女性必見!女性の働きやすさは昔と比べてどれくらい変わったの?

女性の皆さん、昔と比べて働きやすくなりましたか?それとも働きにくくなりましたか?2022年4月に「女性活躍推進法」が制定され、(※1)女性が活躍できる機会も増えてきました。しかし、法整備が進んだとはいえ職場環境に不満を抱える方もいらっしゃるでしょう。

 

女性の働きやすさには、昔と今で変化があるのでしょうか。また、どういった職場環境だと「働きやすい」と感じるでしょうか。今回は、「女性の働きやすさ」について解説します。再就職・転職を考えている方や人事・総務を担当する企業の方はぜひお役立てください。

10年前との比較

女性の働きやすさは、昔も今もあまり変わっていません。

 

世界経済フォーラムが発表するジェンダーギャップ指数を見てみると、日本は2011年が指数の値が0.651で世界第98位、2021年は指数の値が0.656で世界第120位となっています。日本の順位は先進国の中でも低く、近年では中国や韓国などアジア諸国を下回っています。(※2)

 

また、賃金格差も依然として埋まりません。男性のフルタイム労働賃金の中央値を100とした場合の女性のフルタイム労働賃金の中央値は、2011年が72.1、2021年が77.5となっています。男性の3割減の賃金という実態は変わらないままです。(※3)

 

一方で、女性就業率は10年前と比べて上昇しています。2011年が42.0%だったのに対し、2021年は44.6%と上昇しており、人数にすると280万人が就業したという結果になっています。働く機会や働くための受け皿が増えてきており、女性が活躍する場は拡大しているといえるでしょう。(※4)

 

10年前も現在も、女性が働きやすい環境づくりには課題が山積しています。

「女性の働きやすさ」につながる5つのポイント

女性が働きやすい職場とはどういったものでしょうか。具体的なポイント5つについて解説します。

女性の管理職がいる

1つ目は女性管理職の在籍です。

 

女性管理職がいれば、仕事と家庭の両立に理解を示してくれることが増えるでしょう。体調や出産・育児の相談などもしやすくなり、自分が歩みたいキャリアに合わせて働き方を決めることができます。

 

キャリアアップを目指す方にとっては、女性管理職がロールモデルになります。上司が身近な目標となってくれるので、出産後のキャリアを描きやすくなるでしょう。

有給が取りやすい

2つ目は有給の取りやすさです。

 

育児や介護等で休暇が必要な場合にすぐ業務調整ができる職場であれば、安心して有給を取得できます。生理休暇のような女性に配慮した制度が定められていれば、女性の働き方に理解ある職場といえるでしょう。

 

職場によっては長期休暇の取得や積極的な有給取得を促してくれるところもあります。社員全員が平等に有給を取れる雰囲気があるかどうかがポイントです。

支援制度が充実している

3つ目は支援制度の充実です。

 

産休・育休・介護休暇制度などの有無で、働きやすさは変わります。過去に実績があれば取得もしやすく職場の理解も得やすいでしょう。また、育児経験や育休取得歴のある社員の在籍も重要ポイントです。

 

テレワークやフレックスタイムなど、仕事の仕方を選択できるかどうかも働きやすさに関わります。実情に合わせて柔軟に対応してくれる企業は、働きやすい会社といえるでしょう。

ハラスメントがない

4つ目はハラスメントがないことです。

 

セクハラ・パワハラに加え、近年は「マタハラ」も問題となっています。マタハラはマタニティハラスメントの略語で、妊娠・出産・育児に関して不快な思いをさせられることです。

 

ハラスメントが起きる職場は、女性の働き方を理解できていない可能性が高いです。法整備が進み、ハラスメントに対しては適切な措置をとることが求められるようになりました。職場全体でハラスメントに対して共通の認識を持つことが重要です。

 

ハラスメントが起きた場合に即座に適切な対応をとってくれる職場は、女性にとっても働きやすい環境といえるでしょう。

残業が少ない

5つ目は残業が少ないことです。

 

ワークライフバランスの充実が求められる現代では、残業が少ない職場は働きやすい環境といえるでしょう。プライベートや家族との時間を増やせるため、公私ともに充実できます。

 

残業が恒常化すると、職場の雰囲気が悪くなりストレスの原因となります。残業が稀なものとなるよう、普段から効率的に業務を進められる体制作りが重要です。

まとめ

ここまで、昔と今の女性の働きやすさの比較、働きやすい職場の特徴について解説しました。女性が働きやすい職場環境づくりには、解決すべき課題が多く残っています。誰もが働きやすい職場を目指すために、ぜひ5つのポイントを重視してみてください。

 

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