹介しました。
これらの情報があなたのお役に立てれば幸いです。
最後までご覧いただき、誠にありがとうございました。


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