ショック、化粧品まで値上げ

さまざまな食品や日用品の値上げが行われています。

化粧品も例外でなく、複数のメーカーはすでに値上げされ、愛用する化粧品を切り替えようかと悩んでいる人もいるのではないでしょうか?

化粧品がなぜ値上げされることになったのか?また値上げを発表した化粧品メーカーはどこなのかについても紹介します。

化粧品が値上がりする理由

化粧品が値上がりする理由には、おもに化粧品に使われる原材料の高騰とアメリカやヨーロッパでのインフレが考えられます。ほかには、以下のような理由も含まれていると推察されます。

  • 工場を稼働するために必要な電気代の高騰
  • スーパーやドラッグストアなど、量販店へ配送するための運送費(ガソリン代)の急騰
  • ロシアとウクライナの戦争の影響(産出原材料が品薄、2国の売上の減少など)

化粧品原料が値上がりしているため

化学大手企業のKHネオケムは3月1日納入分から、基礎化粧品に使われる「ブチレングリコール」を値上げしました。

海外で、アフターコロナの動きが始まった影響もあり、化粧品の消費が回復傾向となっています。このため、原料となるエチレンの価格が上昇している分を反映するため、値上げとなったようです。

化粧品の原料が値上がりしている影響を受けて、他の化粧品原材料メーカーも価格を上げざるを得ない状況になっていると思われます。

ブチレングリコールとは

保湿・防腐・溶剤として用いられる水溶性の成分。抗菌性があり、少量の防腐剤で充分な保存効力のある化粧品をつくれるため、化粧品の基材として一般的に使われています。

メイク用化粧品の売り上げ減少、インフレの影響のため

コロナウイルスの影響で、口紅やアイメーク・チークなどのメイク用化粧品の売り上げが大きく減少しています。

海外大手化粧品メーカーのレブロンが破産申請したニュースは、まだ記憶に新しい出来事ですね。

破産の理由はサプライチェーンの混乱や、アメリカ国内でのインフレの上昇の影響で起きた負担を立て直せなかったためといわれています。

サプライチェーンとは原料を調達し、工場で生産、消費者の手に届くまでの一連の流れを指します。

海外ではインフレの影響をうけ、従来の価格帯では採算が取れない企業が増えている影響があるのかもしれません。化粧品の価格も、自然と値上げの流れにならざるを得ないのでしょう。

値上がりする化粧品一覧

公式ホームページを確認すると、値上げ発表のあった化粧品メーカーは海外が目立ちます。

国内の化粧品メーカーでは、「ちふれ」がすでに値上げに踏み切っている以外では目立った動きはまだありません。

国内化粧品メーカー公式での値上げ発表は特になし?

国内の化粧品メーカーで値上げ発表は、「ちふれ」が21年11月に値上げしています。

また2018年ごろに運送費の上昇を受けて、通販大手の3社が送料の値上げをしています。

化粧品は常に新商品の発表があったり、従来の商品のリニューアルが行われたりするため、実質値上げのようなケースも考えられます。

またステルス値上げのような、価格は据え置いたまま、中身がサイズダウンして販売されるケースもあるかもしれません。

現在の情勢を考えると、今後も値上げする可能性は否定できないでしょう。愛用しているメーカーの動静には、注目していくほうがよさそうです。

22年6月現在までに値上げ発表の行われた化粧品メーカー

公式サイトで値上げ発表があった化粧品メーカーは以下のとおりです。昨年の初頭より、すでに値上げされていたところも複数ありますね。

また、2022年7月27日より値上げを発表したディオールの公式発表には「社会情勢による原料価格・輸送費の高騰」と記されています。

現在の世界情勢が大きな影響を及ぼしているため、影響は長期に及び欠品の恐れもあるとされています(※1)。他のメーカーでも同じようなことが起きる可能性はあるでしょう。

  • シャネル:2021年3月(※2) 
  • シュウウエムラ:2021年3月(※3)
  • ちふれ:2021年11月(※4)
  • エスティ ローダー:2022年2月(※5)
  • ディオール:2022年7月27日より(※6) 

22年6月現在、値上げの公式発表がない化粧品メーカー

公式サイトでの値上げ発表が現在見当たらない化粧品メーカーは、以下のとおりです。

アルビオンでは11年ぶりに主力商品のひとつ、スキンコンディショナーが2022年5月にリニューアルされたのが話題になりました。

  • 資生堂
  • 花王
  • カネボウ
  • コーセー
  • アルビオン
  • ポーラ 
  • イプサ

2018年に送料無料から有料へと切り替えたり運賃値上げしたりしたのが、以下の3つの通販を中心としたメーカーです。

  • オルビス
  • ファンケル
  • DHC
https://research-online.jp/all/life/1508/
https://research-online.jp/all/life/2124/

まとめ

2022年6月時点で、値上げの発表があった化粧品メーカーの多くは、海外でした。インフレのための価格高騰や戦争・コロナウイルスなどの社会情勢が影響したためと思われます。

日本の一部の化粧品メーカーを除いては、値上げの発表がないのが現状です。海外の化粧品メーカーやほかの日用品や食品が値上げされている現状を考えると起きないともいえないのではないかと思われます。

化粧品は日用品と比べると必需品とはいえないものの、やはり必要なものではあります。できれば大きな値上げとならないように祈りたいですね。

 

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