万が一の場合に備え、貯金は計画的に行いたいものです。
とはいえ、銀行の金利は非常に低く、貯めるだけでなく増やす動きもしていきたいと考える方は少なくないでしょう。(※1)
実際に貯金と投資を考えた場合、自分の手取り収入であれば平均がどの程度なのかは気になるところです。
今回は給料における貯蓄と投資のベストな割合や、おすすめの投資方法についてお話しします。貯蓄や投資でお悩みの方は必見です。
この記事の目次
給料別貯投資額
給料における貯蓄と投資の割合を考えたとき、年代別の平均や割合を参考にしたくなりますが参考になる場合は少ないです。
理由としては、平均値は収入や投資額が多い方々に引き上げられる傾向が強いためです。
預貯金と投資金額の平均や中央値とは
とはいえ、平均値を知っておくことは一種の目安になります。
2人以上世帯と独身世帯でそれぞれ年代別の預貯金と投資金額の平均値と預貯金と投資金額の合計中央値を表にしました。(※2)
年代別2人以上世帯の預貯金と投資金額の平均値と合計中央値
預貯金平均値
(万円) |
投資金額平均値
(万円) |
預貯金と投資金額の合計中央値(万円) | |
全体 | 670 | 893 | 450 |
20代 | 103 | 109 | 63 |
30代 | 380 | 372 | 238 |
40代 | 406 | 510 | 300 |
50代 | 577 | 809 | 400 |
60代 | 997 | 1,430 | 810 |
70代 | 959 | 1,250 | 1,000 |
預貯金平均値
(万円) |
投資金額平均値
(万円) |
預貯金と投資金額の合計中央値
(万円) |
|
全体 | 442 | 620 | 100 |
20代 | 85 | 94 | 20 |
30代 | 400 | 206 | 56 |
40代 | 300 | 518 | 92 |
50代 | 486 | 581 | 130 |
60代 | 716 | 1,142 | 460 |
70代 | 675 | 1,111 | 800 |
年代別の統計はあくまでも年代別であり、年収とは別物になっています。
そのため、年収の相場帯で考えた場合、預貯金の額や投資金額の値は変化するのです。
中央値に届いていなくても気にする必要はありません。
預貯金と投資の割合の決め方のポイントとは
平均値と中央値が分かると次は自分にとっての適切な貯蓄と投資額の適切な割合が知りたくなると思います。
貯金と投資の割合を決める場合には以下のポイントを意識することがおすすめです。
- 生活を維持できるだけの資金を確保する
- 近い将来に必要となるであろう資金を確保する
- それ以外の余力となる部分で投資をする
それぞれについて説明していきます。
生活を維持できるだけの資金を確保する
急な病気やケガ、不慮の事故などのアクシデントによって働くことが難しくなった場合でも数ヶ月程度生活を維持できるだけの資金は確保しておきましょう。
貯金の目安としては、生活費の3~6ヶ月分をおすすめしています。
近い将来に必要となるであろう資金を確保する
生活を維持できるだけの資金とは別に趣味や娯楽、ライフステージの変化などに備えての資金を確保しておくことも重要です。
必要となる資金の額は個々人で異なるため、事前に調べ計画を立てて実行に移すようにしましょう。
生活を維持できるだけの資金と近い将来に必要となるであろう資金を確保できた後に、余剰として使用可能な資金が生じれば、その資金を投資に回すようにしましょう。
資産運用のコツとおすすめ方法3選!
資産運用は生活を維持できるだけの資金と近い将来に必要となるであろう資金を確保できた後の余剰分で実行がおすすめとお話ししました。
ここでは、資産運用のコツや注意点とおすすめの投資方法を3つ紹介します。
失敗したくない!資産運用のコツ3選
資産運用で失敗しないためのコツを3つ紹介します。
投資を始める時は少額から!
投資にはリスクがつきものなため、資金を喪失しないためにも少額から始めるようにしましょう。
少額で始め、徐々にコツを掴み、徐々に投資金額を増やしていくことがおすすめです。
投資先や手段は1つに限定しない!
投資先・手段を1つに限定してしまうとリスクが非常に大きくなってしまいます。
目的はあくまでも投資であり、余剰資金を増やすことですので可能な限りリスクを避ける選択肢を選ぶようにしましょう。
細かいことは気にせず引きずらない!
投資で重要なことは長期的な視点・視野を持つことです。
資産運用は将来の資産形成を目指し実施するため、目先の利益に左右されず長期的に考えることが重要となります。
おすすめの資産運用方法3選!
初心者の方でも比較的始めやすい資産運用方法を3つ紹介します。
投資信託
投資信託とは、投資をする人たちから資金を集め、運用のプロが代わりに投資・運用をしてくれるものです。
運用に関しては全てプロが代わりに行ってくれるため、投資に関する知識がない方や気軽に資産運用をしてみたいと思っている方にはおすすめの方法になります。
つみたてNISA
つみたてNISAとは、国が少額で積立投資をする人を支援するために定めている制度です。
投資可能期間は現状2042年まで、年間40万円までの利益が20年間非課税となります。
つみたてNISAは月100円から始められ、販売手数料もかからないため非常に始めやすくなっています。
ロボアドバイザー
ロボアドバイザーとは、投資家に代わってITテクノロジーを使い自動で資産運用してくれるサービスです。
投資信託と似ているのですが、投資信託は投資先を自分で考えて決める必要があるのに対し、ロボアドバイザーの場合はAIが投資先まで決めてくれるのでより手軽さが増します。
http://research-online.jp/all/asset/15698/
http://research-online.jp/all/asset/15572/
http://research-online.jp/all/asset/15327/
まとめ
給料における貯蓄と投資の割合や資産運用のポイント、おすすめの資産運用の方法についてお話ししました。
資産運用は生活を圧迫しない余剰資産で始めることがおすすめです。
また、少額から少しずつ進めるようにすることでリスクを減らすこともできます。
リサーチオンラインでは、投資や資産運用の相談を受け付けています。資産運用等について悩んでいる方は、お気軽にご連絡ください。