すごく気になる、年代別の平均貯金額と貯金のコツを紹介!

職場でお金の話はしにくいため、なかなか周囲の貯金額を知る機会はありません。しかし、「周囲の人は一体いくら貯金があるのだろう?」と気になりますよね。

 

この記事では、年代別の平均貯金額を紹介し、さらに貯金のコツを解説します。自分の貯金額は平均より多いのか少ないのか知りたい方や、貯金のコツを知りたい方はぜひ参考にしてみてください。

20代の平均貯金額

金融広報中央委員会が発表している「2021年家計の金融行動に関する世論調査」(※1)によると、20代の金融資産保有額は平均187万円です。

 

単身世帯と二人以上世帯で分けてみると、単身世帯の金融資産保有額は平均179万円、二人以上世帯の金融資産保有額は平均212万円となっています。

 

保有している金融資産の種類ごとの割合は、預貯金のある人は95.3%、積立型保険に加入している人は16.7%、株式を保有している人は18.8%でした。ほとんどの 人が預貯金を持っている一方、株式投資や積立型保険で備えていることが分かります。

 

この結果を見ると、預貯金以外にも投資で貯金を増やしている人も多いようです。「貯金しなければと思っても、なかなか貯金にお金を回せない」という人は、積立型保険など毎月決まった金額を天引きしてくれる金融商品を活用するとよいでしょう。

30代の平均貯金額

30代の金融資産保有額の平均は702万円です。20代よりも大幅に増えていることが分かります。

 

30代単身世帯の金融資産保有額は平均606万円、二人以上世帯の金融資産保有額は平均752万円です。ただし、中央値(データを小さい方から並べたちょうど真ん中の値)は、単身世帯56万円、二人以上世帯は238万円となっています。

 

各世帯とも平均値は20代よりも増えていますが、それは貯金の多い人はより大きな資産を持っており、一般的には平均値より少ない貯金額の人が多いということです。

 

各金融商品の保有割合を見てみると、積立型生命保険34.0%や株式の保有29.0%と、20代よりも30代のほうが割合は増えています。将来を見据え、貯金や資産運用を始める人が増えることが分かります。

 

30代で貯金を増やすには、20代で貯めた貯金を使って、資産運用を始めるのがおすすめです。実際に、30代で預貯金以外の金融商品を保有している人の割合は、72.7%でした。

40代の平均貯金額

40代の金融資産保有額は平均891万円です。単身世帯は平均818万円、二人以上世帯は平均916万円でした。

 

中央値は単身世帯92万円、二人以上世帯は300万円となっており、単身世帯と二人以上世帯の幅が広がっています。二人以上世帯は家族のために資産を残そうという考えが強く働き、貯金額が多いのかもしれません。

 

30代で預貯金している人の割合は96.0%でしたが、40代になると預貯金している人の割合が96.4%に増えています。さらに、積立型保険33.5%、株式26.0%と他の金融商品の保有割合は減少傾向にあります。

 

これは、40代になると子どもの大学費用や住宅ローンの返済、車の買い替えなどが重なるケースも多く、すぐに現金化できる預貯金の割合が増えているからではないでしょうか。

 

40代からは、老後に向けて資産を増やしていく必要があります。老後にいくら必要なのかを確認し、目標額を貯めるために先取り貯金や労働期間の延長などを検討しましょう。

 

また、住宅ローンの繰上げ返済で先々の負担を軽減する方法もあります。

50代以上の平均貯金額

50代以上の金融資産保有額の平均を以下の表にまとめました。

年代 50代 60代 70代以上
総合 1,305万円 2,265万円 2,069万円
単身世帯 1,067万円 1,860万円 1,786万円
二人以上世帯 1,386万円 2,427万円 2,209万円

参照:金融広報中央委員会の「2021年家計の金融行動に関する世論調査」

 

単身世帯も二人以上世帯も、70代以上で金融資産保有額が下がっているのは、退職後給与収入がなくなり、貯金を取り崩して生活しているからと考えられます。

 

50代から貯金するのは難しいイメージはありますが、方法はいくつかあります。例えば、以下の方法です。

 

  • 定期預金
  • 外貨預金
  • 財形貯蓄(一般財形)
  • iDeCo
  • つみたてNISA

iDeCoの加入条件は60歳未満でしたが、2022年5月から65歳までが対象になりました。(※2)

 

コツコツ貯める方法として、iDeCo以外につみたてNISAもあります。つみたてNISAで得られる利益は非課税となるため、通常の方法で投資するより受け取れる金額が大きくなるのが魅力です。

まとめ

この記事では、各年代の平均貯金額を紹介しました。「自分は平均より貯金が多かった」という人もいれば、「平均を下回っていた」という人もいるかもしれません。

 

紹介した平均貯金額を下回っていたとしても、これから貯金すれば周囲の貯金額を上回ることもできます。ここで紹介した貯金のコツを参考にして、資産運用を始めてみましょう。

 

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