ミャンマーのクーデターでは何が起きた?発生原因と今後の影響は

はじめに

21日、突如として起こったミャンマーのクーデター。
ミャンマー国軍の一方的なやり方に世界は非難していますが、そもそもなぜクーデターが起きてしまったのでしょうか。
また、今後はどうなってしまうのでしょうか。
ミャンマーのクーデターについて解説していきます。
 

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ミャンマーのクーデターでは何が起きたの?


世界を騒がせているミャンマーのクーデター。
では、具体的に何が起こったのでしょう。説明します。
 

与党の幹部が相次いで拘束された

ミャンマー国軍は21日早朝、アウンサンスーチー国家顧問(75)やウィン・ミン大統領(69)、与党の幹部を相次いで拘束したと発表しました。
さらに5日には、アウンサンスーチー国家顧問率いる与党・国民民主連盟(NLD)の幹部であるウィンテイン氏(79)の身柄を拘束したことも公表しています。
 
国のトップらを相次いで拘束したミャンマー国軍は、「国家の権力を掌握した」という趣旨の宣言を出しており、約1年に渡る「緊急事態宣言」も発表しています。
 

ミャンマーでクーデターが起きてしまった原因は?


国のトップらが次々と拘束され、開放の兆しすら見えてこないミャンマーのクーデター。
もちろん、世界各国から「やり方が酷すぎる」という非難が殺到しているのが現状です。
 
では、なぜここまで一方的なクーデターが起こってしまったのでしょうか。
その理由を説明します。
 

アウンサンスーチー氏VSミャンマー国軍の対立

ミャンマー国軍がアウンサンスーチー氏やウィンテイン氏などを拘束した理由は、202011月に行われた総選挙における多くの不備や不正疑惑です。
 
そもそもミャンマーでは、「有事には軍の最高司令官が大統領の職務を代行できる」という法律が2008年より施行されていました。
しかし、2010年より民政移管の合意がなされていたので、アウンサンスーチー氏はこの法律を改正しようとしたのです。
法律を改正するためには、「議会の4分の3以上の賛成が必要」「4分の1の議席は軍人であること」が必須条件なので、アウンサンスーチー氏が打診していた法改正は極めて難しいものといわれていました。
 
しかし、202011月に行われた総選挙で、アウンサンスーチー氏率いる与党が、全476の議席のうち約80%に当たる396議席を獲得し、圧勝したのです。
これに待ったをかけたのが、ミャンマー国軍というわけ。
 
ミャンマー国軍は、この選挙には多くの不備や不正があったとして、「もし不正が正されない場合は行動を起こす」と発表していたのです。
その「行動」こそ、今回のクーデターだったわけですね。
 

ミャンマー国軍はアウンサンスーチー氏の権力強化を恐れていた

クーデターが起きた21日は、総選挙後、初の議会が開幕する特別な日でした。
ミャンマー国軍は、選挙で圧勝したアウンサンスーチー氏の権力がさらに強化されることを恐れ、この日にクーデターを行ったとされています。
 
とはいえ、一方的な拘束に理解を示す国民は少なく、さらに世界各国からも非難されているのが現状です。
 

ミャンマーは今後どうなる?


クーデター終了の兆しが見えないミャンマーですが、いったい今後どうなるのでしょうか。具体的に説明します。
 

国際的なパートナーが消滅するリスクがある

ミャンマー国軍が発表している通り、約1年間の緊急事態宣言(ミャンマー国軍が権力を握ること)になれば、当然のことながら国際的なパートナーが消滅してしまう恐れがあります。
 
ミャンマーは、長いこと国際社会から疎外された「パーリア国家」でした。
やっとの思いでパーリア国家から解放されたわけですが、今回のクーデターが長引けば長引くだけ、過去の黒歴史を繰り返すことになってしまうでしょう。
 

国民からの反発が強くなる

多くの国民は、軍事政権よりも民主政権を望んでいるはずです。
だからこそ、今行われているミャンマー国軍による軍事政権が長引けば、国民からの反発もより強まっていくでしょう。
 
善悪色々いわれているアウンサンスーチー氏ですが、国民からしてみたら、軍事政権だったミャンマーを民事政権に立て直してくれる立役者なわけです。
応援したくなる気持ちもわかりますよね。
だからこそ、多くの国民がミャンマー国軍に立ち向かう大規模な抗議活動が始まる懸念もあります。
 

ミャンマーのクーデターは危険がいっぱい。今後の動向に注目しよう!

ミャンマーのクーデターは、国のさらなる進化を求める側と現状維持を望む側の対立ということが分かりました。
このままの状態が約1年も続けば、パーリア国家に逆戻りという大きなリスクがあります。
このクーデターは、どのように終息するのでしょうか。今後の動向に注目です。

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