本当に理解してる?不動産の種類と基本!

資産運用の1つとして、不動産投資に興味を持っている人は少なくありません。ミドルリスク・ミドルリターンの投資として注目を集めています。

不動産投資にはさまざまな種類があるため、迷っている人もいるのではないでしょうか。本記事では、不動産投資の中でも人気の高い5種類について解説します。選び方についても触れますので、どれを選べばよいか迷っている方は参考にしてください。

不動産投資の種類

不動産投資にはさまざまな種類があり、内容はそれぞれ異なります。人気の高いものを5つ解説します。不動産投資を始める前に、各投資の特徴を把握しておきましょう。

区分マンション

1部屋単位でマンションを所有し、他の人に貸し出すことで賃貸料を得る投資方法です。

ローンを利用することで、少額から始められる点がメリットです。また、ローン契約時に団体信用生命保険に加入するため生命保険の代わりになります。さらに、マンションの管理を管理会社に委託した場合、手間がかからないため、会社員にも人気の高い投資方法です。

一方で、1部屋しか所有していない場合、空き室リスクが高くなる点は把握しておきましょう。また、「一棟アパート・マンション投資」と比較すると修繕やリフォームの自由度は低くなります。

空き室リスクを減らすためには、複数の区分マンションを所有する、人気エリアの物件を所有する、といった工夫が必要です。

一棟アパート・マンション

一棟単位でアパートやマンションを所有し、1部屋ずつ他の人に貸し出します。

多くの部屋を所有するため空き室リスクが下がります。区分マンション投資と比較した場合、家賃収入は増えるでしょう。一棟すべての所有権を持つため、オーナーとして修繕やリフォームを行えます。

ただし、「区分マンション投資」と比較した場合、多くの投資額が必要です。また、複数の部屋を所有するため、入退室や家賃回収などの手間は増加します。管理の手間を抑えたい場合は、管理会社に委託するとよいでしょう。

戸建て

戸建て住宅を所有し、他の人に貸し出します。

区分マンションと比較した場合、戸建ての方が長期間住む可能性が高い点はメリットです。また、土地ごと所有するため、建物を解体した後も土地活用が可能になります。

購入にあたり多くの情報が必要となる点はデメリットといえるでしょう。

戸建てはマンションと比較した場合、郊外や地方にあることが多い物件です。そのため、購入前にその土地の周囲の情報について、詳しく把握しておかなければなりません。

商用ビル

商用ビルを所有し、事業者に貸し出します。

個人ではなく、事業者に貸し出せる点はメリットといえるでしょう。また、多くの場合オフィスや店舗の移転を頻繁に行うことはありません。そのため、長期間の安定収入が期待できます。

多くの投資額が必要となる点はデメリットです。また、今後在宅勤務の流れが加速した場合、オフィス需要に変化が生じる可能性があります。社会動向の把握が欠かせません。

民泊

物件を所有し、観光客などに宿泊施設として貸し出す運用方法です。

宿泊施設として貸し出すため、一般物件より利回りの高い点がメリットです。

一方で、宿泊客によるさまざまなトラブルに備えておかなければなりません。また、観光需要の変動に応じ収入も変動しやすい点はデメリットといえるでしょう。

駐車場

土地を駐車場として整備し、運用する方法です。

建物を立てなくてよいため、初期費用の安くすみます。また、住宅と比較した場合、管理の手間が抑えられます。売却しやすい点もメリットといえるでしょう。

一方、エリア選びを間違えると稼働率が上がらず、収入を得られない可能性があります。駐車場需要の高いエリアを選択しなければなりません。また、住宅用地と異なり、税金の負担が多くなる点もデメリットといえます。

不動産投資の選び方

自分に適した投資を選ぶためには、「何のために不動産投資を行うか」という目的をはっきりさせておくことが大切です。目的に応じた投資先を選択しましょう。

収入を増やす

「給与以外の収入源を持ちたい」「毎月の収入を増やして生活を豊かにしたい」などの目的で、不動産投資を始める人は少なくありません。

毎月の収入を増やしたい場合は、できるだけ利回りが大きな投資方法を選択しましょう。

年金としての備え

「老後の資金として備えたい」「私的年金として利用したい」このような目的で不動産投資を始めたい人もいるでしょう。

老後の資金や年金の足しとして不動産投資を始める場合は、長期目線での取り組みが必要となります。長期にわたり需要が見込めるエリアで物件を選ぶとよいでしょう。資産価値が下がりにくい物件に絞って探すことも大切になります。

相続税対策

現金での相続よりも節税できることが少なくないため、相続税対策として不動産投資を考える人もいるでしょう。

その場合は、物件選びだけでなく、相続人が不動産投資を継続したいかどうか確認しておくこともポイントの1つです。相続人が賃貸事業を続けない場合は、売却しやすい物件を選定しましょう。

まとめ

不動産投資にはさまざまな種類があり、投資額や利回りに大きな幅があります。不動産投資を行う際は、それぞれのメリットやデメリットを確認しておきましょう。

自分に合った投資先を見つけるためには、投資に対する目的を明確にしておくことが大切です。投資目的を明確にしたうえで、それに沿った投資先を選択しましょう。

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