この記事の目次
はじめに
30代の自動車保険は意外と高く、家計への負担を考えて見直しを検討している方もいるでしょう。
自動車保険はあらゆる種類があり、取り扱う保険会社もとても増えていますよね。
保険会社の知名度だけで選ぶのは少し危険。30代になると結婚や出産など、ライフイベントも色々と起こる年代です。
本当に自分にとって必要な条件をきちんと見極めて、細かく自動車保険を設定することが大切。
そこで30代の自動車保険で迷っている方に向けて、お役に立ててもらえるよう選び方のコツなどの大切なポイントをご解説しましょう。
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自動車保険を決める際の3つのポイント
30代で初めて自動車保険を選ぶ方や、保険料の見直しでプランを変える方など様々です。
そこでまず知っておきたいのは、自動車保険を決める際に知っておきたい3つの基礎ポイントになります。
補償金額と補償内容について
車を運転する方ならすでにご存知かもしれませんが、自動車保険は加入義務のある自賠責保険以外に、自由に加入する任意保険があります。
任意保険は自分の好みで補償金額や内容を設定でき、あらゆる保険商品があるため、高い保険料で困っている人も少なくないはず。
自動車保険を大きく分けると、賠償責任保険・車両保険・傷害保険の3つがあります。
さらに細分化すると7種の保険と特約で、自分に必要な補償を組み合わせていきます。
補償の中でも大切なのは「対人・対物賠償責任保険」。
万が一のことを考えると、高額に及ぶ賠償責任が生じる部分なので、無制限で設定することが基本です。
この設定をたとえば1億円や5,000万円で低く設定しても、保険料の違いはわずか数百円~数千円程度なので、コストと補償内容を考えると無制限が無難といえます。
他の補償内容に関しては、人身傷害補償保険の死亡保険金は3,000~5,000万円。
車両保険は年式が古いと付加できないケースもありますので、車両価格に応じて検討しましょう。
通販型と対面型について
30代の自動車保険を考える際に、どのように加入するかも保険料を安くするために考えたいポイントです。
かつては保険代理店で対面申し込みすることがほとんどでしたが、最近はダイレクト型と呼ばれる通販型が低コストで、手続きも簡単なので人気。
それぞれのメリットとデメリットですが、対面型は保険のプロから丁寧にアドバイスを受けて補償内容などを決められることや、手続きは担当者が代行してくれることがメリットです。
しかし人件費を考慮すると、どうしても通販型よりも保険料が高くなる傾向があります。
また担当者によっては、経験が浅く必要な情報が入手できない場合もあるので、そういう点はデメリットになるかもしれません。
では今人気がある通販型の自動車保険ですが、メリットはなんといっても保険料の安さ。
また加入受付の手続きはネットでできるので、店舗に予約を入れてわざわざ出向く手間がありません。
デメリットは、補償内容を自分でリサーチしておかなければならないことや、特殊な補償内容は加入できない場合もあるところ。
どちらも魅力はありますが、家族で長い間お世話になっている担当者がいるなら対面式、保険料にこだわるなら通販型がよいでしょう。
割引制度や特約について
自動車保険には、弁護士費用補償特約・ファミリーバイク特約・個人賠償責任特約の3つの特約があります。
この中で大切なのは、万が一の際に必要になる弁護士費用補償特約で、できれば付加したほうが安心。
しかしすでに加入している火災保険などにも付帯されている可能性があるので、重複しないようまずは確認しておきましょう。
個人賠償責任特約は自動車事故以外で、他人に傷を負わせてしまった、または他人の財物に損害を与えた場合の費用をカバーする特約。
リスクは少ないかもしれませんが、この補償も他の損害保険ですでに付帯されているかもしれませんので、きちんと確認する必要があります。
ファミリーバイク特約は、バイクに乗らない人には不要といえるでしょう。
これらの特約をプラスすると保険料は高くなりますので、必要最低限で考えるのも30代の自動車保険選びで必要なポイントです。
30代の自動車保険を安くするコツ
30代の自動車保険は、補償内容と保険料のバランスを考え、保険料を安くするならあまり補償範囲を広げないことが必要です。
保険料は加入者の年齢、性別、運転者の範囲や事故歴、走行距離なども関係するので、ひとつひとつ考えて判断しましょう。
では30代の自動車保険料を安くするコツをご説明しますね。
30代が選ぶ補償内容の傾向
年代に関係なく自動車保険を選ぶ際に、ほとんどの人は保険料をできるだけ安くしたいと考えているようです。
自動車保険の相場は、30代で年間7万円前後。
保険料をまず優先して、そこから補償内容をできるだけ充実させるという選び方をしている方が多いといえます。
補償内容の人身傷害保険はほぼ100%、人身車内外の補償、車両保険、ロードアシスタンスなどは8割以上の方が選んでいます。
確認したい2つのこと
30代の自動車保険を選ぶ際に、まず確認したいことが2つあります。
まず配偶者や同居親族で、中断証明書を発行している方がいないかどうか。
自動車保険は1~20までのノンフリート等級で、割引や割増をされる制度があります。
過去に廃車や譲渡をして自動車保険を解約した場合、中断証明書の手続きがしてあると、以前のノンフリート等級を引き継ぐことが可能です。
もうひとつは、配偶者や同居親族が11等級以上の契約をしている場合、2台目の車両は7等級から自動車保険の契約ができるようになります。
このように割引されるケースは所定の条件があり、通販型では扱っていないこともあるので事前にご確認ください。
運転者を限定しよう
自動車保険は車や運転者の条件で、保険料を安くすることができます。
運転するのが自分だけと限定すると、保険プランによっては最大8%ほど割引が可能になる場合も。
運転者を夫婦だけに限定すると7%ほど割引され、家族限定にすると1%ほど保険料を抑えることができますので、運転者の範囲を限定しておくのもコツです。
30代はゴールド免許で保険料を安くしよう
20代から30代になると、ゴールドに変わっている方が多くなるといわれています。
自動車免許保有者の半分がゴールド免許ともいわれているように、自動車保険に加入する際はゴールドを活用して割引してもらう点も大切です。
保険プランによっては運転者がゴールド免許なら、20%ほど割引されるケースもあります。
ブルー免許証の人は、ゴールドに更新する期間内で保険を始めると、免許証更新日に関係なくゴールド免許の割引適用が可能になるので、タイミングについても考慮したいですね。
事故のカバー範囲
車両保険で車が傷ついた時の補償範囲を狭くすることで、保険料を安くできます。
たとえば電柱に車をぶつける単独事故や、自転車との接触などを補償から外すエコノミー型にすると、保険料は安くなります。
また免責金額で、自己負担額を大きくすることで保険料は安くなりますので、保険を使う際の負担も考慮してみましょう。
事故対応とロードサービスの充実度をチェック
どれがよいか迷った時の最終比較ポイントは、保険会社の事故対応やロードサービスの充実度になります。
万が一に必要になるサービスで、無料で付帯されているロードサービスもたくさんあるでしょう。
事故対応も迅速でスピーディであること。万が一の事態を想定して、どちらも必要なレベルで納得のいく内容が安心ですね。
レッカーサービス
各保険会社のレッカーサービスには、無料で対応可能な範囲が決まっています。
けん引に発生する金額で限度額が定められている場合もあれば、レッカーの走行距離で定められている場合もあります。
無料対応可能なレッカーの走行距離には、保険により大きな開きがあります。
たとえば、15kmのところもあれば、100kmのところもあるのです。
遠出することの多い方は、よく注意するようにしましょう。
車両トラブル
落輪、バッテリー上がり、パンク時のスペアタイヤ交換、キー閉じ込みにはほとんどの保険会社が対応しています。
ただし、ガス欠に関しては10ℓ無料とする保険会社も、有料とする保険会社もあります。
宿泊・帰宅費用
搭乗者全員分をカバーしているか、また、1泊分の宿泊費を補完してもらえるのかそれとも一律料金で支払われるのか、確認が必要です。
一切、宿泊・帰宅費用が支払われない自動車保険も少なくありません。
車両搬送費用に関しても、限度額が設定されているものと無制限のものとがあります。
まとめ
30代の自動車保険選びは家族の人数、ライフスタイル、車の使用目的など色々な条件により保険料が変わります。
保険会社に相談したり、ネットで資料を請求してみたり、まずは情報収集から始めてみませんか。