中国人が日本の無人島を購入していたけど一般人も島を購入することはできるの?

先日、中国人が日本の無人島を購入したことが話題になりました。

 

無人島を購入するなんて夢のような話だと感じるかもしれませんが、結論からお伝えすると一般の方でも島を購入することができます。不動産を売買するのと同じ要領で、島を買うことは資金さえあれば可能です。

 

どなたでも、無人島というロマン溢れる自分だけの楽園を手に入れることができるなんて、想像がつかない方も多いのではないでしょうか。

 

本記事では、無人島を購入する方法や、購入の際のメリットやデメリット、また必要な資金などにも触れて解説していきます。ぜひ参考にしてご覧ください。

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無人島を購入する方法

日本の無人島は権利の関係で容易に購入できないこともありますが、中には不動産と同じ扱いで市場に出回り、購入可能な島もあります。

 

また、市場に出回っていなくても、購入した島が既にある場合はその島が属している法務局に問い合わせることで、誰が所有している島か知ることが可能です。

 

国の所有物である場合は購入が厳しいですが、個人が所有している場合には交渉次第で売買を行える可能性もあるでしょう。

島購入時の注意点

 

島を購入するには、キャッシュが必須です。島は流動性が低いので、融資などを受けられずローンを組むことができません。

 

よほどの資金がなければ、高価格帯の島を購入するのは難しいでしょう。後述しますが、ライフラインなどの設備が全く整ってない状態の島であれば、比較的手の届く価格で島を購入することも可能です。

島を購入するメリット

一番の島を購入するメリットは、自分だけの城を手に入れられることだと思いますが、相続税の対策にもなることも大きなメリットです。

 

島の規模や大きさにもよりますが、年に多くて10万円程度で、通常は2〜3万円。相続税対策としては、不動産を購入する中で効率的な方法だと言えるでしょう。

島を購入するデメリット

自分だけの楽園を手に入れたはずの無人島ですが、陸から近い島では勝手に人が上陸して、釣りやキャンプなどを始めてしまうことがあります。挙句の果てに、後片付けをせずゴミを放置して帰ってしまうなんてこともあるでしょう。

 

万が一、自分が所有している島で水難事故や火事があった場合には、管理者である自分が責任を問われてしまいます。

 

漁業組合にも協力して貰えば解決できることではありますが、自分自身でも定期的に見回りをするなど管理をする必要があるでしょう。

 

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いくらくらいあれば購入できる?

島の所在地や広さ、地形などに加えて、水道などのライフラインの整備状況により異なりますが、おおよそ2,000万円から5億円で購入することができます。

 

整備状況や砂浜の面積なども価格に影響があり、本島からのアクセスも重要な要素です。全く手の加えられていない島は数千万円で売り出されているものもあります。

 

また、島自体の価格以外にも住むことを考えているのであれば、お伝えしたようなライフライン含め次のような費用がかかることを想定しておきましょう。

水道(井戸の掘削) 〜200万程度
ガス 数万円程度
電気(光熱設備) 50万〜100万程度
橋を建設・設置する費用 200万程度
不動産取得税・固定資産税金 ※島の面積によって異なる
登記費用 10万円程
漁業組合への協力金 年間で10万円程
住宅の建設費用 500万程度

 

本島から近い島であれば、水道を海底ポンプでひく方法もありますが、とても費用がかかるのでおすすめはできません。

 

また、太陽光発電機設備などを整えようとすると、300万程度必要になるので考えている場合は注意が必要です。

 

漁業組合への協力金については、一例をお伝えしました。組合によっては初回100万円以上する場合もあります。

 

住居に関しては、建設会社にお願いする場合、本島よりも人件費や資材運搬費用がかかるのでお伝えした金額よりも高くついてしまうことがあるでしょう。無人島を購入する方は自分で建築をする場合が多いので、500万程度となっています。

 

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購入したらどうやって維持する?

購入後は、インフラ設備などの定期的な点検や管理が必要です。購入したことに満足をして放っておくと、人が住んでいない家が廃れていくように、島も良い状態を保てなくなります。

 

また、毎年固定資産税をしっかり納めることはもちろん、漁業組合への費用も必要です。無人島に勝手に上陸してしまうなどのトラブルから守ることは自分だけだと厳しいので、漁業組合との信頼関係を築き共に島を守る必要があります。

まとめ

島を購入する手順や、必要な資金などを解説しました。

 

全く整備されていない島であれば、お伝えした金額よりも安く購入することもできるでしょう。購入後の手入れを自分で行うのも、楽しみの一つかもしれません。

 

無人島を購入するにはローンが組めないので、キャッシュを用意することが基本です。しかしもう一方で融資を受けて行う不動産の醍醐味としては目先の資金を最小限に抑えレバレッジ効果を効かせる投資手法もあります。

 

融資の受けられない不動産や融資を受けて行う不動産には大きな違いがある為、ご自身の目的には何が合っているのか?等を知りたい方は是非リサーチオンラインにご相談下さい。

 

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