投資が怖い?投資をしない人の心理

「FIRE」ブームもあり、私たちにとって投資が急激に身近な存在になりました。近年では、制度改正や証券会社の手厚いサービスにより、初心者でも簡単に始められるものとなっています。

 

しかし、中には「投資は危ないからしない」「貯金の方が確実」と投資を避ける人もいます。もちろん、投資は税金のように全国民に義務が課せられているわけではないため、するのかしないのかは本人の自由です。

 

今回は投資をしない人の心理について解説をしていきます。また、始めやすい投資についても紹介します。投資が怖いと思う方も、ぜひこの記事を読んで初めてみてはいかがでしょうか。

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投資をしない人の心理

投資をしない人には、どういった心理が働いているのでしょう。ここでは、ある調査をもとにその心理を分析します。また、投資が怖くない理由についても解説します。

 

投資をしない理由

 

保険マンモス株式会社が行った調査では、投資・資産運用に踏み出せない理由として以下のようなものが挙がりました。

順位 理由(男性) 理由(女性)
1位 知識がなくて不安 失敗した時のリスクが心配
2位 失敗した時のリスクが心配 投資に関して不勉強なため
3位 資金が少ないため 資金が少ないため
4位 投資に関して不勉強なため 知識がなくて不安

 

順位の入れ替わりこそありますが、男女ともに同じ理由が挙げられています。

 

特に、「リスクが心配」という理由は男女ともに順位が高いです。これは、資産運用の基礎ともいえる「貯金」と比較してのリスクのことを指しています。貯金には堅実なイメージを抱きますが、投資にはリスキーなイメージを描いてしまう方が多いようです。

 

また、「知識がないから」「不勉強だから」と投資の知識に関する理由も複数ランクインしています。投資の仕方などのお金の授業は、近年ようやく高校で学習が始まった程度です。すでに社会に出ている人は、お金の知識を知りたい場合は自分で学ぶ必要があります。現代社会はせわしないため勉強の時間が取れず、投資を諦めている人も多そうですね。

 

リスクや知識不足からくる漠然とした不安が、投資をしない理由につながっているようです。

リスクに備えれば怖くない

投資はリスクに備えるだけで恐怖感がグッと減ります。リスクを減らすには、以下の3つを守りましょう。

 

  • 複数の投資先に資金を分ける
  • 長期間、積み立てて投資する
  • 少額から投資を始める

 

複数の投資先に資金を分ければ、一つの投資先が何らかの原因で大きく収益を落としてしまった場合でも、他の投資先の収益が良ければ被害を最小限に抑えられます。これを「分散投資」といい、投資の大原則となっています。

 

また、長く積み立てていくこともリスク管理には重要です。短期間で利益を出そうとすると、タイミングを誤った場合に巨額の損失を出してしまいます。長期間を見据えてコツコツと積み立てれば、利益が出なかった場合でも最小限の損失で済むのです。

 

近年は、多くの証券会社が「100円から投資ができる」「1,000円から株が買える」と少額からの投資を売り出しています。ワンコインで金融商品を購入して資産を保有できるため、大金を用意する必要はありません。少ない額から始めれば、損失もわずかで済みます。少額から投資を始めれば、それだけでリスクに備えられているので、必要以上に恐怖を感じなくてもよいのです。

 

リスクにしっかりと備えられる投資法を行えば、投資は有意義なものとなります。

 

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始めやすい投資

初心者でも始めやすい投資には、以下のようなものがあります。

 

  • 投資信託
  • つみたてNISA
  • iDeCo

 

それぞれ少額から長期で分散して行うほど効果がある商品です。ぜひ利用を検討してみてください。

投資信託

投資信託は、投資の専門家が投資信託の購入者からお金を集めて様々な商品へ投資し、その成果を購入者へ分配する金融商品です。金額は比較的少額からラインナップされています。また、専門家が複数の領域へ投資をしてくれるため分散投資も可能です。

 

購入時に手数料がかかるのが難点ですが、近年では手数料がごくわずかの商品も増えています。手数料が少なく運用成績のよい商品を選び、長期間コツコツと投資していくとよいでしょう。

つみたてNISA

つみたてNISAは、2018年に開始された制度です。特徴は以下のとおりです。

 

  • 年間40万円まで投資可能
  • 投資期間は最長20年
  • 購入商品は投資信託がメイン
  • 運用益が非課税で受け取れる

 

つみたてNISAは投資額の上限や投資期間が定められており、購入商品も少ないです。しかし、運用益を非課税で受け取れるという大きなメリットがあります。通常、株式で得た利益には税金がかかりますが、つみたてNISAは非課税で利益を得られます。このため多くの人が最初に行う投資として人気を集めています。

iDeCo

iDeCoは、自分で積み立てるタイプの年金商品で、税制優遇に優れた商品です。

 

掛金は全て税控除の対象となり、納税額を減らすことができます。また、iDeCoで運用したお金は60歳以降に受け取りが可能になりますが、条件を満たせば受け取りの際も税金がかかりません。つみたてNISA同様に運用益も非課税のため、税金の支出を大きく減らすことが可能です。

 

60歳まで引き出せない、掛金の最低額が5,000円からとやや高いのが難点ですが、税制優遇メリットが大きいためつみたてNISA同様人気の商品となっています。

http://research-online.jp/all/save/15313/

http://research-online.jp/all/save/649/

http://research-online.jp/all/economy/15006/

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まとめ

ここまで、投資をしない人の心理と投資を始めやすい商品について解説しました。リスクにしっかりと備えれば投資への恐怖感は減ります。十分に知識をつけることも大切ですが、まずは一歩踏み出してみるのもよいかもしれません。

 

リサーチオンラインでは、つみたてNISAやiDeCoのシミュレーターを提供しています。いくつかの質問に答えるだけで、簡単に運用効果の目安を知ることができます。これから投資を始めたいと考えている方は、ぜひシミュレーターをご活用ください。

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