インデックス投資とは、市場全体の動きを表す指数に連動する成果を目指す投資方法です。インデックス投資は、元本保証がなかったり、運用コストがかかったりするデメリットがありますが、手間がかからず初心者でも始めやすい投資手法です。
この記事では、インデックス投資で億り人になれるのか、インデックス投資のメリットとデメリットや注意点、始め方をご説明します。
全世界か、アメリカか?インデックスファンドのおすすめは?こちらから。
http://research-online.jp/asset/1427/
この記事の目次
インデックス投資の魅力
インデックス投資の最大の魅力は、初心者でも始めやすいことです。インデックス投資がなぜ初心者が始めやすいかというと、手間がかからないからです。たとえば株式投資を始めるとするならば、財務諸表などを読みそれぞれの銘柄を分析をしなければなりません。
しかし、インデックス投資は個々の銘柄を分析する必要がないため、初心者には取引しやすい投資手法だといえます。
インデックス投資の始め方
インデックス投資の始め方の流れは、以下の3ステップです。
- 証券口座を開設
- アセットアロケーションを設定する
- ファンドを購入する
証券口座を開設する時は、手数料が安い証券口座を選びましょう。後に述べますが、証券口座によって、取引手数料は異なります。
アセットアロケーションとは、どの金融商品をどのくらいの割合で投資するのかを設定することです。株式や不動産、債券などさまざまな金融商品があります。
ファンドを選択する時も注意点があります。同じ指数に連動するファンドが存在する場合は、信託報酬という手数料が安いファンドを選ぶ事が大事です。運用コストをできる限り下げることで、より多くの利益を獲得できます。
インデックス投資のメリット
インデックス投資のメリットは、以下の3点です。
- 手間がかからない
- 少額からの取引が可能
- リスクの分散が可能
手間がかからない
インデックス投資は株式投資と比べると手間がかかりません。通常の株式投資をおこなう場合、各銘柄がどのような状態であるのか調査し、今後を予測しなければいけませんが、インデックス投資はファンドごとにあらかじめ投資する対象が決まっています。銘柄の分析を省略できるため、手間がかからないのです。
少額から取引が可能
現物株(現在市場に存在する株)を保有する場合は、100株単位で購入する必要があります。そのため、株式投資は最低金額が数万円や数十万円からの投資となり、初心者には敷居が高い金融商品です。しかし、インデックス投資は数百円で投資を始められます。
リスクの分散が可能
アセットアロケーションという言葉もあるとおり、投資は分散することが重要です。株式投資で分散投資をおこなう場合、複数の銘柄を分析し投資する必要があります。
しかし、インデックス投資はさまざまな銘柄が初めから組み合わされているため、リスクを分散させることが可能です。
インデックス投資のデメリット
インデックス投資のデメリットは、以下の3点です。
- 短期間では大きな利益が得られない可能性が高い
- 運用コストがかかる
- 元本保証がない
短期間では大きな利益が得られない可能性が高い
インデックス投資では短期間で大きな利益を得られる可能性が低くなっています。理由はインデックス投資の目標にあります。インデックス投資は市場全体の値動きに連動する運用成果を目指しています。つまり、市場全体の値動きの平均点を取ることが目標です。
そして、インデックスファンドの平均利回りは3〜5%(※1)といわれています。インデックス投資で億り人になるには、想定利回り4%で10年運用する場合、元手は6,800万円ほど必要です。(※2)
したがって、負ける時は少ないが、勝つ時も少ないという結果になることが多いです。
運用コストがかかる
インデックス投資をおこなうと、少なくとも0.1%ほどの信託報酬という手数料を取られます。ファンドを選ぶ際には、信託報酬よりもリターンが大きくなるファンドを選択する必要があります。
インデックス投資は株式投資よりも手間がかかりませんが、ファンドを選ぶ必要があります。
元本保証がない
元本保証とは、運用期間すべてにおいて、投資に充てた資金より低くならないことを保証することです。インデックス投資も当てはまりますが、銀行預金以外の多くの金融商品は元本保証がありません。
インデックス投資も、必ず利益が発生するわけではないため、注意が必要です。
インデックス投資の注意点
インデックス投資の注意点は、以下の3点です。
- 証券会社ごとに取り扱う商品と手数料が異なる
- 純資産残高を確認する
- 暴落してもあわてない
証券会社ごとに取り扱う商品と手数料が異なる
証券会社ごとに取り扱う商品と手数料が異なります。たとえ同じインデックスファンドが異なる証券会社で取引されていても、組み込まれている商品と信託報酬は異なります。証券会社ごとに比較して、ファンドを選択することが重要です。
純資産残高を確認する
純資産総額とは、組み込まれている資産の時価総額のことです。純資産残高は、ファンドがどのくらい大きいのかを表します。つまり純資産残高が大きかったり、増えていたりすると、人気の高いファンドだとわかります。
暴落してもあわてない
株式投資と比べ、リスクの低いインデックス投資をおこなっていても暴落することがあります。暴落した際に重要なことはあわてないことです。これ以上損をしたくないとあわててすぐに商品を手放してしまうと、かえって損をしてしまうケースもあります。暴落してもあわてずに情報収集をおこないましょう。
株取引ごとの手数料が安い証券会社ランキング!特徴も比較しました。こちらから。
http://research-online.jp/asset/3407/
まとめ
インデックス投資とは、市場全体の動きを表す指数に連動する成果を目指す投資方法です。インデックス投資は、元本保証がなかったり、運用コストがかかったりするデメリットがありますが、手間がかからず初心者でも始めやすい投資手法です。
平均利回りが3〜5%といわれるインデックス投資で億り人になろうとする場合、想定利回り4%で10年運用する場合、元手は6,800万円ほど必要になります。
インデックス投資を始めるには、まず証券口座を開設しましょう。